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拒食症から回復するためのきっかけ

拒食症にも元気になるためのきっかけって実はあったりするのかもって少し思います。

私は拒食症の中でもがいていたときにごくたまに、いつもと違う気持ちを持つことがありました。

食べないって決めているあの食べ物を少しだけ食べたいなって思う時、頑張ってあと一口食べてみようかなって思う時。

こんな風に思うようになったのは徐々に徐々に体重が戻ってきている時でした。
やっぱり体重が少しだけでも戻ると、心にこういうことを考える隙間が少しずつ生まれてくるのかなと思います。私はこんな“タイミング“が訪れたときはいつも「いやいや、我慢しないと」こんな風に思って自分の気持ちを自分の中に閉じ込めていました。

あるときみなさんご存知、あの夢の国に家族に連れられて行ったとき、なぜかいつもよりも強く、「これ、食べてみたいな」と思いました。それはいつもの私だったら絶対に食べないと決めているジャンルのもの。もし食べたら絶対に「食べちゃった、どうしよう」と後悔でいっぱいになるようなジャンルのもの、でした。「食べようかなどうしようかな、うーーーん」と悩んだ結果、私はそれを食べることにしました。美味しいものを食べるはずなのに緊張と怖さを抱えながら食べました。そして予想通りに「あああ食べちゃった、、、」と後悔の気持ちが押し寄せてきましたが、実際は体重や見た目に全く変化はありませんでした。ちなみにそれを食べた次の日もいつものご飯を食べて調節などはしてないです。

当たり前と言えば当たり前のことかもしれませんが、油や砂糖=悪!と決めつけていた私は少しでも甘いもの、脂っこいものを食べたら太ってしまうと信じていたので拍子抜けのような気持ちがして「いや、今回は偶然体重が増えなかっただけでしょ」とか思っていました。

でもその日を境に自分の気付かないところで自分の気持ちが少し変わったのか、ごくたまーに「ちょっと食べてみようかな」と思った時に今まで食べられなかった種類のものを食べ出すようになりました。もちろん毎回それをするたびに後悔の気持ちはセットで付いてきますが、徐々にその気持ちも薄れていきました。

あの夢の国で「ちょっと食べてみようかな」という気持ちが生まれたのは偶然ですが、そこで少し食べてみたことでいい意味で“なるようになれ“のような気持ちが生まれたのかもしれないと思うと、「あの時食べておいてよかったな」なんて今は思います。「ちょっと食べてみようかな」という気持ちが生まれた時に、毎回ではなくてもたまーにその気持ちのままに食べてみるのもいいのかななんて思って今回はこのことについて書いてみました。







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