見出し画像

I amsterdam! アムステルダム生活の始まり

アムステルダムに到着して1週間が経ちました。これからnoteを使ってアムステルダム留学生活のあれこれや街の観察記録を残していくつもりですが、今回はアムステルダムの第一印象をつらつらと書いています。

初めまして! 

この夏よりアムステルダム大学Social and Behavioral Sciencesにて1年間の交換留学をする千晴(ちはる)です。日本では早稲田大学文化構想学部の4年生になります。

さて、現地時間で8/20(金)の午後にアムステルダムに到着し、オリエンテーションやパーティーや日常生活の営みに忙しなく流されながら、ついに1週間経ってしまいました。

大学の授業は9月6日から始まるので、今のところ観光客気分です。

今回、自己紹介はいったんさておき、わちゃわちゃなこの1週間の間に感じたこと・見たものを、このカオスな感覚を、生のうちに残しておきたいと思います。


世界で最もパリピな街?

この1週間、一番私をカオスにさせているのがパーティーです。

この地球で一番パリピな場所に来てしまったのでは?と本気で思うくらい、毎日夜中(夜明け)3時くらいまでパーティーをしています(私は最後まで起きられないタイプなので早めに寝床に入る人)。
今週は特にオリエンテーションウィークだったこともあり、現時点で毎日軽い二日酔い状態。

私の住んでいる市中心部から少し外れた学生アパートには留学生を中心に170人が生活しています。エントランス横にCommon Room(共用部屋)があり、防音対策がばっちりなおかげか、特にスペイン人を中心にここの住人か否かに関わらず学生みんなが集まるパーティールームになってしまいました。

市内の飲食店は0時まで開店しており、平日にも関わらずテラス席はどこもいつも満員。騒ぎ足りないうちの学生たちは友が友を呼び、ほぼ終電で私たちのアパートに集まってきます。
それでも騒ぎたりない者たちは各自の部屋でアフターパーティー。
パーティー好きなスペイン人がアパート中に散らばっているので、どの階でも絶賛苦情が湧いています。ちなみに私の隣人が我がアパート屈指のパリピガールです。きつい。

画像1

↑オリエンテーション最終日、グループのみんなと。この後アパートに100人以上やってきました。


ここが変だよオランダ人

アムステルダムに着いてまだ1週間ですが、この街に恋をしつつも私の感覚からすると変だなぁと思うところがあります。

まずは物価!
私の住むアパートの学生アシスタントによると、アムステルダムの物価は最近ついにロンドンを超えてヨーロッパ1位になってしまったそうです。(ソースは不明)

普通のスーパーや日用品店で買いものをする限りは特に高いとは思わない(なんなら食料品はオーガニックや高級スーパーじゃない限り日本より安くて量が多い。特に乳製品はめっちゃくちゃ美味しい!)が、外食のコスパが悪いのです。

ビールやワインが3〜4€なのに比べ、カクテルは何故か10€。ピザがカクテルと同じか少し高いくらいで、サラダは14€ほど。(1€ ≒ 130円)

Go Dutch(割り勘)という言い回しがあるほど堅実で節約好きなオランダの首都が、なぜこんなに富裕層街になってしまったのでしょうか…。

ちなみに交通機関は日本と同じくらいです。

次にあれ?と思うのが、自転車事情。
アムステルダムにある自転車の数は、なんと住んでいる人口の1.5倍。

市中心部では特に顕著なのですが、道路で覇権を握るのはピカピカの高級車でも譲られるべき弱者の歩行者でもなく、明らかに自転車。

道路を渡るのにしっかり左右を見ていないと容赦無く自転車が猛スペードで突進してきます。まだ慣れない私たちアムステルダム初心者にとってはまさにサバイバル!

