2023年5月22日﹣毎日散歩計画24日目
5月22日。毎日散歩計画24日目、晴れ。
夜。同じ場所をぐるぐるまわるだけの散歩をした。
家から一番近い公園のある一角を、目標の歩数になるまでぐるぐる歩くことにした。
1周目、はじめましての猫を2匹見かけた、近づく前にどこかに行ってしまった、公園でがたいのいい男性がシュッと細い犬2匹を散歩させている、角のマンションからあかちゃんの泣き声とそれをあやす声が聞こえる。
2周目、コンビニでたくさん買い込んで斜向かいのマンションに入っていく楽しそうなサラリーマン5人組、さっきのがたいのいい男性が公園から出てきた、愚痴を言いながら歩くおじさんとそれを聞くおじさん、「にやーっとしてこっちば見てからさ、俺が喋らんといかんとばい、おかしかろうもん?」、男女とすれ違う、角のマンションのあかちゃんは泣き止んだようだ、背中の倍以上ありそうな大きなリュックの女性が犬を抱えて出てきた、犬に話しかけていると思ったら電話をしていた、「近くの公園でカラスがあかちゃん産みようらしくてさ、えらいギャーギャー騒がしいと思いよったら」、少し歩いたところでリュックをおろしたと思ったら中からもう1匹小型犬が出てきた。
3周目、コンビニ前に推定10代の少年たちが7人わやわやしている、中にいる誰かを待っている雰囲気だったが1人が声をかけるとぞろぞろと店内に入っていった、さっきすれ違った男女が公園で遊んでいる、グラウンドの隅ではシャドーボクシングをしている男性の姿、角のマンションのあかちゃんがまた泣いている。
4周目、人がいない、公園のベンチに人影がと思ったらさっきの男女だった、青いお花みたいなエリザベスカラーをつけた犬が散歩している、公民館の横のプランターに白い花が咲いていることに今さら気づく、角のマンションのあかちゃんは今度こそ泣き止んだようだ。
5周目、すこし疲れてきた、喉がはりつく感じがして生唾を飲む、コンビニで炭酸水を買う、線路の柱の一番高いところでカラスが鳴いた、しばらく待ってもう一度、さらに間をあけてもう一度鳴くが返事はない、公園横の駐車場でちいさくてまんまるの猫が小さな声で鳴いている、公園に人が増えていた、ベンチの男女、ブランコに座って自撮りしている女性、ボールを投げる人と打つ人、電話中のサラリーマン。
目標歩数に達したので、ベンチで炭酸水を飲んでひと息ついてから帰宅。
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