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出産Report ③出産〜後産

またいつの間にか生後3ヶ月手前。子供のお世話してるだけの日々なのに、何故こんなにも時が経つのが早いのか。。。予想以上に身体も気持ちもダメージを喰らった出産前後の記録をUPします。

陣痛
出産が進むよう妊婦健診の時の内診で刺激された翌日。その日の夜もYouTubeで陣痛〜出産までの流れをイメージしてました。無痛分娩にするかどうかも、ネットの情報や体験談を見ながら悩んでました。

ふと気がつくと生理痛のようなシクシクした痛みが。偶に痛んできてることに気づいて、陣痛カウンターで間隔をチェック。不定期で短くなったり、長くなったり。初産なので感覚が分からず、とりあえず夜が明けるのを待つことに。寝た方がいいという知識はあったけど、時間の間隔が気になり中々寝られず…。

次の日の朝に産院連絡して取り敢えず受診することに。しかし、陣痛は来てるけど子宮口は未だ2cm。「未だ時間かかるよー」と言われたので一度帰ることに。家で不定期に来る痛みに耐えつつ、YouTubeで見よう見まねソフロロジー呼吸法で逃しつつ一晩を過ごしました。また余り寝られず。

再度、夜が明けて痛みが強くなる。でも時間の間隔は不定期。前日のことがあったので、午前中いっぱい我慢して再受診。結局、子宮口4cmになっていて入院決定しました。

入院
入院の手続きした後は直ぐにLDR室に通されました。隣の部屋のお産でバタバタしてるようで中々構って貰えず。無痛分娩処置をしようか悩んでいることを看護師さんに伝えると、「今すぐ麻酔しないと後で希望しても対応できないよー」と言われ、怖気付いて結局その場で無痛分娩に決定

その後、陣痛に耐えつつ荷物整理しながら部屋を動き回っていると、突然バシャッと勢いよく破水。どうしたらいいか分からず慌ててナースコール。ベッドに寝かされてバタバタと無痛の麻酔処置して貰いました。

麻酔が効いてくると痛みが遠のいて少し楽に。でも緊張で中々気持ちが落ち着かず。背中の管が気になり、ご飯も余り食べられない。とにかく呼吸意識して横になり続けて、子宮口が開くのを待ちました。偶に音楽を聞いたり、持ってきた栄養食を食べたり。NSTが見えない位置にあるので、定期的に携帯カメラで写真を撮って波を確認してました。

出産
夜には産まれると言われていたものの中々陣痛が進まず。暗いLDR室で余り寝ることも出来ず、1人放置されているのは精神的に辛い状況でした。後から聞くとモニターで様子は確認してたとのこと。でも見回りに来て声をかけて貰わなきゃ私には状況や見通しが分からない。助産師さんや一度も見に来ないドクターへの不信感が募り、痛みは少ないのに気持ちが辛くて辛くて仕方がない夜を過ごしました。謝罪してもらったものの、今思い出しても納得出来ない対応で、この辺りからトラブルが続出することに。

結局、麻酔の所為なのか、私の体力精神的な疲れが影響したのか、明け方には陣痛の波が弱まり微弱陣痛になってしまいました。破水しているため産んでしまう必要があり、日勤の人が来たら陣痛促進剤を打つことに。日勤の助産師さんは頼り甲斐のある方で、直ぐにお産の準備に取り掛かってくれました。ずっと待機してくれていた旦那さん立会も許可されて入室。

促進剤で陣痛を促す一方、中々子供が降りて来ない経腹エコーで見てもらうと子供が回旋異常を起こしているとのこと。助産師さんに促されて正しい方向に誘導するための体操。その後、何とか回る方向は戻ったものの、麻酔が効きすぎ陣痛の波が分からない状態になっていました。微弱陣痛や回旋異常により産むには息む力が必要とのこと、結局麻酔を切ることに。

