まずそうな飯からの卒業
一人暮らし6年目、料理にはとことん苦しめられてきたし、今もだいぶ苦戦している。
見た目が本当にまずそう。
最近原因が分かった。答えは単純だった。
『火がなんせ強い』
たしかに、何を作っても、茶色かった。ひたすらに茶色い。
隣にトマトを置いても、メインは茶色。
カメラのフィルターかけても茶色いもんは茶色い。
しつこいようだが、とにかく茶色いのだ。
自分ひとりの食事のために時間を割きたくないと思っているのと、
強火でサッと作ったほうがおいしくなると思い込んでいたからだ。
けれど、火は弱ければ弱いほど良い。チンタラ作るのがいいんだ。
料理ってそういうものなんだな、きっと。
だから、今日はアホみたいに弱火で長時間玉ねぎを炒めた。
すると、
という小さな発見をした。とはいえ、料理自体はトラウマだ。
中学生の頃、使い捨ての油をシンクに全部捨てて大変なことになった。
魚を三枚におろすはずが、なめろうになった。
カボチャが切れなくて包丁が刺さったまま電子レンジに入れた。
ボーッと料理していたらコンロ付近に置いてた布巾に点火していた。
卵をシンクに向かって割った。
エピソードは尽きない。
4月から社会人になったので、意気込んでお弁当を持っていった。パスタを茹でてヒヨコ豆を入れた「可もなく不可もないヒヨコ豆弁当」だ。
それなのに同期に言われた言葉は「うわっ、豆!」だった。
料理がそれなりにできる人になるべく、
地道にがんばると決めた今日この頃なのだった。
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