甲府から鹿島、そして世界へ駆け上がれ!須貝英大
はじめに
本音を言ったら、色んな想いが溢れてくる。
寂しいよ、辛いよ… そんな気持ちだ。
それは彼が次の場所へ走る足を止めたくなるくらいに。
けれど、それよりも次へと走り出した彼を応援したくなった、温かい気持ちで見守りたくなった。そんな気持ちが上回った。そう思わせてくれたのは、彼がこの3年弱で魅せてくれた勇姿が、どこへ行っても輝ける存在だと感じたからだ。
そんな彼の名は"須貝英大"。ヴァンフォーレ甲府、また山梨のスター選手だ。
求めた新天地
須貝英大が明治大学からヴァンフォーレ甲府にやって来ると聴いた時、本当に嬉しかった。
強豪明治のキャプテンまで務め、大学サッカー界でトップクラスのサイドバックがJ2の世界にやって来たからだ。いくら山梨県中央市の出身とはいえ、すぐにJ1で輝ける選手だと思っていたから、J2には来ないと思っていた。だけど、ヴァンフォーレ甲府に来てくれた。様々な媒体において、「若手は試合に出ることが大事だ」という主旨のお話をされているスカウトの森さんの存在も大きいだろうが、山梨を盛り上げる存在が来てくれたこと、本当に嬉しかった。
プレー面も、最高だ。この3年弱で数多くの試合に出続け、攻守共に活躍してくれた。鉄人の如くいつまでも持続するスタミナ、運動量活かした攻撃参加、類まれな1vs1の対人守備能力、両SBのみならず3バックのCBもこなせるポリバレントさ、等々… 彼の良さを挙げ出したらきりがない。
そして2023年シーズンはキャプテンまで任される程のリーダーシップ、人柄、人望。須貝英大という人間はどこまで出来ているのだろうかと思うほどのナイスガイだ。
そんな彼が新天地を求める事になった。鹿島アントラーズだ。
鹿島に求めたいこと
昨年、今年と続けて天皇杯にて甲府は鹿島と闘い、結果勝利することとはなったが、鹿島の方が勝利への伝統を有するチームと言える。タイトル獲得回数だけではない、環境面等含めて色んな意味で鹿島の格には及ばない。甲府にとってはまだまだ尊敬するところが沢山あるチームだ。
しかし、鹿島は近年その面影からは少し物足りない結果だ。内容に関してもフットボール観を広げて、従来の鹿島からアップデートしようと取り組む印象はあるが、少々選手の能力任せな感じも見受けられる。
私は今いる鹿島の選手たちにも、そして須貝英大のためにも、鹿島にはより強くなってもらいたい。移籍したからには、強いチームで活躍してその後の日本代表や海外挑戦など須貝選手自身の未来にも繋げてもらいたい。それを願うばかり。
須貝英大に関しては、特徴は違えど鹿島から海外挑戦した常本選手に負けず劣らず、むしろ上回っている所もあり、日本国内で高いレベルのサイドバックだと考えている。そんな彼を大いに活かして欲しい。そして、日本代表にまで上り詰める位に活躍する姿を見たい。新たに背番号16が輝く姿を沢山観れるのを期待している。
あとは鹿島さん頼んだよ。宜しくお願いします。
須貝英大の今後の選手人生を応援している
私は今季、背番号2(須貝英大)のユニフォームを購入した。
このユニフォームをこれからのリーグ戦やACLなどで着た中で、彼を応援出来ないのは寂しいが、それほど彼を応援しているのも事実である。またいつか日本代表に選ばれた時にでも、着て観戦出来たら嬉しいな。
今までいた山梨県出身のサイドバックの中で、須貝英大がNo.1だと私は思う。
そんな彼はどんなチームでも輝けるだけの実力はあるし、より強いチームへと導く選手だと思う。
いつかは日本代表も海外挑戦も夢ではなく、現実的な目標として考えられる選手だ。
その為にも、鹿島アントラーズにおいて大いに活躍して、そして今後の選手人生を須貝英大の代名詞でもある攻撃参加の如く、熱く高く駆け上がって欲しい。
そして今度は対戦相手だ。俺たちもJ1戻るから、また会おう。
(いつかは甲府に戻ってきてね、選手や指導者としても。それまでにヴァンフォーレ甲府を皆の力でもっと強く、大きなクラブにしておくから。)
バモス須貝英大!甲府から鹿島、そして世界へ駆け上がれ!
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