Igginbottomのオリジナルとブートレグを聴き比べ
現在ではオールジャンルなブリテッシュテクニカル系カリスマギタリストとして知られるアラン・ホールズワースのレコーディングデビュー作品でもある Igginbottom「Wrench」(LP)のオリジナル盤(Label - Deram、1969、Stereo)とブートレグ盤(Label - ETHELION、2022?、Stereo)をひょんなきっかけから聴き比べてみようと思い立ったので実行してみました。
このLPのジャンルですがジャズ・ロックとかプログレとかフュージョンとかに分類されたりするよくわからない系ですが下手なジャズっぽいロックという認識で聴いています(レコード屋では大体プログレの欄に置いてありますが)。
オリジナルの価格帯はDiscogsでこんな感じ。ブートレグは8千円くらい。
僕の聴いているジャンルは主にブルース〜ジャズ、ソウル・ファンク、フォーク〜ロック、というかポップスがメインでプログレ・フュージョン系は全然知りません(なので今勉強中です)。
それとある程度頑張ってはいますが所謂ステレオマニアでもないですし、レコードもオリジナル原理主義ってわけでもない中途半端なミーハーヴィニジャン/ディガーなゲスナーリスナーとでも言った感じでしょうか。
で、聴き比べるシステムですが
プレイヤー: Technics SL-1200MK4
フォノイコ: iFi audio micro iPhono3
ACアダプター : iFi iPower Elite15V
プリアンプ: McIntosh C36
パワーアンプ: McIntosh MC7150
スピーカー: Bowers & Wilkins 705 S2
結論
断然オリジナルの方がいいというか聴いてる時の快感度が違いましたね。
このアルバム89年にCDで再発されているんですがブートレグは多分それに近いんじゃないかなという感じです。知らんけど。
マスターの劣化かエンジニアが悪いのかわかりませんが、普通にこもってるしドンシャリ感増し増しブーミーで分厚すぎる、と言った感じ。演奏が下手なのもありますけど。
と個人的には思いましたがブートレグも悪くはない、です。
ブートレグマニアの変態的な聴き方なら楽しめるんだろうし、システムがジャズがメイン系の感じならそんなに違和感はないそうです(試してもらった)し、そもそもこのアルバムが好きなら関係ないので(オリジナルはちょっと高揚感が増すくらい)。
あとはまぁまぁな爆音で聴いてのことなので、普通の家庭の常識的な音量ならブーミー感はそんなに気にならないかもしれません。結果、音質差より価格差がデカすぎるのでブートレグでも充分かな。
とは思うんですがしかしやっぱりオリジナルは欲しいな〜。
この記事の写真が不自然だと思った方がいるかもしれませんが、適当に部屋で撮影した写真のいらない所をPhotoshopで切り抜いて「生成塗りつぶし」っていうFireflyの生成AIでやってみた合成写真だからなのでした。
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