リクルートに人生を捧げていた私が、 突如スタートアップでゼロから事業を立ち上げた話
本日、晴れて、約半年間かけて準備をしてきた女性のためのマネースクールSHEmoneyをリリースしました。
説明会は告知開始1時間も満たないうちに、即満席。
増員しても増枠してもすぐに、即満席。
正直、新規事業のスタートとしては控えめに言っても好調でして、
多くの方からのご期待や応援に、心より御礼申し上げます。
ちなみに、私自身、新規事業の立ち上げは未経験。
たった半年前はただの一リクルート社員。
そんな私が、突如SHEというスタートアップに、新規事業開発責任者として転職してSHEmoneyをリリースしたストーリーについて、少しばかりお話させてください。
■自己紹介
申し遅れましたが、現在SHE株式会社でSHEmoneyブランド責任者をつとめます、まつまりと申します。
生まれも育ちも九州で、就職を機に上京。
大学2年生のときに、シリコンバレーの近くへ留学し、
毎週毎週Googleをはじめとしたいわゆるスタートアップ企業へ訪問する中で
IT技術やプロダクトをつくることへの強い憧れを抱きました。
(当時の写真、ほんとはイケてるスタートアップ企業の前で撮ったキメてる写真とかあればよかったんですけど、なんかホストファミリーたちとのほっこりラブリーな写真しか出てきませんでしたw)
それから「いつかは自分で事業がつくれるようになりたい」そんな思いを胸に、起業家を輩出することで有名なリクルートへ新卒で入社。
リクルートではwebディレクター、グロースハッカー、CRM、IA/UIUX設計、
アライアンス連携、CS、商品開発、事業戦略立案と推進などなど、
はたまた入社して3ヶ月はフロント〜バックエンドまでの開発をしてみたりなど、たくさんの職種を経験させていただきました。
今振り返ると、リクルートでの経験がすべて今の事業立ち上げに活きていて
前職は今でも大好きですし、深く感謝しています。
■きっかけは1件のメッセージ
リクルートでの仕事はそれはそれは楽しくて。
社会的意義のあるお仕事に、最高に優秀な上司と同僚、
そして次々に起業して卒業していく誇り高い同期に恵まれ、
毎日刺激しかなかったことを今でもおぼえています。
ああ、私はきっと「卒業する組」ではないんだろうな、
そう思うくらいにはリクルートのことが大好きでした。
そんなある日。
SHE代表のえりさんより1件のメッセージが。
そのときちょうどそろそろなんか自分でも事業やってみたいと考えていて、
事業アイデアをつくっては起業家にあててフィードバックをもらっていた、そんな時期でした。
その日のランチもえりさんからもフィードバックをもらおう!と
それくらいの気持ちで当日ランチへ。
すると開口一番、
「なぁ、提案やねんけど、うちで新規事業責任者やらへん?」
(ちなみに「飲み物、なんにする?」くらいのノリとタイミングでした)
全く予期していなかった提案とタイミングに驚きつつも、
私の返答は即決で「YES」でした。
これは私の中でもうまく言語化できないのですが、不思議なもので「もうそうすることが決まっていたんだ」という気持ちで、
気づいたら決断し、気づいたら次の日の昼には当時の上司に辞めることを伝えていました。(我ながら今振り返るとやばい人ですね、、w)
■事業検討の日々
入社することが決まってからはとにかく勉強の日々。
学生時代に自分でプロダクトをつくって自分で営業してみたり、
リクルートでは毎年、新規事業開発提案制度にエントリーしてみたり、
経験(?)があるとしたらそれくらいで、実質はほぼ未経験。
事業計画と名のつく本を読み漁ったり、
敬愛する起業家の本を読み漁ったり、
はたまた金融関連本を読み漁ったり、
たぶん合計すると100冊くらいは読んだ気がします。
ひととおり、セオリー通りのPEST分析やらSTP分析やらポジショニングマップやらをやり、その上で1,000名を超える方の市場調査結果をもとに事業戦略などを練る毎日。
つくっては壊し、つくっては壊し、を繰り返しながら、事業の方向性そして戦略について、なんとなく理論的には正しそうなものができあがりました。テッテレー
(でも、今振り返ると机上の空論に費やした時間が正直もったいなかったなと大反省しています笑)
■実践の苦悩
事業の方向性、そしてコンセプトが決まり、テストマーケティングをかねていったんβ版としてモニタープログラムを提供することに。
定員5名の募集に対して倍率60倍以上と応募が殺到し、PRtimesのトレンド1位を獲得。
諸々の分析での仮説は間違ってなかったと、内心ドヤ顔してました。
が、その矢先。
全体のプログラムの約半分を一緒に開発する予定だった金融のプロフェッショナルから突然お断りの連絡が。
プログラムの提供開始まで一ヶ月を切っていました。
そもそもSHEはWEBやデザインに強い会社で、金融のバックグラウンドもツテも皆無。
さらに、完全中立の立場(=独立)の金融プロフェッショナル自体、WEB業界とちがって市場にとても少ない。
そんな中、新人のテレアポばりに何十件も片っ端から連絡をしてお話をして時間をかけて、
ようやくご縁をいただけた方々だっただけに、頭が真っ白になりました。
刻一刻と迫る期日に進まないプログラム開発。
北は北海道、南は福岡まで、来る日も来る日も
必死に話を取り付け、ビジョンを語り、人に会い・・・そんな日々が続きました。
中には、
「新参者にこの領域は無理だし、正直無謀だからやめといた方がいいよ」
とハッキリ言われることもありました。
アポをとっては断られ、首を横に振られ、という日々が数週間続くと、
ドヤ顔だった私もさすがに自信がなくなっていきました。
正直、
今まで大切に紡いできたSHEというブランドをSHEmoneyのせいで台無しにしてしまうんじゃないか・・・
そんなネガティブな考えで頭が埋め尽くされていました。
でも。
