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拒食症から回復するためにやめたこと

今日は拒食症から回復するために私がやめた(やめようと努力した)ことについてです。これは前回の「拒食症回復時のマインドセット」をするためにも必要なことかもしれないと感じています。


①体重計に乗るのをやめた
拒食症から回復したいと思い始めたとき、私は
「体重を増やすために体重計で毎日体重を確認しないと!」
と思って毎日体重計に乗っていました。でも心の底では標準体重よりも低い自分の体重を見て安心するために乗っていたように今では思います。
毎日体重計に乗って低い数字を見ることで自信だったり満足感だったりを得ていたのかもしれません。それに気づいた時、体重計にできるだけ乗らないようにしようと決めました。たまに乗ると自分の体重が増えているのが目に見えて落ち込んでしまうこともたくさんありました。でも、体重計に乗らないことは効果的だったようでご飯を食べることへの抵抗が少しずつ薄れていきました。
乗らない、と決めてそれを実際に行うのは難しいと思うので電池を抜く、家族に預かってもらう、いっそのこと捨てるなど物理的に乗れない状況にしてしまうのも良いかもしれません


②無理に運動するのをやめた
拒食症だった時どうしても運動したくない日でも無理に運動して、メンタルが
ボロボロになることがよくありました。泣きながら有酸素運動をやったりすることもあって「じゃあやらなければいいじゃない」と思われるかもしれませんが、
当時の私は運動しないと罪悪感でいっぱいになってしまったり、ご飯の量を減らしてしまったりしていたので無理にでも体を動かすことがありました。
でも、ある日「本当に今日は運動できない、やりたくない」という日が来てしまってその日は運動しませんでした。でも泣きながら運動するよりも、運動しないことの方が嫌な気持ちは少なくて済んだように思います。しばらく運動しなくても別に大丈夫だと言い聞かせて、実際にそうだったので(経験済み)、自分を許してあげて一日中家でゴロゴロする日も大切だなと思います


③カロリー計算をやめた
私は拒食症当時、毎日〇〇kcalまでしか摂らない、と決めてそれの中で食事を摂るようにしていました。これをやるために自分が食べる全てのもののカロリーをチェックして、外食に行くときにはメニューを事前に決めて、栄養成分表示がないものについては自分で調べることまでしていました。
(拒食症を通してプラスになったことをもし挙げるならば色々な食べ物の栄養素を覚えられたことと計算が早くなったことくらい笑)
でもこれを全て行うのはとても大変だったので、大変な思いをしないで良いように毎日同じようなものを食べて、外食はできるだけしないようにしていました。
正直このカロリー計算が当時の一番大きな負担でした。外食にいく前にメニューが見られない、または事前にどこのレストランに行くかわからない時にはその場で何分もかけて一番カロリーが低そうなメニューを選び、家に帰った後でそれよりも低いカロリーのメニューがあったら罪悪感でいっぱいになっていました。美味しそうだから、ではなくカロリーが低そうだからという理由で食べ物を選ぶのは食べることが大好きな私としてはしんどいことでした。すぐにこの習慣をやめるのは難しかったので、徐々にカロリーを見ないように努力するようにしました。今ではカロリーは全く気にしていませんが今の自分の体重が重いとは感じていません。(もちろん拒食症時からは何キロか増えましたが、、)

④ルーティンワークに固執するのをやめた
共感する方も多いかもしれませんが、拒食症だった時私は毎日たくさんのルーティンワークを決めていました。運動は何分、ストレッチはこのくらい、ご飯は何時から、、、、、、と無限に続きそうですが、このルーティンワークをこなすことができないと罪悪感を感じたり、できない理由を作った誰かにイライラしたりしてしまっていました。いろいろなことが起こる日々の中でこれら全てをやり遂げるのは簡単なことではなくて、このルーティンワークを守ろうと躍起になる中で自分の好きなことをする時間だったり、ぼーっと何かを考える時間がなくなっていきました。これもカロリー計算と同様にすぐにやめるのは難しいので、一つずつで良いので「やらない日」を作ってみるのが大切かもしれません

⑤SNSを見るのをやめた
何度か書いてきましたが、拒食症当時の私のSNSのおすすめ欄はダイエットに関する情報で埋め尽くされていました。
「〇〇を食べたら痩せる!」「この運動が効く!」などの投稿を見てはその全部を自分の生活に取り入れようとしていました。なので、拒食症から回復しようと思っている時でもSNSを開くと自分が痩せようとしていないことを強調されるような気がしたり、痩せる方法を試してしまったりしました。
(それにSNSには細い方がいっぱいいますし、、)
なので、SNSはスマホから消して目にすることがないようにしました。これはとても効果的で、体重を落とすことへの執着心が少し薄れたと感じています。

これ以上書くと長くなってしまいそうなので、今日はこのくらいにしてまた今度機会があったら第二弾を書いてみたいなと思っています


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