生まれる前から愛されていた。

ごきげんよう。



ブリタニカ百科事典って知ってます？？

知らないから教えて、って言われても、
ハードカバーで分厚い何十冊もあるいろんなジャンルのことが書いた百科事典、ってぐらいしか言えないのですが。



その昔実家にありました。

見るからに物々しい、重厚な風貌が当時の私にはほとんど魅力的ではなく、

母から、父が子供たちのために買ってくれたものだ、と聞いても、

そんなわけのわからないもの買うぐらいなら、もっと私の好きなことにお金を使ってよ、

と半ば恨んでいました。



いろんなことに興味津々な今となっては、ちょっとぐらい読んでおいたら良かったなと思うけれど、今はもう実家にもありません。



とある方が子供が辞書にはまってるとおっしゃったのを聞き、
かつてその存在があったことをすーーっごく久しぶりに思い出したぐらいの薄情な娘なのですが、

今思い出して思うのは、恨みではなくて、わざわざ買い揃えてくれた父が愛おしく、抱きしめたいってことです。
今の父も当時の父も。



そんなことを押し付けがましい私は母にLINEｗ

そうしたらなんとまあ、新事実発覚で、
20歳の頃に将来の子供のために買っていたんですって。
(てっきり生まれてから買い与えられたと思っていた。)

私が生まれたのは、そこから7年後です。
その時、父と母が出会ってたのかはわかりませんが、結婚はしてません。



泣いちゃった。
正直いままた書きながら泣いてるし、鼻水まで出てきた。笑



父って思ってるよりずっとずっと愛情深かったんだなあ。

私は将来の子供のために準備を、、なんて思ったことないので、少なくとも私よりは何万倍も愛情深い人なんだと思います。

いつも人間の気持ちがわからない宇宙人だなんて思ってごめんなさい。



前にも書きましたが私はずっと父との折り合いが悪くて、人生のラスボスだと長年思ってたのだけれど、知る程全然そんなことない。

私含め三人の子供たち、おそらく誰もブリタニカ百科事典をまともに活用してないのですが、
当時の価格で30〜40万円したらしいものを無下にしたことに(もちろんそれは言い方を変えれば父が勝手に買っておいたものではあるけれど)一切文句も言わずにいた人がラスボスのわけがないよね。
(たぶん私なら、せっかく買ってあげたのに！って言っちゃう。)


今日、知れて良かったです。
いつも本当にありがとう。



愛を込めて👔

ひかりここ☀️