それでも、SHEmoneyメンバー一同、負けなかったのは、切実な皆さんの声があったからでした。
「選択肢がありすぎてなにが正解かわからない」
「本当にフラットな立場でお金のことを教えてほしい」
「分かりやすい説明を聞きたいが、セミナーなどは勧誘されそうで怖い」
「理想のライフプランの設計から一緒に考えてくれる相手がほしい」
このサービスは絶対世の中のためになるに違いないし、待ってくれている人がいる。
そう信じ、なんとか走り続けました。
■確実に掴んだ兆し
プログラム開発以外にも様々な壁はありましたが、なんとか乗り越えて迎えたモニター期。
約1ヶ月のモニター期で提供したレッスンは全部で下記7つ。
どのレッスンも心がけていたことは習った知識をもとに「結局自分がなにをするか」のネクストアクションまで決めきること、でした。
金融の知識は学べば学ぶほど奥が深いし、誰かにとっての正解が、私にとっては不正解になるような特殊な知識だと思っていて、
最も大切なのは、言われたことを受け売りにするのではなく「自分の場合はどうか?の判断軸を養うこと」だと考えています。
で、その判断軸を形成するベースとして、自分にとっての豊かさとは何か、を明確にすることがとても大切だと考えます。
そのため、SHEmoneyでは学習を始める前に、自分にとっての理想の人生のイメージを明確にした上で、
実現に向けた学習計画を設計できるライフコーチングプログラムを受けていただくことにしています。
コーチング、と言われるとピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、みなさんがつぶやいてくださっているとおり、とにかくすごいプログラムなんです。(自分で言うw)
もちろん、本サービスでも提供しますのでお申し込みいただいた方はぜひ楽しみにしていてくださいね😊
さてさて、サービス愛がすごくてついつい話しすぎてしまうのでここらへんにして、、笑
今回のモニター生のみなさんは、そもそもお金の勉強をしたことない方がほとんどで、中にはそもそも投資というもの自体が怖いと思っている方も多かったです。
きっと今このnoteを読んでくださっている方の中でも同じような考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
モニター生のみなさん全員、モニター期前には、どこか不安で自信がなさそうな表情をされていたのですが、
モニター期が終わった頃には、そんなお顔の方はひとりもいらっしゃいませんでした。
そんなモニター前後のインタビュー動画をまとめた実際の映像がこちらです。
・・・いかがでしたか?
誰も教えてくれなかったお金のこと。
だからこそ怖くて踏み出せなかったお金のこと。
でも、正しいお金の知識をきちんと自分ものにできたとき、
こんなにも自分らしい人生を胸を張って生きることができる。
そんな願いが、確信に変わったモニター最終日。
この日のみなさんの晴れやかで、内側から自信に満ち溢れているお顔は一生、忘れることはないと思います。
■SHEmoneyのこれから
本当になんにもないところから、少しずつ少しずつ大切にご縁を紡ぎ、
少しずつ少しずつ形づくっていく中で、
本当に有り難いことに各界のプロフェッショナルな方より、
「ぜひ一緒に本当に良い金融教育を」とのお声をいただくことが少しずつ増えてきました。(中には2000字近く、熱い想いと共にご連絡くださる方も…😭🙏)
今ではミレニアル世代でFP事務所代表や税理士事務所代表をお務めの方、
そしてお金の専門家/経済評論家として活躍されている著名な方などにご参画いただいています。
これからSHEmoneyはひとりでも多くの方にお金の知性を授けながら、
同時に、ダイバーシティ・インクルージョンならぬ、ファイナンシャル・インクルージョン、
つまり誰もが取り残されることなく金融の知識や、金融サービスへのアクセスができる、そんな社会を目指したいと思っています。
■おわりに
SHEmoneyを通して、ひとりひとりが自分らしい人生を、たった一度しかない人生を、思いきり自由に選び、歩んでいける、
そんな世の中を、当事者としてつくっていきたいと、本気で考えています。
今、世の中は多様性が尊重される世界へと変わりつつあるから。
一度入った会社にずっといても、いなくても、
そもそも会社に所属しても、しなくても、
はたまた結婚しても、しなくても、
子どもをうんでも、うまなくても、
家を買っても、買わなくても、
すべてが自由です、すべての選択権は私たちの手の中にあります。
だからこそ。
私たちはその自由を使いこなすために、自分で考え、判断し、行動することが求められます。
それは厳しいことかもしれません。
でも、一緒に頑張る仲間がいれば、一緒に切磋琢磨できる環境があれば、
私たちはこの自由の時代を自分らしく生き、歩んでいくことができると、そう確信しています。
そのはじめの一歩を、SHEmoneyで共に踏み出しませんか?
皆さんと無料体験レッスンでお会いできることを楽しみにしています。
🌟「SHEmoney」体験レッスン申し込みはこちら
🌟SHElikes会員/卒業生のみなさまはこちら
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
・・・最後の最後に、大好きな戦友のSHEmoneyメンバーへ。
本当にここにくるまで苦しかったし、今も苦しいときがありますね。
でも今日のリリースの反応。
あぁ私たちが信じて一緒につくりあげてきたものはちゃんと誰かの心に届いたんだ、となんだかとても報われた気持ちになりました。
これからも一緒に最高の事業をつくっていきましょう!!
※写真はこのときだけマスク外して撮りました📷🌟
Twitter:https://twitter.com/_matsumari_
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