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絶対的信頼を寄せるひと

スキンケアの見直しが必要かもしれないと真剣に悩み始める。お肌の曲がり角とよく言うが、確かに30歳にもなると10代20代とは肌質が変化してきていると実感する。顔がヌルヌルするほど皮脂が出るのは変わらないがニキビはできなくなってきたし、乾燥とは無縁だと思っていたが場所によってはカサつきを感じるようになった。脂性肌だと思っているけどインナードライなのか?どうしたら肌の治安が落ち着くんだ!と頭を抱え、他者を頼ろうと思い立つが、皮膚科へ行くのは足踏み、ひとまず基礎化粧品でお世話になっているORBISのスキンチェックに行ってみた。
頬にむにっと機械をあてられ出た数値をみると予想と反して結構良く、拍子抜けする。水分油分のバランスはいいし、大きな乱れもない、キメが浅めだから潤いを留める能力が低いのかもしれないとのこと。
データとして提示され、他者と(しかも知識を持った方)意見交換できると、自分のモヤモヤが沈下してスッキリさっぱりした。時間帯や時期、ホルモンバランスなどこの結果が四六時中継続されるわけではないけど、現状把握ができて足元が落ち着いた。肌の治安維持、がんばるぞ〜!

友人から手紙が届いた。今度良い感じのはがきを手に入れたら送ろう〜と思っていたところだったので、以心伝心…てやつ?と手も洗わず、にまにましながら封を開けるが、最近の悲しさや変化を報せてくれる内容だった。そのまますぐにLINEをいれて会う日取りを決めた。決めた日付が駿の新作公開日だったので一緒に観ることにし、前乗りしてお泊りさせてもらうことにした。スパスパ決まる。
恐れおののいたのはチケット購入。チケット販売が始まりどの時間帯にしようか〜とやりとりしていて、またサイトに戻ったら真ん中がガンガン埋まっていた、慌てて決める、ガチだ。
こわいのは当日も続く。席に座ると満席で、コロナが始まってからスカスカの劇場に見慣れていたので異常なものに見える。タイトルとポスター1枚、宮崎駿監督という情報だけで集まったやつらだ…面構えが違う…と自分たちのことは棚に上げてコソコソする。
公開日初日に映画を観るのは初めてだと思う。こどもの頃ぽわぽわしながら連れて行ってもらった映画を除けば、前情報なしというのも初めて。きっとこんな体験二度とないんだろうな、絶対的信頼を寄せるひとの作品じゃないとこんなことできない。時間をつくってもう一度観に行く。

麒麟がくるを途中から、鎌倉殿を最初から最期まで追い、今年の大河もしっかり見ている。学生時代歴史は得意じゃなかったが、ドラマ好きのため楽しく見れている。というか1年かけて物語を見れるのはかなり相性が良く、登場人物の変化や伏線、別れなど贅沢に見れるので苦しくて、楽しい。
岡田信長が、本能寺の変でしっかり退場した。1話からムキムキとギラギラしていて、死ななくない…?と不安だったけどちゃんと、いや愛がこじれまくってて何を見てるんだになったけど、ちゃんと退場してくれた。
歴史に詳しくない分、今後の出来事もぼんやりしか解っていないのでわくわくしてる。楽しいドラマがあると日々がなんとか続いて助かる。

最近気持ちがスカスカしている。仕事をもうひとつ増やそうと思っているが、変化が怖くて動き出せていない。変化が怖い、失敗するかもしれないから。やってみない限りは失敗しない、傷つかない。
でもさ、去年の6月まで長い間無職だったことを考えれば今抱えている悩みは、ものすごくないか!?と書きながら思う。去年の大きな変化を乗りきれたんだから、きっと大丈夫、ひとりで解決しようとせずに他者を頼って進んでいくぞ。

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