淡々と、正直に。
日に日に気温が上がっていくー
季節の移り変わりを肌で感じます。
こういった時期、なんだかソワソワしてしまいます。
「今まで来ていた服では暑い。かといって、半袖シャツにはまだ早い。うーん。何か体温調節できる羽織ものを買い足さなければ」
なんて、たわいもないことだけど、それでも考え事をしていると、少しばかり頭が疲れてしまいます。
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よく晴れた日曜日の午後、外へ散歩に。
昼ご飯のパンを買いに行くついでに、森へ出かけました。
何度も何度も来た場所だけど、なぜか飽きないんですよね。自然の中って。
商業施設は一度行ったらしばらくいいかなと思うんですが、木々はいくら見ていても飽きない。不思議なモノです。
ボーっとしながらも、最近モヤモヤしていることなどがポツリポツリと思いだされてきます。
「今、何かに焦っているな」とか、「どうして、あの人にこういった感情がわいてくるんだろう」とか。
そういったものに自分なりの答えを当てはめていく。それが正解かどうかはわからないけど、それでも一区切りつくものです。
そこでふと、私自身の負のパターンに気づきました。
「あ、自分を表現しようとすることで、バランスを崩してるんだな」と。
少し前からよく聞く言葉ですよね。「自分を表現しましょう」って。仕事の場面でも「自己アピール」をちゃんとできる人が評価されたり。
でも、今日のわたしの気づきは、「そんなことしようとするから不調和を起こすんだ」ということ。
自分らしくいることは、大切なことです。でも、その状態を誰かに伝える必要なんてないんですよね。
「わたしはこういう人間です」なんていらないんだって。
例えば、わたしはある分野に関してかなりの知識と経験をもっているのですが、仕事で目立ちたくないという思いで、その知識を出さないようにしてきました。
でも、ある時「いや、ちゃんと自分の能力を出さないと」と思い直し、方向性を変えたのです。
でも、能力を出したからって、他の人が評価してくれるとは限らないんですよね。そうなると、何だか物足りない。わたしは必要とされてないのかなって。もっと、わたしを評価してくれる場所で働きたいって。
何だか、負のループ・・・。
「自分を隠す」「自分を表現する」という真逆のことをやってみて気づいたのは、「操作しようとしないのが一番」ということ。
「好きなことは好き」
「嫌いなことは嫌い」
「できることはやる」
「できないことはやらない」
自分の中でそういった基準をもつことはいいんです。でも、それをわざわざ人にわかってもらう必要はないということ。
聞かれたら答えればいいんです。
大切なのは、私自身をよくよく理解して、淡々と正直に振る舞うこと。
肩の力を抜いて、自然体で過ごすこと。
それだけで、十分。
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