日本の労働運動
「日本の労働運動」片山潜 著を読んでいる。1900年代初頭に書かれた本である。言っていることは分かるが、はっきりいって、文章が古いので読めない部分ある。この本では、労働組合に関して記述されている。とある労働組合の規約に下記文言が記載されていた。
労働組合は職から離れる者を周旋するという役割もあったようだ。この役割を果たす為に、労働組合さえ、「職歴が空くと不利になる。」と言って、これまで労働者を脅してきたのだろう。同調圧力の極みである。このような同調圧力が、日本を1億総火の玉へと掻き立てることを後押ししたのだろう。労働者を守るはずの労働組合が皮肉にも労働者を死に追いやったのかもしれない。
また、労働組合自体の腐敗も言及されていた。
遊郭で遊ぶ、つまり、金を払って女とセックスしてたらしい。鉄鋼労働組合、腐敗の極み。どうせ、コンドームなし挿入してたに違いない!
一方で、廃娼運動についても言及されていた。
労働組合にも色々あるということだ。恐らく今から124年前の1900年に廃娼運動が行われていた。度重なる廃娼運動やGHQによる売春防止法の制定にも関わらず、日本では令和でも実質公娼制が存続している。
日本の女衒、楼主といった性的人身売買業者はしぶとい。令和においても、特殊浴場協会などと名称を変えて、政官財と癒着し、営業を存続しているのだ。政官財と性的人身売買業者の癒着については以前記した。124 年経過しても改善されない日本の闇の部分である。政官財の腐敗を知る。
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