【DJ】RekordboxでTidalを使うまで
少し前にdjayがApple Musicに対応しましたが、rekordboxでTidalを使うまでのやり方備忘録とか。
Tidalは日本未対応
日本における音楽ストリーミングサービスと言えばSpotifyかApple Musicの二強だと思うし、そもそもTidalって何?って人がほとんどだと思うが、それもそのはず日本には未上陸のサービス。
ただページ自体は日本語でも表示されるので、使う上で迷う事はなさそう。
まあなんか音質が凄い良いとかなんとか。(あまり興味がない)
まずは無理矢理日本から会員登録する
普通に日本のサーバーからアクセスしてもサインアップで弾かれるので、VPNを噛ませて適当な海外のサーバー経由で会員登録する。
この時どこの国を選ぶかで料金が変わるので、暇な人は安い国を調べてそこを使うと良い。
VPNサービスは何でも良いけど、タダで済ませたい人はTunnelBearがおすすめ。(アメリカとカナダのサーバーは有料プランでしか使えないので注意)
たまにそれでも弾かれる国もある
少し前までアルゼンチンが安いとかで利用者が多かったみたいだけど、最近は住所の入力とかが必要になって使えなくなったとか。(詳しくは調べてない)
今回は適当にシンガポールにしときました。
Paypalはあった方が良い
国によっては普通にクレカで決済するだけで通る所もあるみたいだけど、これもやっぱり日本のカードだと弾かれがち。
シンガポールも弾かれた。
なのでPaypalで決済するのが無難。
DJ用のオプション契約も忘れずに
これ忘れるとDJで使えないので本末転倒。
無事サインアップ完了
難しい事は何もない。
普通に音楽を聴くだけならここまでで終了。
VPNも不要なので切って良い。
※DJで使う場合はまだ使います。
rekordboxとリンクさせる
Tidalに無事登録できたらrekordboxを開く。
ツリービューの中の「Tidal」の横にあるボタンからサインインする。
非表示にしてる人は設定からTidalを表示させよう。
このサインインする際にVPNを噛ませてないと弾かれるので注意。
サインインできたら以後VPNは不要。
お疲れ様でした
ここまで来たらrekordboxのブラウザからTidalの曲を検索できるようになる。
ただ、実際に現場で使うのであればあらかじめTidal側でプレイリストを作った方が良いと思う。
曲の数が膨大すぎるので即興で探すには検索性が良くない。
また曲のロード然り回線速度にも左右されるので、普通に自分の曲をロードしたり検索するのとはテンポがだいぶ違うので、クイックで繋ぐにはやはり下準備が必要。
ネット回線も必要
オフライン再生はできないので、現場で使う場合はある程度安定したネット環境が必須。
会場にまともなWi-Fiがあれば良いが、なければテザリングするなり自分で用意した方が良い。
実際の運用
普段rekordoboxを使う際やCDJ-3000でUSBを読む時みたいな爆速ロードは期待してはいけない。
全く初めての曲をロードしようとすると、体感10秒前後かかる。
既に過去に読み込んだ事のある曲であれば、一昔前のCDJぐらいな感覚。
例えばヒップホップをクイックで繋いだり、アニソン系でワンコーラスで繋ぐなどのスタイルを即興でこなすのは厳しい。
あらかじめプレイリストを作っておいて、CUEポイントなど事前の仕込みは必須。
あとビートグリッド合わないがち。
想定される利用シーン
ジャンルにもよるが本格的なクラブイベントでの使用は正直難しいと思うし、楽曲への想いもないだろうからあまり認めたくはない。
そもそも四つ打ち系の楽曲はそこまで充実してないだろうし。
例えば結婚式の二次会パーティーのような、普段クラブに来ないような客層の中でDJする場合は面白いと思う。
得てしてそういう場でDJしていると変なリクエストが飛んできたりするものだが、サブスクの強みを生かして対応できるというのが大きい。(DJはお前の音楽アプリじゃねーんだよと思いつつ)
あと買おうか決めかねている曲が配信されていれば、とりあえず手持ちの曲との相性確認なんかにも使えて便利かも。
最後に
そもそも日本展開されていないサービスに裏口から登録しているような物なので、いつ使えなくなってもおかしくないという点に留意。
現時点でシンガポールドル換算で月額2000円くらいなので、SpotifyやApple Musicに比べてかなり高い。
毎月課金する気はないので、上記のような利用シーンがある場合にだけ課金して使うというのが賢いかも。
思ってたより面白い。