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「1on1カンファレンス」をチームで成し遂げるために考えたこと

日付が経つほど美化されて、いいように物事を残してしまいそうな感触が出てきたので、あえて整理せずに文章に残してみたいと思います。今回は実行委員長の目線で個人での仕事とどう視点を変えて取り組んだのかを書いてみます

今回のカンファレンスにおいて、チーム(複数でやるうえで)で動くことでかなり意識したと同時に私にとって苦労した点は2点です。
・リーダーとしてビジョンとゴールを決め導くとともに、決断をしていく
・関係者を信じて、1つ目と自分が譲れない点だけ伝えたあとは自由に振るまってもらい、その行動によって起きた結果の責任を追う覚悟

それぞれについて話をしていきたいと思います。

1on1カンファレンスのビジョンとゴールを考え、伝える

カンファレンス準備の過程で、前半苦労したのがこの点です。
私はストレングスファインダーで2回受けても変わらない堂々1位が「未来思考」というものでして、自分の中で未来が見える、いけると思うと実行ができるタイプなのでこの点をかなり大事にしています。

ただこれは実は厄介なものでもありまして、未来にできそうな予感がする=映像でぼんやり当日の様子を描くことができることが私は基準になっています。何言ってるの?って感じかもしれませんが、当日自分が話していて、登壇者の方が話しているのをぼんやり客観的に自分がみていて、参加者も楽しそうにしていることがイメージとして描けるタイプなんですよね。。

さて、こう書いて多分ほとんどの人が意味わからないと思うので、この映像をどう言語化して伝えるかという作業は正直かなりしんどいものがありました。また仕事で人の支援に入る際は相手の言葉を理論的だったり、本人に伝わる形で言語化する仕事はしているわけなのですが、自分がしたいことを言語化するというのは違うスキル(自分を客観的にみる必要がある)です。スタッフ、登壇者それぞれ得意とする受け取り方は違うわけですので、それぞれに合わせて伝えるというのはなかなか大変なものがありました。これは宣伝など参加者を募る際のメッセージも悩みました。

実は一度コンセプトを固める段階で、ターゲットを絞ろうという議論になったので、みんなに合わせて言語化しました。しかし翌日になってかなりモヤモヤが残ったことがあり、再度議論したり、自分の考えを話すということがありました。
スタッフにはまじごめんだったのですが、そういった自分の言語化になんども付き合ってもらったおかげで、自分の思い描くものができたのだと思います。この言語化は私にとってまだまだかなり訓練し、表現をあげていく必要があるなと思った次第です。

まぁやると決めたからには私が関わらないとできないこと、全力でやるみたいなタイプなので、ある種妥協するぐらいならまぁやらんでいいわなタイプなので、、まぁその辺は面倒な性格でもあります。カンファレンスの運営方針も、運営のいろんな方のブログや動画をみて自分とは何が思いが違うかとかもずっと考えていましたし、伝えることと行動で示すことを意識しました。

登壇者、スタッフの行動に対して責任をもつ

ビジョンに加えて、自分が譲れないものが何かはイベントを通してずっと考え続けてきました。私自身は本当は完璧主義な部分があり、慎重な部分があるので色々準備ができないと行動することができない部分があります。その割にはやりたいことしかできない性分があり、やりたくないことを続けるとストレスがかかることも自覚していました。今回のイベントを実現させるためには当然、一人ではできませんので、いろんな方に協力してもらう必要があります。

今回はコンテンツ内容についてはこだわりをかなり強く持っていたので、登壇者とのコミュニケーションは全て私が関わっています。またスタッフとのMTGもほぼ全て参加しています。当日も話しましたが、登壇者とは1回以上、人によっては複数回の1on1を行い、スタッフも私が声をかけ初期メンバーには思いや期待のすり合わせを1on1し、その後も各メンバーと話すことを大事にしました。大きな決定は基本スタッフとのミーティングのなかで行うようにしました。

登壇者とは特にそれぞれの思い、どうしたらその人がより引き立つかという話をヒアリングすることを後半ほとんどしており、まぁ、、このへんはいわゆる1on1っぽいかもしれませんw
対話量で考えるとはっきり言って異常ですw

でも面白いことに最後になればなるほど私のタスクは急激に減りました。登壇者の話す内容もどこか安心していました。

もう私が色々口出さなかったとしても、私がやりたい世界観は伝わっていて、それを実現する、いやもっといい体験にするために個々ができることを全力で動いている世界。当日に自分の関わるセッション以外は任せて問題ないと思えた瞬間に私はチームでやれたと実感した部分がありました。当日自分の役割に対しての緊張はありましたが、何かあってもまぁ私がその時だけ責任持てばいっかと大きく構えていました。当日の時点で、私はもう振り返りや次のことについて考えていたように思います。