街自体が小さいので自転車があると極めて便利、というかないと不便なので私ももうすぐゲットする予定ですが、この街では自転車の盗難が非常に多く(安く売り飛ばすホームレスや低所得者がいるとのこと)、年に2回盗まれるのは珍しくないそうなので、現地人のおすすめにしたがってサブスクリプション型のSwapfietsを予約しました。ここの自転車は見た目が特徴的で、売ることができないため盗られにくい上に、無料の修理サービスがついて月16〜20€。


生活基盤を整えるのが意外と大変

こちらも上記の「ここが変だよ!オランダ人」に入れてもいいのですが、この街で生きる上で死活問題にも関わる重要事項にもなるのであえて目次を分けました。

日本からオランダに渡航する場合、Visa申請なし&予防接種の確認なしで大変来やすく、コロナ禍の現在でも日本がEUの安全国リストに入っているためにワクチンもPCRも隔離も要求されないのですが、しばらくここで生活をするとなるとちょっと面倒なことがいくつかあります。

私は大学を通して住居を得られたので家探しは他の方に説明を任せるとして、

①居住許可証(Residence Permit)の生体認証と受け取り ←国の役所
②BSN(市民番号、マイナバー的なもの)の取得 ←市の役所
③銀行口座開設

の話を少しさせてください。

この3つは生活に欠かせない上に予約が困難ということで今の私はなかなかに困っています。

①居住許可証について
居住許可証はVisaの代わりになるもので、これがないと違法滞在になってしまうので必ず取得することになっています。
事前に大学が代わりに申し込んでくれるのでVisaのように自国で待つ必要がなく、取得は大変簡単なのですが、現地で指紋と顔写真の登録→受け取りというステップがあるためその予約をしないといけません。8〜9月は特に大量の学生が一度に集まる時期で、大変予約が取りにくいです。
8月頭くらいに大学から案内があった気がするのですが、中旬には8月の予約がほぼ埋まっており、ギリギリ31日に滑り込めました。

②BSNについて
こちらは大学から個別に案内がなく(ホームページで紹介はされていた)、8月中旬の渡航直前にBSNの存在を知った時にはすでに予約が9月中旬しか取れない状況になっていました。
この番号がないと③の銀行口座開設ができなく、銀行口座がないとまた色々と困ることが出てきます。

③銀行口座について
まずなぜ銀行口座が必要かという話をすると、

・クレジットカードだと手数料がかかることが多い上、日本円に換算するレートが割高
・私のクレジットカードの場合、オンライン決済時に日本のケータイ番号にSMSで認証番号が送られるため、海外で現地番号を持つ私はその受け取りができない=決済ができないことが多い
・現金を受け付けないお店がある
・現地の口座がないと交通カードの学生割引が使えない

ざっと思いつくだけでこんなに不便が…!!

こちらで銀行口座を開設する場合、予約とBSNの取得が必須です。
私のBSNの取得が9月半ば、さらにほぼ全ての銀行で口座開設の予約が大体常に2週間先まで満員。

ほぼ現金生活で私がどこまで生き延びられるか、乞うご期待ください。


まるでビフォア・コロナ、ここだけ2019年…?

最後に、今の時代に外せないトピックについて。

簡単にまとめると、ここでは街中ではほとんど誰もマスクをしません。

厳密なルールは覚えられていない、というかみんなが守っていないので曖昧なのですが、体感でみんながマスクを着ける場面は

・交通機関(電車、バス、船、タクシーなど)
・屋内施設(美術館、図書館、大学の施設など)

くらいです。スーパーも、レストランも、飾り窓に行く人も、100人が集まる超密パーティーも、95%ノーマスク。

ワクチン接種率は他のヨーロッパ諸国と変わりないですが、ドイツやフィンランド、スペインの学生によると、「こんなに緩いのは想定外、自国ではマスクは必須」とのことでした。

自分の身は自分で守るしかないですね。


最後に

かなりあちこちに話題が飛んだ気がしますが、これが今のカオスな私の脳内です。笑

これからは私自身の自己紹介、コロナ禍で留学が決まった経緯や思い・準備・お金の話、私がここで学ぶ「街」についてのあれこれ、その他オランダ・ヨーロッパでの経験を書いていきます。

質問やリクエストがあればできるだけお応えしたいので、お気軽にご連絡ください!

ではまた😄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?