短くわかりやすく、それでいて大切なことを伝える。時間や心の余裕のない現代の人への寄り添い。読書メモ－『説明は速さで決まる』

中村圭さんの
『説明は速さで決まる』を読みました。

情報があふれ、じっくり読んで選別する
余裕のなくなった現代。

そんな時間のない現代の説明において
求められるのは「速さ」であり、
わかりやすくて短い説明。

本書では、著者のコピーライティングの
経験をもとに、伝わる説明について
まとめられた1冊です。

以下、読書中のツイートです。

『#説明は速さで決まる』読みはじめ。

「相手に説明を聞いてもらえる前提で話さない。見てもらえる前提で書かない。」

仕事で特に意識したいこと。
相手は聴いてくれてるだろう、理解してくれてるだろうと期待して考えない。
相手と同じ目線になって、何度でも何度でも伝わるまで伝える必要がある。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 1, 2019

『#説明は速さで決まる』

「言葉は一旦頭のなかから出してみないと、いいか悪いかが判断できない」

頭のなかでぐるぐる回っていることとか、それを言葉に出す前はキレイに説明できそうな感覚になる。だけど、出す段階でうまくいかなかったりしっくりこないことも多い。出すことでことばに整える。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 1, 2019

『#説明は速さで決まる』

「説明が苦手な人は、自分の説明の中身を把握できていない」

説明が上手くいかないときって、確かにこういう状態になっている。
内容をちゃんと自分の中でものにして、しっかり準備しよう。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 1, 2019

『#説明は速さで決まる』

「説明を短時間で理解してもらうには、頭のなかの説明マップを相手にも共有させる必要がある」

説明って、伝えることはことばそのものだけじゃない。
その背景も含めて共有する必要がある。
マップを共有できた状態が説明を理解したとも言えそう。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 2, 2019

『#説明は速さで決まる』

「体験談は、まだ誰も聞いたことがない、オリジナルストーリーになる」

私も野球やサッカー観戦で、スタジアムグルメやスタジアム周辺のイベント、遠征の観光情報などのレポートを書くが、必ず自分の経験というフィルターは通している。
そうでなければ、誰でも書けるから。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 2, 2019

『#説明は速さで決まる』

「よく考えてまで有益かどうかわからない情報を読み解くパワーが、現代人にはもうない」

それだけ今の世の中には情報が溢れている。
その中に飲まれてしまうと、じっくり考えることすらできないのが現状だ。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 3, 2019

『#説明は速さで決まる』

「ただ目を引くだけでは不十分で、最後まで読んでもらい、共感したり、興味を持ってもらわないといけない」

情報が溢れている現状では、じっくりと考えている余裕がない。
読んでもらうこと、共感してもらうことのハードルも高くなっている。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 3, 2019

『#説明は速さで決まる』

「一度説明に必要そうな要素を箇条書きで書き出し、すべて可視化することで説明の地図ができる」

話す内容が飛躍して伝わらないときは話す内容がぼんやりしてつかみきれていない。
この箇条書き、やってみよう。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 3, 2019

『#説明は速さで決まる』

「ビフォアー&アフターの型は、「理想」とする状態から現状の問題点をあぶり出すこともできます」

理想の状態、ありたい姿があって。
一方で現状があって。
その両方を結ぶことによって、対比してシンプルな一本の道のりとしてわかりやすくしてくれる。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 5, 2019

『#説明は速さで決まる』

「ほかの人にどう言い換えたら伝わりやすいか、どういえば理解にたどり着くのかを考えておくのも、説明においては非常に役に立ちます」

言い換えや例えをうまく使えると、本来そのことに関係なかったり興味なかった人に魅力を伝えるきっかけになる。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 6, 2019

『#説明は速さで決まる』

「目標を、自分への説明だと捉えています」

目標って、立てるけど忘れてしまうことも多い。
立てて、自分の中で咀嚼して。
そして理解して達成に向けて行動していくことを考えたら、確かに説明だ。
書き出して、しっかりと説明して自分の納得感に導こう。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 7, 2019

『#説明は速さで決まる』

しっくりと説明できなかったり、話が長くなったりまとまらなかったり。
本文にもあるとおり、説明する内容や伝えたいことが自分でつかめていないとこうなってしまう。
その説明で何が言いたいのか、ちゃんと自分でハッキリしておこう。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 8, 2019

『#説明は速さで決まる』読了。

世の中に情報が溢れ、速度も速い。
その中で時間や心の余白の確保はどんどん難しくなっていく現状。

短くてわかりやすく自分事に感じてもらう説明は、流れの中で置き去りにされやすい相手にちゃんと寄り添うこととも言えそう。

説明以外の発信でも同じだと思う。

— こば@想いと価値を照明するサポーター (@_k0ba_) June 9, 2019

冒頭でも書いたとおり、
情報の量や流れてくるスピードも速く、
人々がその1つ1つにじっくりと向き合っている
時間や心の余裕はほとんどなくなった現代。

別の言い方をすれば、
この情報の波の中で人々は飲まれ、
そして置き去りにされているとも言えます。

読んでいく中で短くわかりやすく、
そして自分に関係があることに感じてもらう
説明をすることは、相手の現状を知り、
そのうえで相手に寄り添う行為だと感じましたし、
こうした置き去りにされやすい現代だからこそ
そのことが大切であるのだと思います。

結局、説明しているのも説明を受けているのも
「人」であって、そこに人の存在を
感じられることって大きなこと。
コミュニケーションの基本ですよね。

また、うまく説明ができないときに、
その内容が自分で把握できていないという点に、
自分で伝える内容なのに自分事にできていない
ということもあるように感じました。

まずは説明することや伝えたいことを
自分の中で自分事にすること。
そのうえでしっかりと把握して
他の人に説明、伝えていく
流れなのだとも思いました。

本書は「説明」をテーマに書かれていましたが、
説明に限らず、まずは自分が
伝えたいことをしっかりと把握すること。
そしてわかりやすく、相手が自分に関係があると
感じられるように伝えていくこと。
それらを考えるとブログやSNSでの発信も
同じことだなと思いました。

私も本書で書かれたポイントを押さえ、
日々の発信にも活かしていきます。