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アナフィラキシーと分かるまで、4日間苦しんだ! DAY.4(完)

この記事は、私が50代でアナフィラキシーになった時の状況を、できるだけ細かく書いたものです。 アナフィラキシーの症状を知りたい方の参考になれば幸いです。 今回でこのシリーズは完了です。

DAY4. 呼吸困難そして入院

金曜日の朝、全身の蕁麻疹のかゆみで、あまり眠れませんでした。

そして昨日同様、またもや謎の腹痛が襲ってきました。トイレに行くが、やはり何も出ない。

『グオ~ッ(腸が腹の中をグルグル回っているイメージ音)』

『ヴーッ・・・ヴーッ(私のうめき声)』

妻いわく、『じんましんだけじゃなく、腹痛もでてきたんじゃ、内科に診てもらったほうが良くない? というか、もう家で管理できる状態じゃないし、入院じゃない?』ということになり、今日は同じ病院の内科を受診することにしました。
車の運転は無理なので、妻にしてもらいます。

病気が治んなくて、3日連続で同じ病院に通うってことある?
(しつこい患者だと思われるだろうなぁ・・・)
今日でだめなら、病院を変えるしかないかも。

病院に着くと内科に行き、番が呼ばれるまで妻と待っていました。

内科の先生に、今までの蕁麻疹の症状や、なぞの腹痛が朝方に襲ってくるを説明しまいた。

しかし、触診しても分からないので、お腹のCTを撮ろうかということになりました。
しかしその前に、皮膚科の先生に今日の蕁麻疹の状態を診てもらってからででも良いということになり、今日も皮膚科に回りました。3連ちゃん。

今日の皮膚科の先生は、ベテランの先生でした。
ひとまず、じんましんの症状を抑えるのが先だということで点滴をすることになりました。

処置室でベッドに横になり点滴をしていると、私の症状を聞きつけた、さっきとは別の内科の先生が来て、私の様子を伺っていました。

すると、『肩で息をしてるように見えますが、息苦しくないですか?』と聞いてきました。 確かに、少し喘息のような感じがありました。 

コロナ禍で有名になったパルスオキシメーターで酸素飽和度を測ってもらったところ、数値が87%~89%でした。

80%以上だから、なんとなくまあ平気かな?って思っていたら、
『ああ、90%を切ってますね。』と内科の先生。
すると、
『これはアナフィラキシーです。アドレナリンを打ちます。』
ということになり、先生にアドレナリンの注射の指示をされた看護婦さん達も、バタバタしながら準備をはじめ、点滴を続けながら、腕にアドレナリン注射をしました。

すると徐々に呼吸がしやすくなり、また蕁麻疹も、若干消えてきたのです。

ここでやっと、この一連の症状(全身じんましん、謎の腹痛、呼吸困難)は、アナフィラキシーだったということが分かりました。

『やっとか。もう少し早く分かってくれればなぁ。』と正直思いました。
自分がしつこく病院に来なかったら、どーなってたか。


※振り返り

==================================病気になったら、自分の意思で能動的に動かないと、良い結果にはならない。
また、先生のその時の診断がすべて正しいということばかりではない。
今回ではっきり分かりました。
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処置室には皮膚科の先生もやってきて、何やら内科の先生と相談していました。

そして内科の先生が、『今日、このまま入院しましょう。』とおっしゃってくださり、私も妻も、これでひと安心といったところでした。

入院期間中に採血をしてアレルギー検査をしたのですが、どの検査項目も異常値はなく、アナフィラキシーの原因を特定することができませんでした。

退院後は薬を飲み続け、症状は落ち着きましたが、原因が分かっていないため、不安要素は残ったままです。
そこで、処方された薬が終わる2週後に、皮膚科で気になる食材を用意して、プリックテストを行い、原因を探ろうということになりました。

次回は
アナフィラキシーの原因の探求へつづきます。






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