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これまでの良さも課題も踏まえつつ、新しい手段でより良い未来を。Hills Breakfast vol.109イベントレポート

1月20日に開催されたオンラインイベント
Hills Breakfast vol.109。

2021年最初の、Hills Breakfastだった今回。
当日は別予定と被ってしまったため、
別日にアーカイブで視聴参加しました。

Hills Breakfastとは?

このHills Breakfastは、六本木ヒルズが主催。

多様なテーマのゲストスピーカーが、
自らのアイディアや活動を
・1枚20秒のスライド20枚
・6分40秒の持ち時間
で話し、その場を共有するひとりひとりの
好奇心を刺激するトークイベントです。

この20秒×20枚というフォーマットも特徴的で、
テンポの良いプレゼンが
聴いている私たちにもワクワクをもらえます。

アイディアとアイディアがつながる。
人と人がつながる。
そうした開かれた場所として開催され、
ひとりひとりが考えて変化し、
そして未来をつくっていくような
アイディアが生まれる場所をめざして
つくられています。

そんなHills Breakfastに、
私も毎回、多くの刺激や気づきを
得ながら参加しています。

今回のスピーカーさん

今回もYouTube LiveとFacebook Liveを使用しての
ライブ配信形式で開催されました。

こちらに、アーカイブが公開されています。

登壇されたスピーカーさんは以下4名。
各スピーカーさんのところの埋め込みツイートは
スピーチ時の実況です。

佐藤真衣さん(株式会社シェアウィング 代表取締役)

お寺の友だちがいて、お寺で遊ばせてもらった。
その時に感じたお寺の「場の力」

この「場の力」をつかった学びや感動を
リアルとオンラインの両面で
提供するOTERA STAY。

今はまだ保守的なお寺業界の中、
革新的な取り組みで挑戦、試行錯誤しています。

中井佑さん(テトラ・アビエーション株式会社 代表取締役)

時間の価値の高さ。
人に会う、何らかの体験をする。
そうした大事なシーンにおいては
リアルで体感することが大切。

ただ一方で、現場で体感するために
ネックになる移動時間を劇的に減らせない
課題があるのが現状。

そこで、解決策として
空飛ぶ車を開発するテトラ・アビエーション。

小さなところ、簡単なところから段階的に。
スモールステップを繰り返しながら
挑戦しています。

鈴木綜真さん(株式会社Placy 代表取締役)

SNSやレビューサイト、口コミ。
ネット上にはさまざまな言語化や点数化がされ、
いわゆる定量的な情報であふれています。
街に関するものについても、
その流れは例外ではありません。

ですが、街のイメージはそうした定量的な
ものだけではかれるわけではありません。

(もしそうだったら、街づくりは
画一的なつまらないものになるのでは…?)

音楽で場所を探せる地図アプリ「Placy」では、
感性や物語といった、数字でははかれないような
ものを場所に紐づけし、街で体験する人だけが
知っている、新たな空間の指標づくりを行います。

「この街のこの雰囲気が好き」などの
感性があるから、そこに人が来る。
生き生きとした街が生まれることに
つながっていくのですよね。

砂川玄志郎さん(理化学研究所生命機能科学研究センター 老化分子生物学研究チーム 上級研究員 兼 網膜再生医療研究開発プロジェクト 上級研究員)

キツネザルとの出会いをきっかけに、
冬眠研究の世界に飛び込んだ砂川さん。

代謝バランスの視点から見た健康と病気。
崩れた代謝バランスを戻す近代医療と
代謝バランスを省エネで保つ冬眠動物の話。

これらから、私たちはこれまで
需要も供給も高め、いわば「酷使」をして
生きてきたのかもしれないな、と考えました。

冬眠とは、生態のエコシステムとも言えそうであり、
細かいところはいったん置いておくとしても、
実現したら、人間の寿命も伸び、
そして地球にも持続可能な取り組みに
なりそうな気がします。

途中のブレイクタイムには、
毎回好評な中山一朗さんによる
ご近所レポートも。

今回は、六本木の蔦屋書店から
お伝えいたしました。

リアルの良さ、場の力。これまでを踏まえつつ、未来をつくる

2021年初回もオンラインでの開催となった
Hills Breakfast。

多くの方がYouTubeやFacebookでの
ライブ配信で視聴参加し、
チャットでもたくさんのコメントで
盛り上がりました。

皆さんのスピーチを聴き、感じたのが
「リアルの体感を、新しい手段で」
「これまでを踏まえつつの、未来づくりへの挑戦」

などのメッセージでした。

新年ということもあり、
未来に希望を見出す内容も感じましたが、
ただそれは過去を否定するわけでなく、
これまでの良いところや変えていく課題を
しっかりと踏まえつつ未来づくりに
挑戦されているように感じました。

より良い未来づくりのために、
これまでの経験や知見も動員しながら
ひとりひとりができることを
やっていくだけだな、と思います。

私がこうして書いていることも
「できること」の1つですし、
公開してシェアすることによって
皆さんの「知る」きっかけになれれば。

そんなことを考えた、今回でした。

次回のHills Breakfastは2021年2月25日。
私にとっては参加者から運営サポートまで、
2014年から今年で8年目のかかわりになった
この朝のイベント。

毎回、得られる経験や刺激は確実に糧になっており、
私も当日の実況ツイートやここで書くことを通じ、
2021年もこの場を引き続き、支えていきます。

皆さん、ありがとうございました。


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