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幸せについて

今日は4月3日、私の25回目の誕生日

社会人になって誕生日などただの平日に過ぎない…とはいえ、0時になる瞬間に少しドキドキするアレはいまだに変わらない

ただ学生の時みたいに0時ちょうどに連絡がくることはなくて、少し寂しさを感じつつ、明日も早いからと目を瞑ったりする

25年、大きな怪我や病気もなくここまで生きてこられたのは奇跡だと思う
誕生日が来るたび、思う

たとえば、こんなにも幸せな日はないと思う夜の帰り道。その代償で、この角を曲がったらトラックにでも轢かれるんじゃないかと、何度も想像した
そんな日は自転車のブレーキを強めに握ったりもした

自分の心があまりにも離れている時、通過する特急列車の早さに吸い込まれて体を持っていかれそうになったりもする
はっとなって我に帰って、そんな気もわかるようなわからないようなわかってはいけないような、そんな気持ちになったこともある

それでも生きていて、今、だれかと繋がっていて、蛍光灯の下であたたかい布団にいつでも入れて、誰かの書いた文章を読むことができるんだから、自分は幸せなんだと思う

でも人間って、というか私って
欲深いから、もっと幸せになりたいだなんて願ってしまう

そうなってくると幸せってなんだろう?
成功すること?
成功することってなんだろう?有名になること?功績を残すこと?
そりゃ成功して有名になって功績を残したい、
じゃあ、なにで?
なにでって、、ねぇ、まだ思い浮かんでないけど

ああ数行で行き詰まってしまった

いつかやってみたいこと、ここで文字にするには到底恥ずかしいことはあるけどそれはいつかの夢として取っておくとして、、
果たしてそれを叶えたから、幸せになるのか?今よりもっと?

もっとお金が欲しい
それはずっと、そう。だけど、やりたくないことに時間は割きたくないし、今でも割と欲しいものは買えてる

結婚したら、子供が産まれたら、、
それはもちろん幸せ、でも、もし子育てをするとなると、仕事のやりがいとか出世とか、そういう幸せと、果たして私は両立できるのだろうか
あーあ、いくつになっても選ばなきゃならないのか

難しい、今よりもっと幸せになるって難しい
仕事を次の日の自分に預けて飲みに行くのも、何もせず寝るだけで休日を消費するのも、結局どれもやめられなくて、こんなに甘々だからだめなんだよなあなんて思いながら、日々自分肯定しまくりで生きてる

いいよ、今日くらい休んじゃおうよ
っていつでも許して欲しい
サボりたいだけじゃんってノリツッコミしながら布団の中でメール返したい
でもそんな毎日は、それはそれで多分飽きてしまうからマジで天邪鬼

…とまあこんなことを考える日に読み返す本があって、谷川俊太郎大先生の「幸せについて」
ここに答え的なものがかいてあって、え、こんな簡単に答えって手に入っていいんだっけ?って思いながら紹介すると、

「幸せが自分の外にあるように思うのはアホ、外にあるのは幸せそのものではなくて、幸せの理由だけ、お金とか、友達とか、地位とか、広々とした自然とか、可愛い子犬とか、幸せを感じる理由は身近にいっぱいあるけど、幸せそのものはひとりひとりのヒトのカラダとココロに湧く感情の一種、それもいわゆる喜怒哀楽の感情の次元を超えた〈感動〉だから、自分のココロとカラダから湧いてくるのを信じるしかない」
(幸せについて/谷川俊太郎)

結局信じるしかないなんて…ずるいよ、そんなの…!

結局堂々巡りで、わかってわからなくなって、その繰り返し。毎日、毎夜、その繰り返し。

昨日より、今日のさっきより、すごい自分や幸せな自分になることを考えるけどそんなの到底無理だと気づいてしまう

幸せとは少し話が逸れてしまうけど、私は最近日記を書いている
今、3年日記(1ページが3年分に区切られているタイプ)の絶賛2年目突入中で、今日の出来事の上には去年の今日のことが書いてある

大して何も変わってないと思っていたけど、去年の今日の自分は思っていた以上にポンコツで、しょうもないことに落ち込んでたりして、元気を貰う

毎日一緒にいたから気付かなかったけど、一年ぶりに会ったらすごい背伸びたね〜!みたいな感覚

去年の自分と比較して成長を噛み締めながら、来年はこのページをみて、ああ懐かしいしくだらないなと思えてたらいいなと思って書いている

この文章も結局終わり方がわからないんだけど、久しぶりにnoteを書いたことを今日の日記に残しておこうと思う

いまだ空白の来年の今日のことは全く想像つかないけど、それが面白いと信じて、どうか生きていることを願って、きっとこの文章もタイムカプセルのように掘り起こすのでしょう!

その時は幸せについて考える暇もないくらい、幸せだといいな〜

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