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「子どもは?」という質問

結婚していて数年経っているとわかると、必ず受けるこの質問。

残念ながら結婚7年目でまだ子宝に恵まれていない私からすると、ぐさっとくるというか、きたか!!と思うあるあるの質問

世の中には同じような人がたくさんいて、独身だったら「彼氏は?」、恋人がいる人なら「結婚は?」、結婚してたら「子供は?」、結婚して1人子供がいたら「2人目は?」となっていって本当に煩わしいですよね。

でも、ふと考えてみると、それらの質問って自分も考えずにしてきた過去があるなと思うんです。

悩み多き世代突入前のわたし

自分がライフステージの悩みをもつ年代に入ったからこそ、そういう質問はしてほしくない、とか、人にもしないようにしようとか認識できているけれど、もっと若かったときはどうだったか。

大学生の時、年上の方と何かで一緒になったとき、初めましてで「彼氏は?」とはならないけど(逆にきかれた)、旦那さんの存在を話題の中でちらつかされれば、「お子さんはいらっしゃるんですか」と何も考えずに口にしていたはず。

実際、相手を知るために、相手がどういうプライベートの状況なのかの情報を集めることはコミュニケーション方法として沁みついてしまっているような気もします。

悪気はなく、たとえばお子さんがいてお迎えにいかないといけないような場合があるなら、その点をケアしてあげたいと思うし、身近に子供がいる人がいたら、その人に譲ってあげたいものがあったりもする。

それが結果的には相手にはよく思われない質問だったとしても、軽く口にしてしまっていました。

プライベートの質問はしない?

事実、悩んでる本人としては、プライベートについての質問はいやだとは思います。ですが、例えば職場で、プライベートの話題を一切抜きにして関係構築をするのは無理な気もします。難しいですよね。

雑談をして、仲を深めたりするときに仕事だけの話題ではなんのおもしろみもないし、よっぽど学生時代の経験とか趣味とかでもりあがらない限り何をきいていいか、話せばいいのかわからなくなってしまう気がします。

プライベートの話題いっさい抜きで切り抜けられる方は少なからずいらっしゃると思うので、もうそれはただただ尊敬します(笑)

海外でも「子供は?」は日常茶飯事

なんとなく、世間では海外では年齢をきくのは失礼にあたるし、プライベートな質問はしない、みたいな理解がされている気がします。

では、結婚や子供に関してもそうかというと、少なくともオーストラリアでは二言目には聞かれています(笑) それはいいんかいって感じですよね。

悪気ないとは思うけど、すぐ「子供は?」って聞かれるし、いないと答えると「DINKSってことね!」みたいに言われることもあるし、「そろそろ考える頃?(ニヤリ)」みたいなことも有ります。

私が、不妊治療もしつつ子宝に恵まれているのを待っていることを知らない方からしたら、当然相手のプライベートをきいてどんな状況なのか知りたいということだけだと理解できます。

まぁただ、された側としては、「来たかこの質問」と毎回なります。そう、海外であっても(笑)

答えるときの自分の葛藤

こういった質問には慣れているので、わたしはいつも決まって笑いながら「まだなんだよぇ」とか、「もうすぐかなぁ」って感じに答えます。

でも、そう答えてる自分をふと客観的にみてなんでヘラヘラしてるんだよと思ったりすることもあります。そんなに思い悩んではいないと思うのですが、きっと快くも思ってない証拠かもしれません。

かといって、そんな質問しないで!なんて相手にいうほどの怒りもなければ、相手を責めたい気持ちもないのです。

ただ、会話の中で聞かれるのがほぼ100%なので、自分の自己紹介ではじめからまだ子供はいない(夫婦2人でいます)ということで先手を打つのが一番いいということがわかりました。

まぁ、これはこれでなんで自分で無理やり予防線はってるの、とふと思うこともあるんですけどね。

相手に子供がいるか気になったとき

簡単に相手にお子さんは?ときいてしまっていた過去、いま自分に子供がいなくてちょっともやっとする経験を経て、わたしは相手が自分からいうまで聞かないことにしています。

私自身が、自分から言い出してるスタイルをとっているからといって他の人がそうだというわけではありませんが、同じような対処法に落ち着いたひともいるんじゃないかなと思っています。

みんな何かしらに悩んでいる

今回は「子供は?」問題ですが、ネット上でもよく悩みの投稿を目にします。でも意外とそういう方たちも、自分がその悩みをもつ前までは無意識に他の人には聞いてしまっていた過去があると思うんです。

女性にフォーカスしがちですが、男性だって思い悩む方もいらっしゃるだろうし、なんかみんな悩んでるからこそ相手への質問ってほんと慎重にならないといけないんだぁと近頃は思います。

難しいよなぁ、人生(笑)





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