ミナペルホネン/皆川明 つづく を見た話
東京都現代美術館で開催中の、ミナペルホネンの今までとこれからを見られるこの展示、開催前からとても楽しみにしていた。
(クッションカバー好き、入り口から大興奮)
圧巻の服の森…!🌳🌿🌲
「100年続くブランドを」
最初に目にしたときに凄く壮大に思えたこの言葉が、見終わったあとは案外現実的な気がしてきた。
工場の機械で作られている服だって、人の手でひとつひとつ作られているもの。
大量生産ではなくて永く作り続けることによって、作り手の工場の役にも立っているということを知った。
大切に作られた生地は少しでも無駄にしない✂️
擦り切れて違う色が見えてくるとか、下に柄が隠れている服とか。
永く着ることを前提に考えて作られている服。
個人所蔵の服のエピソードを添えて展示されているブースでは、服が着られている情景が見えてくるようで、なんだか泣きそうになってしまった…
その服が生きているみたいに見えた。
語れる服っていいな。
自分の持っている服はどうだろう?
クローゼットを開けて眺めてみる。
確かに思い出のある服もあるけど、全部が全部そういうわけじゃない。残念だけど。
私自身ファストファッション全盛期を通ってきた身だから、すごく考えさせられた。
じっくり考えられずに買われた服は、手放すときもじっくり考えられない。
…なんか、山本耀司さんも言ってたような。
「ファストファッションで一日に何回も買いものするなんて疑問に思え、一着の服を選ぶことはひとつの生活を選ぶことだ」的な。
…😨
私たちは人にも服にも優しくできているか?
そう考えると、タイトルの つづく も深い意味を持つよなぁ。
色々と考えさせて貰える展示だった。
(このナマケモノ?めっちゃかわいい…けど値段はかわいくない)
ボリューム満点でとても見応えがあった。
現代美術館は改装してからも何度か行っているけど、近くに大きな公園もあって雰囲気がとても好き。今日は特に天気も良くて色付いた木々の葉っぱが素敵だった。
会期中に行けたらまた行きたい😌
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