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彩りの色を身にまとうあなたへ。

世界は、目まぐるしく変わります

少し立ち止まる間に
新商品が発売開始
AIは学習を繰り返し
時計の針は幾度も回る

あなたは卒業し
もう進路が決まっているとか
いないとか

卒業と始まりのその隙間


社会は、激しく動いています
あなたも相変わらず
目まぐるしい日々を送っているのでしょうか

冬から春へのその狭間
三寒四温のその合間

卒業と始まりのそのわずかな隙間


あなたは今その隙間に立ち
よく似合う色に包まれています
景色はいっせいにあなたを彩り
その中心に笑顔があります

卒業と始まりのその豊かな隙間


そこに立つあなたは
息を、
ただ深く吐き
ただ深く吸い
呼吸そのものまでをも
味わうことがゆるされています

そのとき、人は自由です
何にも属さず
何者でもない自由なあなたは
うつくしい孤独


独りが怖いと思うでしょうか
不安が隣にいるでしょうか

そしてあなたは独りから離れようと
今日も忙しくしているでしょうか

それでもわたしは
あなたにすべて手放して
その隙間を味わっていてほしい

今日という日くらいは。


あなたと過ごした数々の記憶は
わたしが大切に守っておくから

そっと目を閉じて
ふくらむ前の期待を
ぎゅっと抱きしめていて。

そのあいだも
世界は目まぐるしく変わっていきますが

目を開けてもなお
変わらぬ何かをそこに見るのなら
それはあなたの人生のお守り


ちっぽけな私たち
ふと気がつくと
きっとまた激しい風をつかまえて
こつこつと記録を刻んでいるのでしょう


だから今日だけでもいい

卒業と始まりのその微かな隙間に立ち
息をする
吐く
吸う
その境目さえも味わっていて。



今日、
よく似合う色を身にまとい
彩りに笑うあなたへ。


またどこかで出会い
今日よりも
身を包む色がさらによく似合う
わたしたちであれたら


わたしはそれを幸せと呼びたい。

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