【京都府教採】模擬授業のルールと流れ

京都府の教員採用試験の2次試験では教育実践力テストが行われます。そこでは模擬授業と集団討論が課されます。その模擬授業のルールと流れについてご紹介します。
(令和2年度以降実施の実施の試験では集団討論は行われていません。新型コロナウイルス対策で、全国的にも集団討論や集団面接が行われません。その流れを受けているかと思います。)

また、模擬授業の高得点&合格指導案を以下の記事で紹介しています。こちらもご参考ください。

合格指導メモ

70点指導メモ

模擬授業のルール

事前に伝えられていること
・課題一覧から授業テーマを1つ選ぶ
・授業の導入を行う
・時間は8分間(令和2年度実施の試験では12分)
・事前に作成した指導メモを持ち込む
・指導メモ以外、道具の持ち込みはできない
・板書は可能

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当日にわかること・伝えられること
・5人グループで実施(場合によっては4人グループ)
・授業者以外の人は児童生徒役
・受験者はA~Eさんで呼ばれることになる
・児童生徒役への指示・発問は可能
・児童生徒役は反応・発言をしても良い
・試験官への指示や発問はできない
・授業開始の起立や礼はしないよう指示がある
・終了2分前に合図がある
・授業の途中でも、制限時間になれば終了
・黒板かホワイトボードかは会場によって異なる
・チョーク(マーカー)は3色。
・チョークは白・黄・赤。マーカーは黒・赤・青
・自分の授業が終わったら板書は消すように指示がある
・指導メモは授業後に提出(評価には入らない)

合格者からの情報
・授業の導入であれば、第何時をしても良い
・第1時の必要はなく、やりやすいとろこをすればよい
・極論、単元最後のまとめの授業の導入でも構わない
・持ち込みはできないが、エアで道具を使うのはいい
・エアで実験をする
・エアで写真を掲示する(+その絵を描く)
・エアで教具を持ち込む
・以上はどれもOK。合格された方の実践
・AとBは1班、CとDは2班と勝手に設定をしても大丈夫
・「今から2分、班で相談します」→「2分経ったとします。」勝手に時間を進めても大丈夫

模擬授業の流れ

入室前

1次試験の筆記や面接のように、控え室の教室で待機します。席は受験番号で決められています。

集合時間になると、係の方からの説明があります。
・数分後に教育実践力テストの教室へ移動する
・控え室は一旦施錠する
・試験後、また控え室に戻ってくる
・戻ってきたら座席表の自分の番号にマーカーで色をつける
・同じ縦の列に座ってる方が同じグループになる


という内容です。
ちなみに、座席表には2回マーカーで色をつけます。
・教育実践力テスト終了後
・面接終了後
その2つの試験を終えて、2回マーカーで色をつけたら2次試験は終了。帰れます。

係の方の説明が終わったら、グループごとに順番に教育実践力テストの教室に案内されます。

入室後

受験者はA~Eの席が割り当てられます。試験中はAさん、Bさんと、そのアルファベットでお互いを呼び合うことになります。まず模擬授業からで、Aさんから順番に行います。

試験終了2分前には合図があります。年によって「2分前です。」と掛け声がある時やカードが掲げられるときもあります。ちなみに、時間は目一杯使わずに、途中で自分から終わらせても構いません。

授業者は教卓に指導メモだけ持っていき、
・受験番号
・名前
・選んだ課題
を言ってから授業を始めます。始めた時から授業時間がカウントされます。ちなみに、最初の起立や礼はしないように指示があります。

授業者以外は子役となります。発問に答えたり、グループワークで他の受験生と話し合い活動をしたりします。

授業を終えたら板書を消して席に戻ります。そして次の受験者の授業を受けます。

受験者全員が授業を終えたら、席を移り集団討論をします。

試験後

試験後は控室に戻り、座席表の自分の番号にマーカーで色をつけます。次に面接試験がある場合は、面接を待ちます。面接を受け終えている場合は、そこで終了となります。

最後に

模擬授業についてのルールと流れは以上になります。令和2年度以降実施の試験は集団討論がないので、それまでとは試験の流れが変わると思います。2次試験をこれから受ける方は、ぜひリラックスして臨んでください。

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