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ロンドンの嫌いなところを無理やりポジティブに考えてみる

ロンドンに住んでから、1年半近く経った。
正直「ロンドンの嫌いなところをできるだけ挙げなさい。」というお題があるなら
喉がカラカラになるまで回答してしまうかもしれない。

しかし、ここではあえてイギリスの嫌いなところをいくつか挙げて
それに対して無理やりポジティブに捉え直してみようと思う。

・(お決まりの)天気の悪さ
天気が悪いことが当たり前になると、たまに晴れた時の喜びが異常になる。
「え、、、空って青だったんだっけ?」となる。ここぞとばかりに公園でピクニックをする人々がなんだか愛おしい。
こんな些細なことに幸せを感じられるのはロンドンの悪天候ならではかもしれない。

・交通機関の遅延
毎回、またかよ、とイラッとはするのだけど、そもそも怒ってもバスは来ないし、周りの人もそれを受け入れているのだ、と気付いてからは「怒ること=エネルギーの無駄遣い」だと感じるようになった。その結果、以前よりも寛容になれた気がする。

東京に住んでいた時には、3分ごとに来ていた電車。1分遅延しただけで謝るJR。
すごすぎるな。

・外食の値段が高すぎる
これには最初、結構苦しんだ。日本でレストランに行くことは自分にとって当たり前のことだったからだ。

でも、おかげで自炊に目覚めざるを得なくなった。結果、健康にもなった(と信じている)。それに、こっちのキッチンはかなり高さがあるので屈まずに料理できる。腰が痛くならない。これ、すごくありがたい。

もちろん、ロンドンには美味しいレストランはたくさんある。しかし、どうしても「その味に、この値段かぁ・・・」となってしまうのだ。
日本ではサービスが「お通し」という分かりやすい形で提供される。だからお通し代については何も思わない。一方、こっちではウェイターが水を運んでオーダーを取れば、合計金額の12.5%もサービス料として支払わなければならない。

自炊を楽しみ、かつ、健康的な食生活を送れているのは
ロンドンでの外食が個人的には納得がいかないおかげ(?)だと思う。

・とにかく家のものが壊れていく
我が家は、電気・ガス・水道、全てのライフラインが順番にぶっ壊れていった。

結局、今は全て解決し、平穏に暮らせている。もう2回目が来ても、どこに連絡して、どの手順で修理をお願いすれば良いかが分かっているから怖くない。
「かかってこいや!」というこの気概はロンドン生活で培われたものかもしれない。


ロンドンで、というかそもそも海外で生きていくことは本当に本当に大変なことだと思う。なぜこんなに生きづらいのか、頭を抱えることは何度もあった。
でも、力強く生きていく力は着実についているのだと思う。

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