FF14について思うこと(雑記)

先日最新エキスパンションの感想も書いたが、βテストから約11年FF14をやっている。
自分でもこんなに長期間プレイすることになると思わなかったが、なんやかんやで続けている。
もはやゲームというより生活の一部に近い。
拡張直後のわちゃわちゃ感も落ち着きを見せ始めたタイミングで、自分とFF14のこれまでと、これからについて少し考えてみたい。



始めたきっかけ

そもそもFFシリーズが好きで、ナンバリング作品は全てプレイしている。
また高校時代に友人から同じMMOであるFF11に誘われ、学生時代に3年ほどプレイしていた(アルタナ時代)。
そういう経緯があってそもそもMMOに抵抗はなかったのだが、反面FF11の長すぎる拘束時間のことを考えると、14はやらない(やれない)だろうなと思っていた。
そんな中で吉田P率いる現体制による新生計画が発表され、βテストが開催されることになった。
フェーズ3でPS3版のテストが始まるという情報を当時twitterか何かで見て、そういえば中古で買ったFF13のパッケージにβテスト応募券があったなという事を思い出す。
(この応募券は本来は旧FF14βテストに参加するためのもの。実際には旧14でPS3版は実現しなかったのでただの紙切れになっていた。)
吉田Pの計らいでこのゴミくずだった応募券も使えますという事になっていたようで、ダメもとでコードを入力して応募したら当たった。
そんなわけで、βテストに参加したことから始まる。


新生時代

βテストの感触としては思いのほか短時間でも遊べそうだなという感じだったので、継続して最終のフェーズ4のテストも参加、そのまま現キャラにて新生エオルゼアをスタートする。
当時はβテスト中に仲良くなった方が立ち上げたFCに参加し、メンバー同士で当時の高難易度コンテンツ(極蛮神や大迷宮バハムート)に挑戦したりと、それなりに楽しくやっていた。
何よりメインストーリーを普通にクリアできる設計なのが嬉しかった。(当時の11はメインストーリーをやるだけでもかなり難易度が高く、最悪コミュニティが崩壊する。)
ただ、蒼天が発表されたあたりでリアルの仕事などの都合もありログインしなくなり、実質引退状態になる。


引退中

引退中も公式のtwitterなどはフォローしていたので情報は耳に入っていた。
また当時更新されていたマイディーさんのブログを読んでおり、「光のお父さん」もリアルタイムで追っていた。
そんな中で同作がドラマ化されることになり、それを見ていたら懐かしくてもう一度プレイしたくなっていた。
折しも蒼天のパッチが全て終わって紅蓮の発売まで秒読みというタイミングだったのだが、心機一転再開するのに良いタイミングだなという事で、紅蓮発売10日前に蒼天を購入した。


蒼天時代

時代もなにも10日でとりあえずメインストーリーを駆け抜けただけなのだが。
正直驚くほどストーリーが面白かった。
なぜリアルタイムでやらなかったのだろうと後悔した。
新生も良かったけど、どちらかと言えば当時は新しいFFのMMOがローンチしたというお祭り感の方が強く、今みたいにストーリーがどうこう考えていなかったと思う。
「遊び方の型」みたいなのも今ほどしっかり定まっておらず、運営側も手探り感があったが、蒼天の2年間でだいぶ色んな事が固まったんだなと感じた。
また復帰してみれば新生時代に所属していたFCは解散しており、おそらくメンバーも大半が引退していた。
そういうわけで蒼天はソロでやっていたのだが、DPSジョブしか上げていなかったためビギナーチャットの方々にお世話になりながらコンテンツをクリアしたのが思い出。


紅蓮時代

元々紅蓮がローンチしたらどこかのFCには入ろうと思っていた。
ここで、新生時代の微かな記憶を頼りに一方的に知っている人やFCをロドストで調べて、いくつか候補を考えていた。
新生の同じ時代を通った人のFCの方が、空気感が合う気がした。
そんな中で所属したのが今のFCで、入った瞬間気さくな雰囲気でありがたかった。
ちょうどラウバーン討滅戦でストーリー進行が出来ないタイミングだったので、入って早々みんなでFATEを回ったり、とても楽しかったのを覚えている。
久々にスタートと同時にプレイすることができ、FC全体としてモチベーションはかなり高かった。
また紅蓮で始めた新規メンバーを勧誘してサポートするなど、かなりMMOらしい遊び方をしていたと思う。
同時にオメガ零式などのエンドコンテンツにも積極的に参加していたのだが、「自分は完璧なのに他プレイヤーのミスでずっとクリアできない」というこのゲームの闇の部分にドはまりしてしまい、常にイライラしていた。
特にこの頃はメインジョブをタンクにしていたので、余計そう感じた。
ただ、今考えればマイナス面も含めて一番FF14を遊んでいた時期だった。


