ライター版 商工会の活用方法(無料で全文読めます)

本noteは有料設定ですが、無料で全部読めます。参考になった、実際に仕事に繋がったなど有益に感じられましたら、おひねりを頂けるとありがたいです。

勢いで書いているので、構成・文章が分かりにくい点はご容赦ください。また、長いので目次から気になる所だけ読んでもらえれば幸いです。

2024年6月時点で、副業ライター歴は5年1ヶ月、メインで取り組んでいる製造業案件のライター歴は4年になります。本業は自動車部品メーカーのエンジニアで、開発から展開業務まで幅広く行っています。

2023年の12月に商工会及び青年部(2024年4月いっぱいで退部)に入り、半年くらい経過してつかめてきたことがありましたので、以下の目次に記載のような内容についてまとめていこうと思います。(本文は常体で。)


商工会に加入した理由と実際どうだったか

商工会に加入している人はあまり多くないと思う。特に会社員をしながら副業ライターで加入している人なんて、ほとんどいないのでは?

私が商工会に加入した理由は、大きく以下の2点

  • ものづくりに関わる中小企業経営者の困りごと(本音)が知りたい

  • 個人事業主としてコミュニケーションを取れる仲間が欲しい

残念ながら、今の所どちらも達成できていないのが現状だ。かといって、商工会に加入したことを後悔しているかというとそんなこともない。今の居住地でライターを継続していく限りは加入しておこうとも思っている。

ちなみに、5月に商工会内の組織が主催したセミナーに参加し、そこから繋がった仕事で6月に納品完了。この仕事は1.2万文字くらいで7万(税込)だった(私は価格設定高いので、今後もお付き合いよろしく価格)。

ものづくりに関わる中小企業経営者の困りごと

工学部卒だし、エンジニアだし、製造業ライターなので、なんだかんだものづくりには関わっていたいなと思うし、結局部品を作ってくれる中小製造業が大事なんだなと思っている。

でも、人集めも難しく、新しいことをやろうにもそのパワーがない。というようなことも聞くので、少しでも役に立てればいいなと。どうせ時間を使うなら、想像じゃなくちゃんと役に立てるように困りごとをしりたいなと感じて入会した。

残念ながら商工会単独だとコミュニケーションの機会は多くなく、青年部には製造業の方はあまりおらずで現状はコミュニケーションが取れていない常体。製造業の方が集まっている所は、製造業の分けて経営者や幹部候補が条件になっているので、参加できないか調整中。

個人事業主としてのコミュニケーションを取れる仲間

web上ではやり取りできるライターさんが何名かいるので、リアルでコミュニケーションを取れる人がいいなーと思っていたけど、自分がいかに向いていないかということが明らかになっただけだった。

自分から作りにいけば、コミュニケーションを取れる仲間を作るのはそう難しいことではないと思う。場も作ってくれるし、後述する商工会内の組織に参加すれば、その機会は多い。

ただ、自分が好き嫌いが激しく、会社の飲み会にもほぼ参加しないタイプだということを失念していた。機会があっても結局面倒になって、飲み会とかイベントとかも参加していないという状況。

結果的にはそれでも困っていないので、それはそれでよかったのかなと思っている。時間もお金もかからないし、参加していれば得たはずのものは見えていないので気にすることもできないし。

商工会の活用方法

商工会関連で仕事を取る話は別の見出しで書くので、ここはそれ以外の内容を書いておこうと思う。入ってから知ったこともあるけど、うまく活かせれば役に立つことも多い。仕事につながるかどうかみたいなのは、活かそうと思えばどんなものでも活かせると思うので、区切りは曖昧。
ただし、商工会独自のイベントみたいなものが多いので、加入する商工会の取り組み次第である点は、注意が必要。
興味がある人は問い合わせをしてみると、けっこう気軽に答えてくれるのではないだろうか。

