非・一人博物館鑑賞をしたら意外に楽しかったよ
はじめに
一人行動が大好きなぼっちオタクの皆さん、こんにちは!かくいう僕も一人行動が大好きです。一人映画も、一人焼肉も、一人USJも、一人温泉旅行も全く抵抗なくこなしております!(助けてください)
そんな一人行動が大好きな僕ですが、先日初めて一人じゃない博物館鑑賞をしました。非・一人博物館鑑賞とでも言えばいいでしょうか。その時に得られた気付きを今回は書きます。
僕自身の思考整理も兼ねて記載していますが、「は?博物館は普通に二人以上でも行くだろ...」と思われた方や、お時間がある方は最後まで読んでいただければ幸いです。
本編
博物館行くまで
先日に東京とかへ行っていたのですが、僕が東京へ行くことを知ったフォロワーさんから、ありがたいことに「よかったらご飯一緒に食べませんか?」と連絡を頂きました。
俺「いいよ!俺は博物館とか鑑賞したいから(その後に)喫茶店とか昼飲みとかどう?」→博物館か美術館も一緒に行ってもいいですか?→俺「いいよ!」と、トントン拍子で話が進みました。
正直この時は「本当は一人で鑑賞したかったんだけどな〜」と思っていたのですが、こういう自分の殻に籠るのは本当に良くないなと考えたので非・一人鑑賞を決めた次第です。
鑑賞先は東京都上野の国立科学博物館に決めました。もはや説明不要ですが、我が国が誇る自然科学の大博物館です。選んだ理由は単純に全然行けてなかったから。実はこの博物館は国立の名を冠していますが国立ではなく独立行政法人であったり、博物館法における博物館ではなく博物館相当施設で〜などウンチクが沢山あるのですが割愛します。興味ある方は各自でお調べください。
当日は上野駅の公園前改札で待ち合わせて、合流後に挨拶もそこそこに博物館へ。
ちなみに国立科学博物館は現在(5月末時点)は入館予約制です!ご注意ください。僕たちはなんも知らずに突撃してなんやかんやで普通に入れましたが、スマートに進めたい方は事前にwebで予約することをオススメ致します。
なお、予約無しで突撃した場合は入場時に携帯電話番号をスタッフさんに口頭で伝えることになります。スタッフさんに「自分で用紙に書きますよ」と言っても「いえ!私が書きます!」と断固拒否されますので(なんで?)、その辺が気になる場合はweb予約してください。僕はweb予約無しで突撃した罰として甘んじて受けましたが…。フォロワーさんに電話番号を知られたくないのではなく、全然知らん人らがいる環境で携帯番号を言うことに抵抗がありました。
まず、特別展自体が面白い
国立科学博物館では大別して常設展と特別展が設けられています。特別展では6/19まで「宝石」が催されております。
この展示がもう最高でした。お時間ある方は是非お立ち寄りください。上手く言語化できませんが、「すげえ豪華な石屋さんの展示」と言えばいいでしょうか?少年時代に綺麗な石を見ては「竜の涙」とか言ってた僕にはブッ刺さりました。根源的にあると思うんですよ、デカくて綺麗な「石」に対する憧れってやつが。
特別展は概して「人メッチャ多くてゆっくり鑑賞できない」というものがありますが、スタッフさんは「立ち止まらずにゆっくり歩いて〜」「順番等はございませんので空きができたら前に〜」とアナウンスしてくれていますので、ガンガン前に行きましょう。突撃あるのみです。あと突撃しなければ後ろから突撃される。
宣伝みたいになってすみません。他にも写真を撮ったのですがネタバレを考慮して控えます。
次からが本題です。
話題が無限にある
これが一番の主題ですが、博物館では話題に事欠きませんでした。国立科学博物館では常設展の展示品も多岐に渡っており、あらゆる分野の展示があります。(常設展は大別して「地球館」と「日本館」に分かれています。僕たちは「地球館」から廻りました。)
特別展は人多すぎな傾向があるうえに昨今の例のウイルスの影響で会話が憚(はばか)られたりするのですが、常設展は比較的人が少なく会話もしやすいです。
もうね〜色々と鑑賞してると会話のネタが無限に湧いてくるんですわ。恐竜コーナーではティラノサウルス研究史や鯨の進化の歴史、魚介類の展示では魚の見分け方について、動物コーナーではウマについて、etc…。あと単純に細胞の拡大図を見ながら「形ヤバ!」「小さいからって奇を衒(てら)いすぎだろ!」とワイワイしたり。
また今回、一緒に鑑賞したフォロワーさんが僕が大学時代に専攻していた分野と似た領域を大学で学んでいるのも大きかったです。
なので人文学系の展示なんかは大盛り上がりです(と僕は思ってます)。その反面、理系分野については二人とも頭が小学生になり「示準化石…聞いたことがある」「…磁場?」と言葉が少なくなりました。
が、そこから「自分がギリギリ覚えている理系知識を補完する会」が始まるので別の側面で楽しめます。文系同士なので呼吸が合うのでしょうか。文系理系なら片方が自分の分野で喋りまくるだけになっていたかも。
鑑賞品について話すことがアウトプットになり記憶が定着する
人間の記憶力の定着にはアウトプットが重要な役割を果たしていると言われています。これについては『サイエンス』誌に掲載された論文に詳しく記載されていますが、今回は僕が探した限りで一番上手く纏まっている日本語記事の紹介&一部抜粋をさせて頂きます。
ちなみに、似たような記事は大量にあるのですが↑の記事のように最後に出典を記載したものは殆どありませんでした。そういう記事は主に筆者のリテラシー能力を疑うので、個人的には参考の参考の参考のギリ参考程度にとどめた方がいいです。
脱線しました。この記事は主に言語習得に於ける文脈のものですので単純に引用して良いかは分かりませんが、僕個人としては一人で鑑賞するより誰かと鑑賞品について話しながら(=アウトプットしながら)回った方が記憶に残りました。一人で黙々と鑑賞してメモ取るのとでは記憶の定着度合いが違います。(個人の感想です)
せっかく鑑賞したのだから、僕は可能な限り鑑賞品を自身の血肉に変えたい思いがあります。その点でも非・一人博物館は新たな気付きでした。はい。普通の人は普通に誰かと行くから当たり前のように知っているらしいね( ; ; )
おわりに
僕は苦手じゃないですが、初対面の人とカフェで会話するのは苦手かも!な方にも博物館鑑賞はオススメだと思いました。
無理して全部見る必要はないんです。お互いが興味あるところだけつまみ食い感覚で鑑賞すればいいんですよ。金額の大小じゃないですが、ワンコイン以下で入館できる博物館もありますし。
なお、今回は男二人で昼休息を挟む以外は閉館までぶっ通し立ちっぱなしで鑑賞しましたが、女性同士や男性女性の場合は適宜ベンチに座るなりして休息を挟むことをご推奨させて頂きます。
非・一人博物館鑑賞の機会をくれたフォロワーさん、ありがとうございます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
以上
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