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袖はヴィンテージファブリック/ボディを使ってラフなロングワンピースを作りました。


身長150cm、49歳の女です。
以前買った70年代の日本製の布を使用して、ワンピースを作りました。
よければ動画もご覧ください。
洋裁用ボディを使って一から作る作業風景をYouTubeで公開しています。

高価なヴィンテージファブリック

幸運な事に私の家の近所に布地屋さんがあります。
70年代からの在庫も扱っているお店もあって、60cmだけ購入したものを家にずっと置いていました。
確か、袖に使う事を想定して買ったのだと思います。
ヴィンテージファブリックは希少なのと高価なので、端切れであっても少量ずつしか売っていない場合が多いです。
柄物は派手なプリントが多いので、無地の布地と合わせて部分使いが丁度いいなと思っています。

少女趣味なプリント柄


ボディを使って型紙を作る

ボディをお持ちでない方、私は平面で!という方は原型からも簡単に作れます。
原型を写すのが面倒くさい!感覚的に作業できるので、私はもうボディ派です。
どのみち紙は広げるのですが…

今回のワンピースの身頃は、ニット地です。
ニットの場合、布帛と同じ型紙を使うと身幅が余ります。
私自身の経験からだと、トップスもパンツも、結局脇で1cmくらい(全体で4cm)詰める事になってしまいます。
ゆるみを入れたくないのでヌードボディを使用します。

希望のデザインのラインをテープでボディに描き、不織布で写しとっていきます。
ダイソーの園芸コーナーにある不織布、優秀です。
マジックを使うと下にインクが着いてしまうので、剥がれやすいけどラインテープを使います。

透けてて扱いやすい不織布

ダーツは鋏でカット。胸下で切り替えるデザインです。今回は上下別に取りましたが、繋げて取っても良いですね。ロング丈なので腰までの型紙を作って、裁断の時に裾まで延長する事にしました。



できた物は紙に写しとり、更に写して型紙に。
面倒ですが、後で調整したり応用できる様、しています。
念の為脇に1cmのゆるみ分量を入れました(結局このゆるみは私には必要ありませんでした)。

袖の型紙

袖はフレアスリーブにします。
平面の方が早いので、前後アームホール寸法を測って、とりあえず袖山10cmから調整しながら作りました。
本によるとフレアスリーブはいせ分を入れない、何ならマイナスして引っ張りながらつけるとありましたが、結果から申し上げると袖の形とバイヤスか否かで違うと感じました。

私はいせ分なし(身頃と袖が同寸)、肘までの丈でバイヤスにせずに裁ちました。
この場合はいせ分量を入れるかもしくはバイヤス裁ちにすれば良かったと思っています!

型紙はこんな形

裁断して縫う

長い物を作るのって大変ですよね。
今回は、スカートの腰から下は型紙を作っていないので、布にメジャーを当ててザクザク切りました。
ニットを真っ直ぐ切るのは難しいです。ジョーゼットなんかもそうですが、流動して惑わされます。
切りすぎて、丈が足りないのではないかというハプニングも起きました。

とりあえずちょっと長めに

使用布が薄いので、身頃は前後とも二重仕立てにしました。
スカート部分は一枚です。
裏地のついた服って、私は何だか着る頻度が下がるのです。着心地悪いので、裏地をつけないでペチコートやスリップで間に合わせています。

縫製する

表身頃は肩を縫う前にスカート部分を縫い付け、脇ファスナーも付けておきます。
脇と肩を縫ったら、身頃の表と裏を重ね、首周りを完成させました。

袖はセットインスリーブです。
後は裾を上げて完成!
裾はガタガタでしたがボディに着せて(身長を私に合わせています)床上がり寸法を取りました。
ついでにボディに着せたまま身頃裏の裾をピン打ちして、場所を決め、点留めしました。
前は胸パッドを入れる事もできます。



身長150センチ

結局、上半身の幅を全体的に詰めました。ゆるみなしで充分!
原因はニット地だからなので今回は型紙は修正せずに仕舞います。
同じパターンで布帛でも作りたいのですが、同じフィット感にはならないと思います。



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