経営相談・補助金相談

ここが商工会活動のメインなのかな?けっこうしっかり相談をする場が設けられているし、所属している商工会では補助金に関するメルマガみたいなのもある。

商工会の人が対応してくれるというわけではなくて、商工会から外部委託してその道の専門として活動をしている人が協力してくれるらしい。

まだ使ったことはないし、今のままだとあまり使う予定もないけど、組織化を考えている人とかは相談してもいいかも。

自分が利用するというよりかは、相談を受けるポジション側になる方が活用のしがいがあるかなと思っている。どうすればそうなれるかは未確認で、たぶん所属組織ごとに違うので個別で要相談。

セミナーへの参加

月に1,2回の頻度で、セミナーを開催してくれている。5月には初めて商工会主催のYoutuberが登壇者のセミナーに参加してきた。

所属している方・組織の属性から、どうしても企業経営者向けの内容がしょうがないかなと思う。でも、参加の場でコミュニケーションが生まれる場合があるし、経営者側の困りごとを知るといういみではいい機会になるのではないかなと思う。

今後も、興味があるセミナーが開催される場合には、積極的に参加しようと思っている。

交流会への参加

交流会も定期的に開催されている。商工会内参加者の異業種交流会はもちろん、(主な目的は採用活動ですが)大学との交流会もあるようだ。今回は理系学部ということで、私の出身大学も呼ばれていた

あくまで交流会なので、他の方の邪魔にならないようにこういう場に出て人脈作りをするのもいいなと思う。(大学もブランディングをして選ばれないといけないので、仕事にも繋がりそう)

ライターが商工会内で得られそうな仕事

ここからは、商工会に約半年参加していた中で、実際に話題に出た内容をメインに紹介する。ちなみに、多少割高でも顔が見える所に頼もうとか、知り合いでもちゃんと適正価格で頼もうというスタンスの人がほとんどだった。

※キャパと報酬の都合から、積極的に仕事に繋げようとはしていなかったので、実際に受注はしていない。ただ、きちんと考えて提案すれば、普通に仕事は取れそうな感じ。商工会内で実績紹介ができる場合も多い。

社長あいさつ

HPに掲載する社長あいさつについては、複数人から話が挙がった。きちんと伝えたいメッセージが伝わるか、先代から会社を引き継いだけど誰も意見をしてくれる人がいないので、見てほしいとか。

会社の成り立ちとか、社内外それぞれに向けたメッセージなど、インタビューしてあいさつ文を仕上げてあげると、社内だけでは書けない満足度の高い仕事になるんだろうなと思っている。

プレスリリース

プレスリリースは、お試しで一本添削した。ここもそれなりに需要があり、新しい製品やサービスの発表や社会貢献的な取り組みをしている企業は、プレスリリースを出したいと思っていることが多い。

「プレスリリースの書き方」みたいな教育資料を作って、セミナーを開催してあげてもいいのではないかと思う。(これは、他の項目にも言える。社内で対応できるようにサポートしてあげることも大事。)

採用向け記事

どの企業も採用が厳しい中で、どういう仕事をしているのかとか、どういう製品を扱っているのかということを、わかりやすく求職者に伝えることは大事。

具体的な内容としては、従業員へのインタビュー記事とか、扱っている製品の紹介記事とか、そういうイメージ。

コンテンツマーケ用記事

ここは言わずもがな。マーケ担当を雇うのも難しい場合があるので、まるっと引き受けてあげるのがいいのではないかなと思う。

マニュアル制作

従業員の育成に困っている企業も多く、育成用のマニュアル作成代行ができるのであれば、重宝されるのではないかと思う。ただ、これはわりに合わないかもしれない。

補助金申請など書類作成

これは、所属企業というよりは商工会自体と連携してもいいかもしれない。補助金申請は申請理由とか、事業の説明とかを書くことも多いので、そういう資料作成のサポートの仕事も需要がある。

