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ピラミッドをつくって、自分の思いを伝えてみよう!『1分で話せ2 超実践編』#朝渋読書

今日3月31日の朝は、朝渋の著者イベント
『1分で話せ2 超実践編』に参加しました。

この今朝の著者イベントを振り返ります。

「あの頃の僕」に学びを伝える、伊藤羊一さん

今回のゲストは、伊藤羊一さん。
朝渋では最多、8回目の登壇となりました。

今でこそZアカデミアやグロービス、
Voicyなど幅広く活躍されていますが、
若いころから今の姿があったわけでは
なかったとのこと。

昔はうまくいかない、失敗ばかり。
「なにもなかった」サラリーマンだった。

そんな羊一さんが、苦しみながら
もがき続けて一歩一歩、
あれこれ試しながらも自分なりの学びを得て
成長し、今にいたっています。

2018年に出版された『1分で話せ』で
筋道立てて考えることについて得た学びを、
実際の「伝える」場面において
どう実践したらいいのだろうか。
ご自身も、かつてそう思っていたとのこと。

そんな「あの頃の僕」に向けて書いた新刊
『1分で話せ2【超実践編】 世界のトップが絶賛した即座に考えが"まとまる" "伝わる"すごい技術』
を3月20日に出版されました。

新刊を題材に、考えが「まとまる」「伝わる」
その極意についてお話しいただきました。

ピラミッドをつくってみよう!

基調講演の冒頭でお話しいただいた、
今回のポイント。

一番上:結論 ~だと思う、~がしたい、~である など
2段目:根拠 なぜなら、××だから など
3段目:具体例 たとえば、実例 など

人に何かを伝えたいとき、このピラミッドを
結論→根拠→具体例(たとえば)の順で
つくってみましょう。

ピラミッド、なぜ結論から?

ピラミッドをつくるとき、
なぜ、具体例や根拠からではなく、
結論からなのでしょうか。

たしかに、根拠や具体例となる情報は
判断材料としてないと不安にはなります。

ですが、情報が量産されあふれる現代、
そのすべてを集めることはまず不可能です。
仮にそれができても、基づいて出した結論が
必ずしも望んだ結果にならず、
絶対的な「正解」は存在しません。

この不確実な世の中では、
どんな場面においても、言えることですね。

どうしたらいい?ではなく、あなたはどうしたい?

正解がなく、不確実な世の中。
そこで大事なのは、自分なりの結論。

ここで私は、上記ツイートをして
仕事でよく遭遇する場面を考えました。

企業の経理部門で働く私は、
処理方法に悩む現場部門から相談を
受けることもよくあります。

そこでは、起こっている事実を
並べての説明とともに、よく聞くことばが
「どうしたらいいですか?」

自分たちでは決められない。
もしくは決めたくないのを感じていました。

このことから、自分なりの結論を出すのは
一つの覚悟なのかもしれないな、と
私は思いました。

なお、上記「どうしたらいいですか?」が
出てきたら私は一度は
「あなたはどうしたいですか?」
「あなたはどう思いますか?」
と返し、その件を自分事に
考えてもらうようにしています。笑

絶対の正解がないから怖いかもしれないけど、
自分なりの結論、持って臨みましょうね。

ピラミッド、聴くときにも使えるよ

考えをまとめたり、話したり、書いたり。
主に自らのアウトプットのための
論理的な思考法として役に立つピラミッド。

ですが、相手の話を聴くときにも
ピラミッドは役に立つのです。

それぞれの話の内容が、
「結論」「根拠」「具体例」
どこにあてはまるかを埋めていきます。

「自分が話すことと、人の話を聞くことは、
同じコインの表裏です」

書籍にも書かれています。

話すことに自信がないけど
聞くことに抵抗がない人は、
まずは聞くことでのピラミッドづくりから
はじめてみてもいいかもしれませんね。

日々の行動と振り返りが、自分の軸をつくる

質疑応答から。

自分の主張(結論)をつくるために
何が必要なのだろうか、という問い。

過去・現在・未来の自分の思い。
それをつくるものって何だろうかと
考えてみました。

日々の行動と振り返り。
その繰り返しによって自分を知る。
自分が大切にしているものがわかり、
自分の軸もできてくる。

それがあっての、自分の結論ではないかと
私は思いました。

私個人的に、ストレングスファインダーで
「内省」が2位にあったため、
上記ツイートでは「内省」の
フレーズを入れてみました。

それこそ、1行書く。そこからでも。
日々の行動と振り返りをしていきましょう。

ピラミッドづくりも、習慣に

今日から行動できること。

自分の伝えたいこと、結論。
それを伝えるための、根拠。
そして相手にイメージしてもらって
自分事にしてもらうための
具体例としての、たとえば。

このピラミッドをつくる練習をする。
日常のさまざまなシーンからやってみる。

書籍でも「「能力」ではなく「単なる習慣」」
と書かれており、ピラミッドは
習慣で身につくもの。

私は幸い、毎日更新しているブログも
その練習の場として使えますので、
ブログでもピラミッドをつくって
文章を書く、練習をしてみます。

ピラミッドが習慣になる。
そんな自分の未来が、楽しみですね。

伊藤羊一さん、ありがとうございました。

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