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大阪、太陽の塔の話

1年ぶりの大阪旅行。
今回の目的は推し(便宜上の呼び名)のライブ。何かひとつ目的がないと旅行に対する重い腰が上がらない怠惰人なので、地方公演は非常にありがたい。
公演中に、本人から遠征勢へ「東京で見れるのに何でわざわざ?」って問いがあったけど、私はそういうことです。あと東京でなかなか見れない内容の公演だったので。
変えるぞ、人生!上げるぞ、波動!

せっかくの旅行だし観光したいよね〜ということで、ライブ翌日は太陽の塔へ向かう予定にした。

大阪へ向かう新幹線の中で、本でも読むかと思ったら隣の友人も同じものを読んでた。仲良しすぎるし、旅を楽しみすぎ。我々のこういうところはかなり可愛い。

大学で出会ったときも、私が返却待ちをしていた図書館の本を彼女が借りていた。耳をすませばキショ版。


新幹線を降り、とりあえず「坂本龍馬に憧れる海老塚先輩」について言及しあった。絶対そこじゃないだろとは思いながら。




日付は変わり、翌朝。
いざ、万博記念公園を目指して阪急電車に乗り込む。阪急電車といえば、ウェディングドレス姿の中谷美紀を思い出す。余談。

阪急からモノレールに乗り換え、万博記念公園駅。

ヌッ


いた。

「見つけた」ではなくて、完全に「見つけられた」だった。怖すぎる。

街中に突如現れる異質さ。
関西圏、特に大阪出身の人達には「太陽の塔をわざわざ見に行くの?」と言われたが、確かに彼らにとっては見慣れた景色の一部なのかもしれない。
道民でいう時計台、都民でいう東京タワー。にしてはちょっと有機物すぎるかも。

そう、太陽の塔はちょっと、「生命」すぎる。

今からこいつの中に?と思うと、ちょっと怖い。

そして、内へ。

当時の展示の再現。
動く。
生命の樹。塔のコア。血管のように枝が伸びている。
生物の進化、を丸ごと飲み込んでいるこの塔の存在とは。
腕の中。ここがいちばんゾッとした。
生命の樹の上部に佇むサルとヒト。
決してここがてっぺんではない。太陽もまた、そう。


太陽の塔は生命すぎる!と思ったのは、展示が「生命」「脈動」をテーマにしてるから当然ではあるのだろうけど、明らかに内部に訪れた人間の気を吸い取って生き永らえている感覚があった。
実際、塔を出たら疲れ切ってしょぼしょぼとしてしまった。

万博記念公園には「気合を入れにここに来い」などといったポスターが貼られていた。
(写真は撮り忘れたのでブログを転載)

確かに、外から見る分には相当量のエネルギーを貰えるけども、内に入るとこちらのエネルギーを持っていかれる。気合いは入るかもしれないけど、本当に悩んでるときに行くのは怖い。

背。かっけ〜
左腕の先をよく見ると鳥が止まっている。
内部から見るとあんなに恐ろしい、あの腕の先。
鳥になりたいとは思ったことないけど、あの鳥はかっけ〜と思った。



大いにくらってしょぼしょぼしながら、EXPO CITYの観覧車に乗った。20th century boysを流しながら。そういうことは全然する。20世紀少年全然読んでないのに。

公園、広すぎる!
元気があれば博物館とか行きたかった。また今度行く。
こんなんしてる間に観覧車が一時停止してマジで怖かった。
エネルギー奪われすぎてここで終わっちゃう???とか思った。


次は公園内をもっと楽しみたいし、箕面ビールのブルワリーも吹田のビール工場も行きたい。デンスケでシビレも食べなきゃ。池田のミスドミュージアムも行きたいし、ZAZAもどうせまた行くだろうけど、さすがにそろそろNGKやマンゲキも行っておきたい。ニューライトのセイロンライスもまた食べたいなー!やりたいこと、行きたいところは無限湧きだ。

またすぐ行くね、大阪。


おいしかった

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