徐々に痛みが復活する中、助産師さんに促されて息む。10回位様々な体位で息んだ後、ドクターが来て息みとともに吸引分娩。数回さらに息むとドゥルンとした何かが出たような感触。その後直ぐに子供の泣き声。緊急帝王切開になるんじゃないかと冷や冷やしながら必死に息む中、何とか下から産むことが出来ました。

後産
子供を一目見て感動しつつ一安心。その後に助産師さんが胎盤を出すための後産処置。しかし最初は祝福モードだったのが、段々とお腹を押す力が強くなり声かけも不穏な感じに。何と胎盤が下りて来ないとのこと。

結局20分かなり強く押されても出てこない。急遽、胎盤をドクターの手で掻き出すことに。後から知ったことで当時は何をされてるのか分からなかったけど。痛み気持ち悪さとで無意識に叫んでしまうような壮絶な処置でした。この処置の間、旦那さんはトラウマにならないよう退室を促されていました。この時の処置や対応を見て、旦那さんは私が死んでしまうんじゃないかと焦ったそう。

不幸中の幸いで手で綺麗に胎盤が剥がれたため、それを確認してお産終了。終わった時は未だ麻酔が少し効いていたため、痛みよりも子供と会えたこと喜び感動が勝っていたけど、後々に自分に起きたことを調べて驚愕。胎盤は手で剥がれたため「付着胎盤」。手で掻き出す手術は「胎盤用手剥離術」。胎盤が剥がれない癒着胎盤だったら、出産したのに大病院に送られて開腹手術や子宮摘出しなきゃならなかったかもしれないとのこと。出血多量母体が危険な状況になることもあるとか。実際に少し意識が遠のいた瞬間があった。出産は命がけだという言葉の意味を、身をもって感じたお産でした。

まとめ
最後は散々で辛く悲しい思いをした出産。
"陣痛待ちの間の精神的な負担がなければ、微弱陣痛にならなかったのでは"
"微弱陣痛にならなかったら、回旋異常も起こらず子供の頭を吸引することもなかったのでは"
"陣痛が弱まらなかったり無痛の薬が効きすぎていなかったら、胎盤もちゃんと下りてきたのでは"
こんな疑問不満が湧き出てきて産後メンタルボロボロ。身体も腫れ浮腫みが酷くて、寝てても座っても立ってても痛くて辛い。地域では評判のいい産婦人科で、その分費用は安くないところだったので、手厚いサポートを期待していただけに残念でした。

でもやっぱり我が子に会えた喜び愛しさ計り知れない幸せを与えてくれました。出産のショックで落ち込んだ気持ちも、産まれたての子供を見ると途端に元気になる。只、すやすや寝ているだけなのに新生児のパワーは計り知れず、お世話をすることで私が子供に助けられてました。特に私の子は破水してからの長い陣痛中もずっと心拍が安定していた超逞しい子。案の定よく寝て飲んでスクスク大きくなっています。吸引分娩による頭の形への影響も、余り気にならない程度になりました。

今回の出産を振り返っての反省点は、
①陣痛を気にする余り入院前も寝れず、出産前に体力や気力が消耗してた
再受診のタイミングを待ちすぎ日勤夜勤交代時の入室となりバタバタしてた
③無痛分娩の麻酔が入った後も緊張でリラックスできなかった
④夜勤スタッフの方とコミュニケーションが取れなかった
こんな感じかなと思います。私だけの所為ではなく、運が悪かっただけという部分も。

なので、これから出産される方には、本やセミナーでも散々言われてることですが、
食事と睡眠を沢山取って体力を温存すること
考えすぎずにリラックスすること
・困ったことや不安なことがあったら、直ぐに病院や助産師さんに相談すること
やっぱり↑を意識して貰いたいと思いました。運の悪さを回避したかったら計画分娩もいいかも。

私は出産が少しトラウマになってしまい、未だ次を考えることは出来ていません。でも、また前向きになれるまで身体も心も回復するといいなと思っています。幸い今のところ回復状況は順調。改めて命の尊さを実感したお産になりました。

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