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Raspberry Pi 4でUbuntu Serverを作成する方法

ネットワーク基礎勉強中のI.Eです。
今回はRaspberry Pi 4でUbuntu Serverを作る方法をご説明します。
以下、長文になります。20分ほどで読み終わる内容になっています。

■目録
・この記事の狙い
・参考情報
・環境
・必要な物
・Ubuntu ServerのOS入りのMicroSDカードを作成する準備
・※重要!オプションを選択。
・Ubuntu入りのMicroSDカード作成
・Ubuntuサーバーを起動する
・UbuntuサーバーへクライアントからSSH接続する
・Ubuntuサーバーのパッケージ更新と
 デスクトップ環境のパッケージをインストール
・反省
・振り返り

■この記事の狙い
何故、私がUbuntu Serverを作ろうと考えたかというと
ネットワークの知識は座学だけでは理解しきれない為、
サーバーを作成してネットワーク基礎知識の理解を
深めようというのがUbuntu Serverを作ろうとした狙いになります。

■参考情報
Raspberry Pi に Ubuntu サーバーをインストールする方法
URL:https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi#1-overview

■環境
・OS:Windows10(WSLでUbuntuをインストール済み)
Windowsを利用する場合はSSH接続するアプリケーション等々が必要ですが、クライントからサーバーへ接続の方法は割愛しています。

・PC:CF-RZ8KFMQR(SDカードリーダー内臓)

■必要な物
・microSD カード (最低 4GB、推奨 8GB)
・MicroSDカードが読み込めるPC。※(Mac/Ubuntu)も可
※MicroSDカードスロットが無かった場合は
SDカード変換アダプター、カードリーダーが必要です。
・LANケーブル
・USB-C電源ケーブル
上記以外にで揃える物
・MicroHDMIケーブル
・キーボード
※参考情報ではマウス、MicroHDMI、
キーボードはオプションとなってましたが、
実際作業するとキーボード、MicroHDMIが無いと作業ができません。

■Ubuntu Server入りのMicroSDカードを作成する準備
・MicroSDカードをPCに挿入

・Raspberry Pi イメージャーを使用して
Ubuntu Serverが入ったMicroSDカードを作成します。

・以下のページからRaspberry Pi イメージャーをインストール
OS入りのMicroSDカード作成する
それぞれのOSのイメージャーをインストール可能です。
https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi#2-prepare-the-sd-card

・任意の場所にexeファイルを保存しましょう。
・exeファイルを実行、OSを選択
・Operating Systemから Other general purposeOSを選択
UbuntuServerなので、Ubuntuを選択
今回はロングタイムサポート版を「Ubuntu 22.04 LTS 」選択しました。
ストレージを選択

■※重要!オプションを選択。

右下の歯車マークをクリック

オプションでSSH接続を設定しないとクライアントから
サーバーへ接続ができなくなります。

・SSH接続の設定を有効化する

※学習目的でサーバーを立てるので、パスワードで接続設定しました。

・Wi-Fi設定

参考情報ではここでWi-Fi設定していませんでしたが、
まとめてWi-Fi設定も済ませました。

・ロケール設定

タイムゾーンやキーボードレイアウトは日本にしておきましょう。
最後に保存をしてオプションの選択は完了です。

■Ubuntu入りのMicroSDカード作成

オプションの選択が終わったら書き込みを選択する。
・書き込むMicroSDが間違いないか確認して、「はい」を選択する。
・書き込み中
「書き込みが正常に完了しました」が表示されたら終了です。

■Ubuntuサーバーを起動する
MicroSDカードをPCから取り外し、RaspberryPIへ挿入

※電源を入れる前にキーボード、MicroHDMIを先に
接続しておきましょう。メインボードに余計な負荷がかかったり
最悪場合はショートして壊れる可能性があります。
USB-C電源を接続すると、すぐにサーバーが起動します。

・cloud-initの読み込みが完了するまで、しばらく待ちましょう。
読み込みが終わると、こんな感じの画面で止まります。

■クライアントからUbuntuサーバーへ接続する

・UbuntuサーバーのIPアドレスを調べる

Ubuntuサーバーで以下のコマンドを実行

hostname -I

https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi#4-boot-ubuntu-server

サーバーのIPアドレスが分かったので、
クライアントからサーバーへ接続します。

・今回はWindowsサブシステムのUbuntuをから
RaspberryPIのUbuntuServerへSSH接続します。
MacやUbuntuからはターミナルから接続できます。
Tera Term等々のフリーソフトから接続しても良いと思います。

WindowsターミナルからUbuntuを起動

クライアントからサーバーへ接続

以下のコマンドを実行、usernameはSSH接続設定有効化で決めった
UbuntuServer名、IPアドレスは上記で
調べたIPアドレスを指定してください。

ssh <username>@<Raspberry Pi’s IP address>

https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi#4-boot-ubuntu-server

コマンドを実行すると、passwordを求められるので
入力するとサーバーに接続ができます。

※参考情報ではWi-Fi設定の-yamlファイルの修正必要な場合が
あるそうですが、今回は特に必要ないので、スキップしました。

■パッケージ更新とデスクトップ環境のパッケージをインストール
・以下のコマンドを実行

sudo apt update
sudo apt upgrade

https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi#5-install-a-desktop

続いて、以下のコマンドでデスクトップ環境のパッケージをインストール

sudo apt install xubuntu-desktop
sudo apt install lubuntu-desktop

https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi#5-install-a-desktop

※この辺りのコマンドの意味は追加学習で知識を補強します(汗

Ubuntu公式の情報には特に記載がありませんでしたが、
途中で何度か、パスワード入力と
設定の選択が求められ以下の画面遷移になりました。
設定はすべて規定を選択しています。

・最後にUbuntuを再起動

下記のコマンドを実行

sudo reboot

https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi#5-install-a-desktop

もう一度、クライアントからサーバーへSSH接続できるか
確認して、接続ができれば完了です。
Raspberry Pi 4でUbuntu Server作成は以上です。

■反省
・SDカードは64GBじゃなくて32GBで十分だった。

■振り返り
・パッケージの更新、デスクトップ環境のパッケージインストール
に予想以上に時間がかかりました。

・今回はネットワーク知識がなくても作業できる内容ですが、
1)実際にルーターのDHCP機能によって
サーバーに自動的にIPアドレス「192.168.0.7」が割り当てられている
2)IPアドレスを使ってクライアントとサーバーが接続できる。
3)SSH接続でクライアントからサーバーへ通信を暗号化して接続する
以上を実際に手を動かして基礎的な技術を体験しました。

・体験をする→アウトプットするというのが
良い学習方法なのかなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

エンジニアファーストの会社 株式会社CRE-CO 
エンジニアの卵、I.E

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