漆黒時代

これまで冒険してきた世界とは別のパラレルワールドでの冒険というぶっ飛んだメインストーリーが最高だった。
また新生時代から謎のままだった伏線や設定が続々と回収され、メインストーリーは最高だった。
当然このゲームが世界で大絶賛されるきっかけになり、タレントや有名配信者達がYoutubeでこのゲームをプレイすることが増え、一気にプレーヤーが増加した。
しかしこれは紅蓮辺りから徐々に始まっていたことだが、「高難易度コンテンツ」とされている零式の参入障壁が低くなり、正直練度の低い人、そもそも高難易度コンテンツのなんたるかを理解しないまま来ている人が目立ち、いわゆる「魔境」化がかなり進行していた。
いちいち指摘してよくわからない自警団的な人たちに晒されるのも面倒だしな、と思って、そもそも「やらない」という選択を取ったのもこの頃。
また漆黒からNPCとダンジョンに行けるようになり、MMOでありながら人との関わりを放棄できるゲームになったため、ほとんどFCメンバー以外の人と関わらなくなった。


暁月時代

新生から続く伏線を全て回収して、持てる全てを出し切った感のあった暁月のメインストーリー。
正直個人的には漆黒の方がボロ泣きしたが、改めて紅蓮で復帰してここまで続けて良かったなと思えた。
この辺りから極討滅戦すらやらなくなり(確認したら6.0の分はやってた)、パッチが当たってストーリーを終えたら次パッチまでさようなら、という感じになっていた。
FCメンもいつしか多くが新生や蒼天からのベテラン勢か、元FF11プレーヤーのMMO玄人の集まりになっていたため、同じように「最前線を走るのは疲れた」という老人ホーム化しており、パッチ後に一時的に人が増えて、すぐに全員いなくなるというルーティーンが出来上がっていた。
幸いゲームを離れてもリアル友達として仲良くしているため、もはやFCメンとの繋がりだけでゲームを続けているような物である。


そして黄金のレガシー

そして迎えた最新の拡張だが、新生から追っている身としては暁月の6.0で完全に終わった感があったので、正直購入すらどうしようか迷っていた。
6.0でエメトセルクが「黄金郷は見たことあるか?」と言っていたけど、「見たことないけど別に興味ないっす・・・」って思ってたし。
ただ一点、7.xシリーズの24人レイドがFF11ネタになるというそこだけで継続を決め、マウントアークが欲しかったので「良いカモだよな」と思いつつもCE版を購入し、なんだかんだでアーリーアクセスからしっかりプレイした。
メインストーリーの感想は先に書いた記事の通りだが、正直次の拡張前で引退するかもしれないというのが今の気分。
そもそもリアルの生活があるので、いつまでもやってられないというのが前提としてある。
それを抜きにしても、今後期待できる展開になるのか疑問に感じてしまった。

黄金のレガシーの感想
新生βテスターによるFF14黄金のレガシー(メインストーリー)感想|YUKI (note.com)


もちろん7.1以降の流れは注視していきたいと思うが、今(ここ5~6年くらい)のFF14は新規プレーヤーを増やすことにばかり熱心で、古参プレーヤーの方はほとんど向いていないという印象が強い。
もちろんビジネスとして考えれば新規開拓は常に必要だと思うが、暁月で一旦の区切りを付けたことで「とりあえず完結させたから、古参は辞めるなり続けるなり好きにしてね。新規はどんどんウェルカム! 」という印象を感じざるを得ない。
インターネット老害のぼやきと捉えられても仕方ないかもしれないが、6.0と7.0の間でプレーヤーを篩にかけて若返りを進めたいのではないだろうか。
それにしてはゲームの根幹の設計が現在の若いゲーマーに受け入れられるのかという疑問は残るが。

7.0のストーリーが最高だったらこんな事も考えずに、今後も面白いストーリーに期待して続けようと思えたのだろうけど、これまでプレイする一番のモチベーションだったストーリーがこの様子だと、いよいよ自分に合わないゲームになってきたなというのが正直なところ。

思い出も含め長々書きましたが、好きなゲーム(だった)からこそ色々考えてしまった。

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