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理想のゲームを作りたいので京都芸術大学の通信課程で絵の勉強をしたいと思います

はじめまして。
私は『月夜のカタルシス』というサークルでゲーム制作をしている花澄匝といいます。

『ゲームはプレイヤーが主人公』をモットーに、遊んでくれた人がゲームを通していろんな体験を楽しめるゲームを目指して頑張っています。

学生時代はゲーム業界に憧れて専門学校でプログラミングを専攻していました。

しかし頑張って入ったゲーム会社が給料を振り込んでくれることなく3ヶ月で倒産し、今は「趣味が本業、仕事が副業」をスローガンに社畜しながら個人開発に勤しんでいます。

……が、

典型的な絵の描けないプログラマーだったので作りたいゲームの案が浮かんでも思い通りに作ることが出来ず、ずっとフラストレーションを溜めながら活動していました。

ついでに言うと頑張って作ったゲーム達は公開しても大してDLされず、感想に至っては一度も貰った事がないという状態が12年(2010~2022)続きました。
※途中から始めた二次創作と掛け持ちサークルでの共同作は除く

絵が描けないとゲームで出来る表現の幅が狭くなるのでなんとか画力を上げようとおすすめの書籍を買い漁ったりポーマニやったりクロッキーカフェやったりアニメ私塾受講したりもしたんですが、私の求めるレベルに到達することはありませんでした。

アニメ私塾受講2年+ネット村2年(アニメ私塾が運営する有料のオンラインサロン)+colosoの有料講座3本+お絵描き教本沢山……これらを合計すると余裕で30万を超えています。

それでこの画力と考えるとなんとも悲しい気持ちになるのですが、薄給で家と会社の往復するだけの人生だから趣味に情熱注ぎまくってないとやってられないのです。

世の中にはゲーム制作が楽しいのでDL数や反応は気にしない、出来についても気負わずやっているっていうタイプの人もいますが、私はゲーム業界を目指しスピード倒産したものの一応業界に籍を置いていた位なので個人制作になってからも目的は人を楽しませることでした。
だからDL数や反応が少ない(=出来が悪く楽しめない)のは問題だし、毎回持てる限りの技術と情熱を注ぎこんでゲーム制作にあたっています。

そしてこの記事の最初に感想が1件も来ずDLもほとんどされない状態が12年と書きましたが、それに終止符を打った『霧生先輩と俺』というゲームは私がグラフィックを一通り描けるようになってから出したゲームです。

霧生先輩と俺はポイントクリック型の脱出ホラーゲームだったのですが、このジャンルは背景やアイテムの画像が必要になる為自前でグラフィックを用意できないと制作の自由度がガタッと落ちてしまいます。

たとえばこの画像のギミックはライツアウトと呼ばれるもので、ボタンを押すと押したボタンの左右や上下が一定の法則に基づいて点灯したり消灯したりします。

私はフリゲで何度かこのギミックを遊んだことがあり自分のゲームにも入れてみたいと先にダミー画像を使ってプログラムを組んでいたのですが、いざ必要な画像を描いてみるとクオリティが低すぎて使い物にならずギミック自体を破棄することになりました。

2019年のティラノゲームフェスというコンテストを目標にしていたのでクオリティを下げるものは入れるべきでないという判断でした。

っていうと見てくれが悪くとも描けていたように聞こえますが、実際は全く描けてませんでした。

金属の質感とライト点灯時の灯りが全く描けずギブアップしたというのが真相です。

そうやって出来るかわからないものを試行錯誤しながら作った結果、コンテストの締切に間に合わなくなり開発は一時凍結されました。

そこから二年の月日が流れ、今ならなんとかなるんじゃないかと再挑戦し復活したのがこのギミックです。

ライツアウトはシステム面の話ですが、グラフィックは演出面にも影響を及ぼします。


例えばこれも霧生先輩と俺のワンシーンなのですが、これはゲームオーバー時にカタカタと音を立てて近づいてくるメリーさんの画像です。
足と胴体がアニメーションするので自分で描けなければ実装出来なかった演出の一つです。

こういう絵は二年前には全く描けなかったので、ゲームオーバー時の演出は当初暗転→テキストのみという味気ないものでした。

どっちの方がゲームとして面白いかといえば、断然今の演出だと思います。

そんな感じで「こういうことしたい!」と思った時に技術面で諦めることなく自由にゲームを作りたい(そして面白いものを作りたい)のでもう少しだけ絵の勉強をすることにしました。

これまで費やした金額+大学の費用となると100万を超えてしまうのでかなり悩んだのですが薄給で家と会社の往復するだけの人生程つまらないものはないので思いきって飛び込んでみます。

100万あったら自分の惚れ込んだ絵師さんにグラフィック外注した方が幸せになれる気がしないでもないですが、ゲーム制作は環境が許す限り死ぬまで続けるつもりでいるので長い目で見ればプラスになるんじゃないかなぁ……(ヽ´ω`)多分。

【追記】
投稿後に大学の話全然してなかった事に気づいたんですが文章書くの苦手で構成直せないので追記にします。
私が行くのは京都芸術大学のイラストレーションコースです。
ソシャゲなんかで見るようなキャラ絵に特化した学科で美術解剖学と色彩学、あと特定の科目ではないですがキャラクタードローイングについて色々学ぶことで美的構成力を鍛えられればと思っています。
うちのサークルフリゲしか出してないですが、一応発足時の目標は『すごいゲームを作ってコミケへ行く』という同人ゲーム(今だとインディーズゲームと言えなくもない)サークルなのでイベントやストアで他所の作品と並んだ時に見劣りしないグラフィック(絵作り)が出来るようになるのが目標です。

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