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最近気になっているもの

12月になりましたね。

あれもこれも、やりたいことが盛りだくさんな割には、

日常生活を淡々とこなしているうちに日が過ぎていきます。

そんな私が、最近気になっているものについて、お話します。


実は「色」が気になります。何かというと「むらさき色」。これが、異様に気になるんです。

。。。。。

着付け教室通っているんですが、11月の授業に、呉服屋さんが宣伝に来ていて、

むらさき色の反物を羽織らせてもらったとき、

鏡に映る自分の姿に、ふだんと違うものがかい間みえました。

 

反物は高価で手が出せませんでしたが、

「むらさき色」、これだけが頭に残ることとなりました。


家に帰って自分のクローゼットを見直すと、むらさき色の服はありません。

。。。

女の人ってたいてい、「自分に似合う色」を知っているものだと思います。

私は、子供のころからずっと「黄色」だと思っていました。

パステルイエローではなく、ちょっと赤っぽくて濃い「山吹色」のような。

 

ですが、大人になると派手すぎるように思えてきて

だんだん着られなくなってきて、

黒や紺などでずっと過ごしてきました。

それはそれで、よかったと思うのですが、

はっきり言って没個性。

 

もう少し自分らしさが欲しいなあ、と思っていました。

今でも山吹色も似合わないこともありません。

ですが今の自分にはちょっと違う、という感じがするし、

着物にはあまりにも派手すぎます。

 

もっと色を楽しみたい、そう思っていたときに、

むらさき色が浮上してきました。

むらさきと言っても色々ありますが、

気になるのは、ちょっとくすんだこんな色です。

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灰色と赤と青がほどよく混じった感じで、

「古代紫」という、いい感じの色名もついています。

11月の後半に寒くなってきて、真冬に着るジャンパーを買ったのですが、敢えてむらさき色を選びました。

同じころ、古着やさんで買った着物用のコートもむらさき色で、よく見ると、古代紫そのもの。

お正月の完成を目指して編み物を始めたのですが、紫色の毛糸を迷わず選びました。

 今のところ自分の着物を作る予定がないのですが、

もしその時が来たら、むらさきいろを選ぶと思います。

 

冬に咲かせるお花の苗が欲しくて堰堤センターに行き、

うす紫色のストックと、「古代紫式部」という品種名のついたスミレを買いました。

早々に、ストックのお花が開いてくれました。

これから冬中、ベランダを彩ってくれます。

 

調べてみると、

突然、むらさき色が気になり始めた!っていう人、

けっこういるようですね。

 

色彩心理では、むらさき色のキーワードは、

高貴・ミステリアス・癒し・再生・優しさ・成熟・繊細・芸術的センス、

疲労感・葛藤・ストレス・憂鬱・不安・孤独。

以前、歌手の美空ひばりさんが、入院先で余命数か月になったとき、

病室のカーテンや布団カバーや小物などをすべてむらさき色に変えたという話を聞いたとき、

病気で弱って癒しが欲しくなったせいだと思っていました。

ですが、「成熟、高貴、芸術的センス」もあるわけです。

今回の人生を卒業して、新しい自分になるにあたって求めた色、

それが「むらさき」なのかもしれないとも、思えてきました。

 

さて、今の自分はどれが該当するのか?

それは、自分で決めればよいことですね。


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