見出し画像

ガソリンストーブ Peak1をオーバーホール

コールマンの1980年10月製のPeak1 400、通称「茶ピーク」をというストーブを購入して何度か使用していたのですが、ある識者の方が僕のPeak1を見て"最大の火力がちょっと弱いっぽい"というお声を頂いたので仕組みを理解するついでで分解・オーバーホールしてみました。

まずは指摘された燃料溜め材(以下: 綿)を交換してみたけど逆に点火してもすぐに赤火だけになりすぐ消える、という症状に。交換するまでは弱くても青火で安定していたので症状は悪化、何をやらかしたのかしばらく途方に暮れます。

なかなか点火しないのでジェネレーターが詰まっているのでは!?と思いバーナーで炙ってから軽く叩いてエアを吹いて掃除(このモデルのジェネレータはすでに廃盤になっていてオークションやビンテージを扱うお店などで定価の10倍くらいの値段で売っています)。
ニードルで火力を調整するジェットみたいな部品もパーツクリーナーにどぶ漬けして綺麗に。

ローストする

改善せず。
今度は空気がちゃんと送り込まれていないのでは!?と疑いチェックバルブとポンプカップを交換。チェックバルブは専用のレンチも購入。
さらに焦げ付き汚れを落とすためにバーナーリング・ゴトクをクエン酸の粉末を溶かした水を沸騰させて煮込みました。

新品で買えるチェックバルブやポンプカップ

改善せず。
で、2,3日放置後、改めてじっくり見てみたらジェネレータから燃料が出るスペースを空けて綿を入れないといけないところを逆のスペースを空けていて燃料が出る方を塞いでいたという凡ミス。

万事解決。
なんでもそうですが分解してから組み立てると何かが余る、という法則(?)の通り「楽勝だろ」とナメてかかってうっかりミスで何時間もハマる結果となったメンテナンスでした。

ガソリンなので怖い・危ないといったマイナス要素が先行する人もいるかもしれませんが、冬や山などの低温環境でも火力は安定するし、とろ火ができるし、いざという時には車やバイクから燃料取ればいいしで緊急用としても重宝すること間違いなしなのでオススメです。

動画の最後に同じPeak1を先代から所有している僕の大先輩(「ある識者」と文頭で言ってる人)が出てくるのですが、その人がPeak1についてさらに詳しい記事を書いているので検討中の人はどうぞ。

目指せ100年選手!?コールマン「PEAK1 Model400」【アウトドアおやじが100回使ったギアvol.7】

hinata

因みにコールマンのホワイトガソリンはレギュラーガソリンの10倍くらいの価格です。

この記事が参加している募集

アウトドアをたのしむ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?