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おまもり


自分が気合いを入れたい時、踏ん張る時に験担ぎで想いが込められている服、物を付けるようにしてる。その人たちの思いを自分の人生にも背負わせて踏ん張るようにしてる。
そんなお話

これは、1人のデザイナーさんに惚れた話と
あるバンドと出会った時の話
専門学生の時当時の付き合ってた人に勧められてUVERworldを聴いた。そこからどんどん惚れ込んでcrewになった。
ボーカルのTAKUYA∞さんは会ったことないけど凄く熱い真っ直ぐな人なんだと思い同性でこんなにかっこいい男に出会ったことない。それくらい格好よかった。
そこからむげらー(TAKUYA∞さんの格好を真似する人)の存在を知り、自分も髪型を真似てみたり、TAKUYA∞さんが着ている服を買って来て見たりした。
そんな時にYouTubeを見漁っていたら「1秒先向かうものとただ訪れるもの」のメイキング映像でTAKUYA∞さんともう1人の人がご飯を食べながら仕事の話をしていた。それが「RAKUGAKI」のデザイナーのAZIさんだった。
当時TAKUYA∞さんが交友関係が広いことは知ってはいたけど、誰だろうと思った。
メイキングを見ていく中でとても印象深かった壁に書いてあった狼を描いていた方でした。
そこから「RAKUGAKI」というブランドを知り、服を見ていた。
そこから何ヶ月か後「RAKUGAKI」の服は持っていなかったけど、格好いい服だなとずっと思っていた。
そんな時AZIさんのデザイナー15周年を記念して15着限定でダブルのライダースジャケットが販売されると告知がTwitterに流れてきた。
値段は20万。当時専門学生の僕には到底手を出せる値段ではなかった。金借りて買おうかなと思っていたくらい格好いい痺れたライダースだった。
先着申し込みとPOPUP会場での申し込みのみという事だったので、当時はお金の余裕もなく買えず、悩んで諦めたのを覚えている。

そこから1年して就活の年、就活で博多に行ったタイミングでRAKUGAKIとutilityがダブルPOPUPをしていてAZIさんに会いたい!と思い面接終わりに初めて行った。 あのすごい人が目の前にいると思うと緊張してあまり喋れなかった。
その時はutilityのアイテムを買ってRAKUGAKIはお金的に買えなくて諦めて帰った。

右RAKUGAKIデザイナーAZIさん


そこから1年に2回ほどPOPUPがあるとの事だったので社会人になってからも休みの日に行って色んなRAKUGAKIのアイテムも買って好きなデザイナーさんのものが家にあっていつでも眺められるそんな素敵なアイテムだった。
そんな素敵なアイテムの中でもう一生出会えないだろうと思っていたアイテムと出会えることになる。
2021年8月福岡に可愛がってくれる先輩の健介さん(後々健介さんとのことも書きたい。)
と一緒にRAKUGAKIの秋冬アイテムのPOPUPに行った。(付いてきてもらったの方が近い)
POPUPに行って買うものを買って帰ろうとした時にその時にライダースのダブルジャケットの形をしたダウンジャケットでバックに柴犬が刺繍された新作で出ていた。
AZIさんは僕が刺繍好きなのを知ってくださっていて、「着なくていいの?」と言ってくれたが、僕の中で同じ形のものはAZIさんの15周年の時に作られたライダースしか着ないんで笑ともう手に入らないのはわかっているがその話題に触れたくて笑って話したら、「あのライダース買えるってなれば買う?」と言われ即答で「買います」と言いました。
そしたら「実はスタッフで買う買う言ってずっと買わない奴がいて1着だけキープしてある」との事で、もしそのスタッフがいいと言うなら譲れるよとの事で思ってもいない一生出会えないと思っていたアイテムが手に入るチャンスが巡ってきたかもと思うと興奮がやばかった。


「連絡して確認とるから少し待って。」といわれ
POPUPで仲良くなった(勝手にそう思ってる)
カスミさんがLINEで連絡をしてくれるとの事で
健介さんと近くのマックで時間を潰しに行った。
実はその前日に健介さんの家に泊まって飲みながら朝まで話していた。「あのライダースまじ欲しいんすよね。」「明日聞いてみたらええやん。」
そんな会話をしていたような気がする。
最後AZIさんに声掛けらた時も健介さんが「郁弥ずっとあれ欲しいって言ってたもんな」
って会話の中で言ってくれて、心が変わったのかなと思うと健介さんには頭が上がりません

やべー、ソワソワするとか話してるうちに連絡が、「吉報です!Mサイズでした!」とのLINE
事務所の方が譲ってくれるとのことです!
とキープしてくれてて本当にありがとうございます。と思いながらすぐにマックを出て戻りました。

AZIさんからも「良かったなー」と言われ、はい!と応えると「ナンバリングしてないからなんでも入れてあげるよ」と言われました。
実は15着限定のライダースは全てにナンバリングがしてあって全てのアイテムが世界に1着しかないものだったんです。それも知っていたので当時欲しかったんですがAZIさんが何かを描いてくれるとなるとそれはもう本当に世界に1着しかない一生着ていく服になると思って、AZIさんに「本当になんでも入れてくれるんですか?」と聞くと「いいよ。」
と言うので、「AZIさんがこの服に込めた思いや大切にしている言葉を刻んでください。」と伝えて、なんて書いてくれるのかは届いてからのお楽しみとの事でした。
もう、素敵すぎる心意気にまた惚れ込んでもっと好きになりました。

そこから興奮は収まらずクソテンション高い中健介さんと話しながら帰ったのを覚えてる。

POPUPから1ヶ月ほどしてライダースが届いた。
書いてあった言葉は「MAKE THE MASTERPIECE ONLY ONE STYLE」
意味はあえてここでは言いません。笑


それからUVERworldのライブに行く時や大切な人と会う時には必ず身に着けて行くようにしている。
1種のジンクスや願掛けのようなものなのかもしれない。
それが服でなくてもアクセサリーでも、お守りでも手紙でもなんでもいいと思う。
自分とその人、もしくは自分にさえ分かればどんなものでも意味を持つと思うから。

1つのロックバンドが繋いでくれた自分の人生の中の分岐点のような大切な話。

UVERworldが拡げてくれた縁と出会いでした。

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