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『放課後のプレアデス〈全12話〉』感想メモ

見出し画像出典:放課後のプレアデス(dアニメストア)

こんな感じの話

・少女達はプレアデス星人の為に魔法使いに変身し宇宙船のカケラを集める
・宇宙と教室を行き来し、少年少女の友情と成長を描くSFアニメ

感想のようなもの

星が大好きな主人公すばるは宇宙からやってきたプレアデス星人と出会い、地球上で遭難した宇宙移民船を直すためにエンジンのカケラ集めに協力することとなる。プレアデス星人がカケラ集めのために魔法使いに任命したのはただ1人のはずなのに、なぜか5人集まっており、その5人は何か足りないところのあるポンコツな少女達であった。謎の少年息の合わない5人は失敗しつつも訓練し、協力してエンジンのカケラを集めていく。

疎遠になってしまった幼馴染のすばるとあおい。ひとつの席に座ろうとする2人の少女。集まってしまった5人の魔法使い。扉を開けるとつながっている不思議な温室、そこで出会う少年。少女の夢見がちな妄想のような展開。思わず逃げ出してしまうすばる。少年に似たカケラを奪おうとする謎の少年の存在。はじめに観ているときは理解できずに疑問符を浮かべてしまうところがあるが、何もかもがつながっていて意味があった。

なお、カケラの奪い合いはするが、戦いらしい戦いはない。

少女5人それぞれのエピソードがあり、なかでもななこが先行してカケラの位置を特定するために宇宙をひとりで旅する話が地味ながらも結構気に入っている。平凡な特別でない女の子たちが魔法使いとなりカケラ集めにをしていくうちに自分のことについて知り、他人についても知り、友人との関係を深め、可能性を求めて旅に出る姿はみていて気持ちよかった。

いくつもある世界軸と宇宙やプレアデス星人についての設定に矛盾を余り感じず、面白い設定と世界観なのにわかりやすいストーリーになっているのもすごいと思った。

女の子たちが変身して挑戦するアニメながらも、どこか地味でライトにSFを楽しむのにちょうどいい作品かなと思う。

好きポイント

・謎の少年
・通訳ななこ

こんな人におすすめしたい

・SF好き
・魔法少女ものが好き
・友情ものが好き

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