FF7 REBIRTHが面白すぎる件

2/29にPS5専用タイトルとしてFF7リバースが発売されました。
このゲームが予想以上に完成度が高く面白いのでお勧めさせていただきます。


ゲームの概要と買った経緯

こちらのゲームはご存知の方も多いと思いますが、スクウェア社(現スクウェア・エニックス社)が97年に発売したファイナルファンタジー7のリメイクプロジェクトの中の一作です。
リメイクプロジェクトは2020年発売のFF7 REMAKE、今作FF7 REBIRTH、そして次作の三部作の予定となっています。
なので前作「リメイク」の続編ですね。

買った経緯としては、僕は昔からFFシリーズは好きで、「ナンバリング作品」と呼ばれる1~16の作品はオンライン専用の11と14も含め、全てプレイしています。
そういうわけで、遅かれ早かれどこかのタイミングで買うつもりではいました。
ちなみに「リメイク」の時は発売と同時にプレイしたのですが、今作は数日遅れて購入しています。
その理由は後述します。

前作の感想とFF7に対する思い

さて、当然「リバース」は前作「リメイク」の続きなので、前作のプレイが前提となっています。
発売と同時にプレイを開始した前作の僕なりの感想ですが、「まあまあかな」というのが正直なところでした。
というのも、確かに映像は言わずもがな綺麗だし演出も良いしバトルシステムも悪くないんですが、ストーリー上仕方ない部分もあるとは言え、ほぼ一本道のストーリーをなぞるゲームだったので、色々とやり込もうという気にもなれずにストーリークリアだけで終わってしまいました。
まあ「リメイク」は序盤のミッドガル内のストーリーなので、そうなって当然と言えば当然なのですが。
そういう理由もあって「リバース」もあまり期待しておらず、発売日になっても「今日だったのか」程度の認識でした。

それと名作と名高い7ですが、僕の初めてのFFが9でその次に8、そして7という順番でプレイしてしまったがために、あの独特のポリゴンのグラフィックに慣れずに結構苦痛を感じながらプレイしていたため、そもそも作品への思い入れがほとんどないというのも理由です。

ですが休日に予定がなく手持ち無沙汰だったこともあり、発売翌々日の日曜の午後に購入しました。

これは神ゲーでは?

そうしてプレイを開始しましたが、今作は原作でいうワールドマップに出た所からスタートという事もあり、オープンワールドに近い設計となっています。
厳密にはオープンワールドではないですが、ゲーム性としてはほとんど同じで広大なフィールドに様々な探索要素が潜んでいます。
その内容やボリューム感は、海外の大作オープンワールドにも引けを取りません。
これまでFF15でオープンワールド化を試みて見事失敗、FORSPOKENでリベンジかと思いきや、あまり芳しくない評価だったスクエニが、まさかこんな高クオリティのオープンワールドを作れるとは・・・と開始3時間ほどで実感しました。

ネタ要素も抜かりない

FF7ってやたらとキャラクターのヴィジュアル推しなイメージが強くてクールぶってる感じがして、そういう所も正直好きになれない部分なんですが、今作はちょっとしたギャグ要素も上手く入っていて、キャラクターとのギャップで結構笑えたりします。
しかもその小ネタもちゃんと原作から拾って来ていて、「そうそう、本来のFF7ってこうなんだよね」と思わせてくれます。
また原作ではやたらとミニゲームが豊富でしたが、その辺もしっかり現代風にアレンジされています。
シンプルながら奥深いカードゲームなども追加されており、気付けば本編そっちのけでミニゲームに熱中なんてこともあります。
この辺りはセガの龍が如くシリーズのお家芸といった感じですが、FF7リバースもそれに近い政策陣の気合の入りようを感じました。

前作と比べて

前作は先にも述べた通りストーリー的にほぼ一本道になるのが確定していたゲームなので、これ以上広げようがないと言った感じでした。
対して今作は根幹のバトルシステムなどはよりブラッシュアップされ、その他は全く別ゲーと言っていいほど良い方向に様変わりしています。
前作微妙だったしなあ・・・という方もきっと驚くと思います。

FF16と比べて

昨年発売されたナンバリング最新作のFF16との比較ですが、トータルすると個人的には7リバースの方が面白いです。
FF16もアクションゲームとしては面白かったしストーリーも悪くなかったですが、サブクエが単調すぎたのと全体的に雰囲気が暗すぎてお遊び要素が少なく、メインストーリー終わったらもう充分かな、と思ってしまう部分もありました。
個人的な感想を話すと僕は開発チームが同じFF14を長年プレイしている事もあり、FF16のゲーム設計やストーリーがあまりにも14を意識しすぎている事が既視感を生んで逆につまらないな、と感じてしまった部分もあります。

バトルに関しては16は完全に「今流行りのアクションゲーム」といった感じで、7リバースは「アクションに見せかけたコマンドRPG」という表現が近いかもしれません。
この辺は好みの問題ですが、コマンド重視の7リバースの設計の方が「FF感」は強いと思います。

龍が如く8と比べて

7リバースのちょうど1カ月前に、セガから龍が如く8が発売されました。
龍が如くシリーズも大好きで、こちらは7リバースの直前までプレイしていました。
龍が如くシリーズは7からコマンドRPGへシステムを大幅に転換した事でも有名ですが、8ではさらに磨きがかかっていて、RPGにおいては世界的にアクションゲームが主流になる中独自の地位を確立したな、という印象が強かったです。
それと比べると7リバースのバトルはかなりアクション寄りになります。

もうひとつ先程も少し触れましたが、龍が如くと言えば本編と関係のない膨大な量のミニゲームと、ネタに振り切ったサブクエストがあります。
8では過去最大ボリュームと謳っているだけあり、まだほとんど触れていない要素もあるのですが、それと同等とまでは行かないものの、FF7リバースも絶対に意識したであろう数のミニゲームやネタ要素が散りばめられています。
これまでのスクエニであれば、あろうことか社の威信が掛かっているであろうキラータイトルのFF7にそんな事はしなかったと思いますが、まさかまさかです。
ある種変なプライドを取っ払って、一皮むけた感があって好印象です。

まとめ

まだメインストーリーは35%くらいの進行度ですが、その時点でもこれだけ楽しめています。
本当に予想外でした。
長い事FFブランドは地に落ちたなどと言われてきましたが、ここから本格的に盛り返せるんじゃ?と期待させてくれるゲームです。
PS5を持っていたら買って損はないです。オススメ。




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