子悪魔の飽食
仕事、特にITに関わる仕事って好き嫌いが多い気がする。
「嫌いだからやらない。」
これが通用するいい時代になったものだと感じる。
安いから嫌。
面倒そうだから嫌。
納期が厳しいから嫌。
それはそれでいいと思う。
どんな仕事でも誰かが拾って完成させて納品して運用が始まるものだから。
傍目に見ててサモシイなと感じるのはそういう意見に同調する人が多く、反対意見には「ブラック乙」で叩かれるということ。
参入障壁が下がったせいで弱い人間が増えたんじゃないのか?
みんな大好きGAFAはピュアホワイトだと思ってるんだろうか?
思ってるんだろうな。
きちんとコンピュータサイエンスと学んだ者、きちんと経験を積んだ者と、ぽっと出のなんちゃってが同じ土俵で待遇を語るなんておかしいと思わないんだろうか?
楽な仕事を選んで楽に稼ぐこともいい。
でもね、茨の道で自分を鍛えてみてもいいと思う。
古い人間を馬鹿にしてる君もいつかは古い人間になる。
その時今の甘えた認識で若い人間と戦えると思いますか?
幸い、ここ数年で参入してきた自称エンジニアは高校数学を応用する力すら怪しい。
机上で勉強した数学を応用して美しく早く動くプログラムを書けるようになろう。
楽して稼ぐ奴なんて本物の前ではただの薄っぺらいものだ。
仕事に選ばれる人間になれ。
君が仕事を選べる時代が永遠に続くことは多分ない。
けど、多くの武器や経験を持てば楽に稼げるのもこの世界。
瞬間最大風速よりも平均的にきちんと稼げるソフトウェアエンジニアになろう。
そのためには狭い世間の戯言を真に受けず、仕事に真摯に向き合うことだよ。