人に言われる「考え過ぎですよ」とは、"不可知"を考えすぎるなというアドバイスに言い換えられそうだ。

"考えすぎることがどうして駄目なの?"

どうしてもぼくは考えすぎてしまう

――ということを知っている。

ただ、考えすぎてしまうことが
本当に悪いことなのかは、分からなかった。

考えてもいいことと、
考えても無駄なことの、場合分けが分からなかった。

【不可知】ということばを知った

【不可知】
[名・形動]人知では知ることができないこと。
また、そのさま。「―な(の)霊の世界」

デジタル大辞泉

ふか‐ち【不可知】
〘名〙 人間のあらゆる認識手段を使用しても知り得ないこと。

コトバンク

そもそも、この世界に人類では
知ることのできないものがある。
そんな概念がこの【不可知】に詰まっている。

たとえば
「ひとはどうして生まれてきたのか?」とか。
「死んだらどこへいくのか?」とか。
「人生の目的」とか「美とはなにか」とか。

この【不可知】に対して、ぼくは弱い。
なんとか、知ろうとしてしまう。

その解答を定めるまでその場を動けなくなったり、
その解答をお金で買おうとしてしまったり、
貴重な自分の人生の時間を費やしすぎてしまったりする。

結果、人生の満足度が下がってしまう。

満足度を下げないようにする対策。

けっして諦めるのはでなく
【分からない】状態に耐えること。

Re:hackで冨永愛さんがパンダに「美とはなにか」を問われたとき、

それが分かったら私、この仕事してないんじゃないかな。
美とはなんぞや、って、分からないからこの仕事やってるんですよね。
それを求めて探して求めてるからやれてる。
(中略)
美とはなんであるかということは、わかりません。

https://youtu.be/kkicKfeYU_0?t=1473

なんて言っていたのだ。
「分からない」から仕事になる――
――それはまるで研究者のような発想である。

【不可知】に耐えられるように生きる一歩

【不可知】に慣れる、そんな生き方をはじめてみよう。
たとえば、いま自分は明らかに頑張りすぎていて、
まさに、「いつ終わったらいいのかわからない」沼にはまっているから。

疲れてきたので、ここまでにしよう。

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