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結城をつむぎ

こんにちは
GWが過ぎてすこしずつ夏の足音を感じますね。暖かい日差しを浴びつつ、日焼け対策しなくちゃなあと思う今日この頃です。

前回の記事は古河へ刀を見に電車旅に行ってきたお話でした。穏やかで素敵な土地でしたので、よろしければご覧ください。

そして今回もまた、日帰り電車旅に行ってきたお話です。

なぜまた日帰り電車旅なのかというと、一日で完結出来て、旅費も安く済む。電車旅最高!と古河で味をしめたからです。
私にとっては新幹線や飛行機を利用するよりも弾丸旅行としてのハードルが低かったのもあります。

そして去る五月十日、茨城県結城市へ旅に出ました。前回訪れた古河市よりもさらに向こう、電車を乗り継いでようやくです。

結城市を知ったきっかけはTwitterで公式アカウントを見たことでした。現在茨城県では「茨城デスティネーションキャンペーン」をしており、その開催記念として刀剣乱舞とのコラボ展示を結城蔵美館で行うとのこと。

情報を知った時点では私は結城秀康公についても御手杵についてもあまりよく知らなかったのですが、古河からそう遠くない立地と、刀剣乱舞ファンの方が描かれた楽しげな観光レポ漫画を拝見して行くことに決めました。

そして恒例の早起きをしていざ結城へ!
結城に着くとタイムアタックの始まりです。なぜならJR水戸線はお昼どきの発着が一時間に一本なので、逃すと一時間虚無になるからです。

私が滞在したのは約四時間。
その間行ったり来たりしてタイムロスがあったので、本来ならもう少し短い時間でも観光可能なルートになるかと思います。今回はかいつまんで書いていきます。

まず結城駅に降り立って向かったのは結城蔵美館。最初からクライマックス。

手前が御手杵のレプリカ、奥に鞘の拵え、壁には結城秀康公の肖像画があります。

館内は二部屋に分かれていて、手前の部屋に御手杵のレプリカと重さ体験がありました。
御手杵は普段ガラスケース内で展示されているそうなのですが、結城秀康展では生で拝見出来ます。

御手杵疑似体験。本体と鞘の重さを足した22.5kgを再現した槍を持つことが出来ます。

御手杵の向かい側に重さ体験があり、随時体験が可能。常駐している係の方が説明してくれます。
実際に持ってみると、とても重いです。これを長時間持つのはかなり大変そうでした。

奥の部屋には結城秀康公の書簡や古地図、年表の展示と、刀剣乱舞の御手杵の書き下ろしイラストと等身大パネルがありました。
撮影用に御手杵の実写パネルがあってびっくり。

流石に実寸ではないけれど、手に持って御手杵のパネルと一緒に撮影出来ます。

驚くことにこちらの結城蔵美館は入場料が無料です。なので、今挙げたものは無料でご覧になれますので是非行ってみてください。今なら刀剣乱舞コラボのうちわも貰えます。

このあと城跡歴史公園と地元の酒屋さんを周って昼食をとりました。お邪魔したのは甘味茶蔵 真盛堂さん。蔵作りのお店で、外観から素敵なカフェです。

現在月替わりランチの代わりに提供されているお赤飯DXセット。もちもちのお赤飯が最高でした。
お赤飯DXセットに含まれる甘味二品と飲み物。私はわらび餅と、持ち帰り可能なぷりん大福にしました。

和菓子は苦手なものが多いのですが、美味しくいただけて良かったです。正午を過ぎたあたりから満席で待ち時間があったようなので、日取りが決まっていたら予約がおすすめです。

お腹を満たしてから向かったのは近くにある弘経寺です。桃山時代に建立されたという、歴史のあるお寺。
結城には多くの神社仏閣がありますが、時間と体力的にどこかひとつに絞ることに。その中で写真を見てここに行きたい!と思って決めました。

立派な門構え。広がる屋根や軒下の彫刻がとてもかっこいい造りで見とれてしまいました。
鐘楼と涅槃像。こちらの屋根もまた立派で素敵でした。

明るいけれど静かで厳かな雰囲気のお寺でした。たくさんの方が眠ってらっしゃるので静かにお参りさせて頂きました。
期間中はコラボ御朱印もやっていらっしゃるようなので、集める方はぜひ。

観光として最後に向かったのは武勇というお酒を製造販売している、酒造会社「武勇」。これぞ正しく酒屋さん、という歴史を感じるお店です。様々な種類の武勇がありましたが、普段の好みを鑑みて辛口純米を購入しました。郵送ではなく抱えて帰りたかったので四合です。

駅前で撮影した写真。飲むのが楽しみです。

ここで私はお店の奥様からシールラリーの台紙をいただき、その存在を知りました。
結城商工会が行っていて、参加店舗で500円購入毎にシールを一枚貰えます。トータルで六枚集めて景品交換店舗に持っていくとクリアファイルを受け取ることが出来るという企画。

やるか、あと少しだけど。(残り一時間)

ということで台紙にある参加店舗を確認するとランチの真盛堂さんも参加されていたので、ダメ元でレシート片手に戻るとお忙しい中サッとシールをくださりました。
本当にすみません、ありがとうございました…!

真盛堂さんで三枚、武勇で三枚で私のシールラリーは完成し、さあ駅の近くでクリアファイルをいただこうと当たりをつけていたお店に向かいます。
しかしまさかの閉店。慌てて武勇に引き返すことに。(残り四十分)
武勇はクリアファイルを配っている店舗でしたし、奥様も戻ってきても良いよ〜と言ってくださって居たので汗だくになりながら早歩きで戻りました。

なぜかシールが豊臣家の家紋五枚になってしまった私の台紙。

無事にクリアファイルをゲットし、商工会議所のアンケートを記入して再び結城駅へ。

絶対に逃すまいと思っていた電車に乗ることができ、こうして私の結城旅は終了しました。

結城は空が広く、静かで穏やかな場所でした。
この場所で結城秀康公が何を思ったのかは私には分かりませんが、今も地域に名が残り慕われていることは確かです。
結城蔵美館にあった年表や解説を拝見して、きっと素敵なお人柄だったのだろうなと。

結城秀康展と刀剣乱舞のコラボは五月二十八日まで開催されています。

少し遠出をしたいとき、都会の喧騒から離れたいときにぜひ。私もまた行きたい場所です。

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