見出し画像

第2回 半透明の牛アゲイン【朽羊歯ゾーンのWoundTube】

オワー。
見つかった。

第1回WoundTube、自分からツイートしなかったら全く誰にも読まれないだろうと予想していたため、逆に宣伝せず何日間隠れていられるかを試していたのだった。1日経たずに見つかった。雀100さんありがとうございます。スキしてくださった方々も。

ちなみに文体はこっちでいく。硬め濃いめアブラマシマシ。嘘。硬め、である。
昨日は新企画の説明部分だけ敬体にする予定が、全て新企画の説明になってしまったため、ずっと敬体だったのだ。

とはいえ、WoundTubeは「肩肘張らずにくだを巻く テンテテン」が目標(生足魅惑のマーメイド テンテテン のリズムで読んでください)なので、敬体の気分の日があれば逆らわず敬体にしようとは思っている。
あと、今調べたら「テンテテン」じゃなくて「テンッテン」っぽかったし、「生足」じゃなくて「ナマ足」だった。

で、今日はなんの話するつもりだったんだっけ。
そうだ、昨日書けなかったことだ。
半透明の牛だ。

見直したら、「透明感のある牛」だった。ええい昨日のタイトルは修正できない。できるけどしたくない。このまま「半透明の牛」でいく。

これはシーリングスタンプの動画だ。手紙の裏に封をするための封蝋を、剥がせる板などに捺して、メダルのようなものを作っている。何かに使うわけではないが、かわいいし色合わせなどの工夫の余地が多いので(いろいろな技法もある)、私も時々やっている。流行なのか、最近は運が良ければ百均でも一通り道具が揃えられるようになった。興味のある方はぜひ試してほしい。

動画では、透明のまだら模様のシーリングスタンプを「透明感のある牛」と表現していた(0:27)。私は笑った。コメント欄も「透明感のある牛」で埋まっていた(今見たら、コメントの書き出しが4連続「透明感のある牛」だった)。

そして、これを思い出した。

「酔い止め」を見たとき、衝撃を受けた。純粋4コマ(何も描かれていないコマ枠)の「情報量が少ない」という性質を使った作品を見たのは初めてだったからだ。

純粋4コマに情報が少ないのは当たり前だ。牛が不透明なのも同様だ。なのに言われるまで気づかなかった。それはきっと、必要のない情報だからだ。

誰かが何かで言っていた。「重要度の低い情報をピックアップすると面白くなる」と。二つともそのパターンだ。しかし、重要度の低い情報は、盲点にあるから見つからない。どうすればいいのか。

そのヒントは、「折りたたみ式ですのでかさばらず持ち歩けます。」にある。

オモコロの雨穴さんのプロフィールだ(私がさん付けする基準が非常に曖昧だということが判明した。許してほしい)。

雨穴さんは人だ。と言い切ると話がややこしくなるが、少なくとも人に近い形をしている。それなのに、まるでキャンプ用の机か便利グッズのような説明文である。これを思いつくにはどうしたらいいか。

キャンプ用の机と比べればいいのだ。自分を。

そうすれば、人間を「人間の特徴」ではなく「キャンプ用の机の特徴」から見ることができる。その中には、人間にとっては重要度の低い特徴もたくさんあるだろう。

純粋4コマもそうだ。普通の4コマ漫画と比べるといい。牛もクリアファイルあたりと比べれば「透明感のある牛」というワードが出る可能性がある。

とりあえず周辺にあるものと手当たり次第に比べ、別の物の特徴で元のものを見てみるといい。私は暫定的に、そう結論づけた。
(雨穴さんのプロフィールについては、それ以外の要素も多いが。)

ただし、全く関係ないものと比べてもうまくいかなかった記憶がある。とはいえ牛とクリアファイルでうまくいきそうなので、いくつも試すのが重要なのかもしれない。

ちなみに、タイトルの「三度目の正直」は語呂だけでつけた。というか、第2回も半透明の牛の話をしなくて第3回まで持ち越されたら面白いなーと思って考えていたら韻を踏める言葉が現れた。わざと引き延ばしても良かったが、読者に嘘をついているような気分になったので、第2回のタイトルにすることに。

2024/10/7追記:タイトルに「三度目の正直」入ってないじゃんかよ。
元は「半透明の牛 三度目の正直」にするつもりだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?