発注側の立場でのサポート

何事も、専門知識がまったくない状態で発注するのは難しい。そこで、商工会に所属する発注側の企業に入り込んで、発注先の言っていることが違和感がないかとか、妥当な価格かなどのサポートをする仕事も役に立てそう。

具体的には、webマーケ会社に依頼するときに、発注先が発注元に知識がないことをいいことに、悪い条件を押し通そうとしていないかとか。

★窓口となりワンストップでまるっと受けられることが大事

総じて、外注してもOKだけど窓口になってワンストップで受けられると仕事が受けやすくなる。インタビュー、カメラ、WEB制作、イラストなども自分でやれるとアピールもしやすいし、セット売りで仕事の単価も高められる。

私は、引きこもり特化型ライターなので、残念ながら現状は難しいことが多い。

商工会に入る前に確認しておきたいこと

今後更新するかもしれないが、最後に商工会に入る前に確認しておきたいことを残しておく。「これはどうなの?」みたいなことがあれば、何らかの手段で声をかけてもらえれば、回答と共に追記していく予定。

商工会に加入する目的

商工会は、ただ入るだけだと年会費を払うだけになってしまうので、何を目的にして、どういう活動がしたいのかを考えておくほうがいい。

入ってから状況を見て考えるでもいいと思うが、これまで所属したコミュニティを活用できたか?という点で振り返ってみて、活用できたと思えるのならば商工会も活用できると思う。

加入条件を満たしているか

そもそも加入できるんだっけ?というのは気になると思う。これは商工会によって異なるかもしれないが、私の場合には法人もしくは個人事業主登録時の住所(拠点住所含む)が管轄内であること、1年以上事業を継続していること。だった気がする。

本当は確定申告書類が欲しいと言われたけど、開業届関連の情報で乗り切った。もしかすると、窓口の人がいい感じに処理してくれたかもしれないので、加入検討している場合には管轄の商工会に聞いてみるのが一番にいいと思う。

商工会内の組織(女性部、青年部、他)

商工会には多くの場合、女性部や青年部といった組織が存在する。それぞれ加入条件はあるが、より深く・濃く加入者とのコミュニケーションを取りたいと思うのであれば、参加するといいかも。

私自身は、青年部に加入していたが時間的にも精神的にも負荷が大きかったので、半年も経たずに退部してしまった。飲み会多いし、仕事と関係のないイベント対応みたいなのが多い。

もちろん参加しないこともできるけど、それはそれでお金の無駄になるので速やかに退部。(組織によって違うと思うが、青年部は商工会の3倍の年会費が必要だった。)

他にも独自の組織があるかもしれないので、魅力に感じる組織があるかどうか、加入条件を満たせるかどうかは確認しておくとよさそう。

各種活動に参加するための自身の余裕

専業だったらもっと活かせるんだろうなと、何度も思った。私はサラリーマンをしながら副業ライターとして加入しているので、正直な所ほとんど参加する余裕がなく、年会費分はもう元を取ったからいいかなと。

加入するだけでは何もならず、加入した後に使えるものをどう使うか、どう活かすか次第だと思うので、もし積極的に動く余裕がないのであれば、あまり加入はおすすめしない。

まとめ:協力してくれる人がいいな

まだ半年強の期間しか経っていないが、ライターの役に立つこともあるなと感じたので、まとめてみた。ぜひこのnoteを読んで商工会を活かしてくれる人が増えるといいなと思う。

その暁には、商工会の加入者向けにライターとしてできる教育コンテンツの共有など、個々の負荷を下げつつ商工会でのライターの地位を高めるような協力関係が築けるといいなと思っている。

結構頑張って書いたので、もしよければリアクションがもらえるとうれしい。特に、もっとこんなことを知りたいとか、こういうのはどう思うか?みたいな相談とかをもらえればできる限り対応したい。

私も、なかなか恩を返せない先輩ライターに育ててもらったので、それを少しでも他の方に返していければいいなと思っている。

では、こんな所で終わりにしよう。

ここから先は

0字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?