「実は鍵は人選でもある。」

実は準備の過程だけにこだわったのではなく、人選の時点でかなり検討しました。冷静に振り返ったらもっとできたことは正直にあります。もちろんまだまだよりいい場をつくることができるでしょう。でもちょっと足りなかった部分もまるっと構えるには、ある程度自分が信用できるかをすごく気にしました。人に任せることが自分が苦手だと自覚していたからです。

登壇者との1on1で気にしたことは、大きな方向性や対話に対するポリシーが大きくずれないかどうか。実は議論を重ねて今回は違うねとなってやめることになった方もいます。こうした積み重ねが内容に関して自分が絶対に譲れない部分に関しては大丈夫だったかなと思います。
ちなみに代表としてはこの登壇者との1on1がかなり学びがありました。自分が改めて学びたいと思うものを見つけるきっかけになったり、あーまだまだ学びが足りないと自覚でき、いつも時間があっという間に過ぎたので、自分のなかではこの対話自体がいいなと思って一部、重宗先生とのセッションは取り入れた経緯があります。

スタッフは「ビジョンや企画のコアをサポート」「配信、参加者フォロー、運用・進行周り」「細々としたフォローや気遣いができる」の3つの軸をタスクバランスに応じて、増えるたびに元いるメンバーとの相性が良さそうかを検討しながら増やしていきました。場合によってはペアを組むメンバーが仲良い人をお願いしたりもしました。リーダーの仕事はまぁ、メンバーがいかに動きやすく、バリューがだせる状態にもっていくかだと思っていました。めんどくさい口だしは時にしてしまいましたが、基本お金がやばい時以外はできるだけ好きにしてもらうという方針でいきましたw 私のチームはやれるだけ全力でやるってスタンスだったので、体調だけ心配してました。人のことはいえませんが、え!そこまでやっちゃう?とメンバーに驚かされたこともたくさんありました。

それでも開催2週間前は私がコンテンツと集客周りを握ってしまっていたので、まじで回らなくなってきまして、その上参加人数もちょっと少なめだったのでどうしようかと悩んでいました。自分からさらっと言えなかったのだけはまだまだ弱みを見せるのが下手なリーダーだなと思います。余白(話しかけやすいという意味)を作ろうと思うあまり、あまり自分のタスクを見せられなかったんですよね。。w その辺もスタッフメンバーの促しで正直に巻き取りをお願いできたのは、結果オーライでスタッフを信じることができていたのかもしれません。かなり後半は色々助けてもらいました。今は調子崩しちゃったーとかも素直に言いやすくなりました。リーダーはそんなかっこよくなくても大丈夫みたいです。

本当はチームで何かをすることに対する自信がなかった

学生時代私は何かに取り組む時の熱量が強すぎて、いつも周りがついて来なくて、チームでやっているようで最後全部一人でやるみたいな経験をたくさんしてきました。それでいい結果を出せたこともあったのだけど、ちょっと寂しいことが多くありました。

今回すごく意識したのは細かいことをいちいち言わないこと。気になろうと思えばいくらでも気になる点はあったのだけど、色々いうならお前やれよって思うだろうし、私の思い通り動くロボットでもない。そう思うとずっと自分が絶対に譲れないラインはどこで、それが通じる人を自分で探し、その話を個々をしっかりコミュニケーションとることを大事にしてみるを意識してみました。でも実際やってみるのは勇気がいることでした、、蓋を開けたら自分のやれることは小さいものでしたね。そもそも全部見れるわけもなかった。
自分では思わなかった部分も、こうしたらもっとよくなると思うけどどうかな?って意見をくれるスタッフが多く、だんだんいうようになった方もいる。
いやぁ、、人と組んで何かやるって面白いなと思います。

対話を扱うイベントだったので、登壇者の方が私の主旨に合わせすぎてその人らしくない発表になりそうな方がいた時は、あえて突き放すこともしました。話すほど私に合わせてその人らしくなくなっちゃうなぁーって感じたので。
そういう意味では発表内容のスタイルにばらつきはでたかもしれないけど、多分色々コントロールなんかするより絶対よかったのかなぁと思うんだよね。

まぁまとまりなくだらだら書いてしまいましたが、来年も人とコラボして何かやるは考えていきたいなと思います。

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