ゆかりある日記 その5

かろうじて
帰宅してよゐこのYouTubeの生放送を見ていたら寝てしまっていた。ゆかりさんの帰るコールで起きる。かろうじてご飯炊いていたので、セーフ。すぐにお風呂に入ってゆかりさんを駅前まで迎えに行く。歩きながら、特に急いでお風呂に入った理由はなんだろう、と思った。
もう丸2年ゆかりさんを迎えに行っている。500回は近所を風呂上がりの寝間着姿で歩いているのか。噂になっていたらどうしよう。僕の寝間着は痩せてた時のTシャツなのでピチピチなのだ。かろうじて乳首は浮いていない。ただ近所の犬からは無視をされている。

ブースカ
寝る前に歯を磨いて部屋中をウロウロしつつ、明日の準備も一緒にする。片手で磨き、片手で用意をする。右脳も左脳も使う。歯を磨くのがどっちで、用意がどっちの脳かはわからない。用意が終わるとその場で止まって歯を磨く。磨いていると、ゆかりさんが目の前にやってきて両手を小さな前にならえの状態で立ち止まった。何をやっているのだろうと歯を磨きながらゆかりさんを見る。動かないので、ハイタッチをしたいのかなと、タッチの南ちゃんのように勢いよくゆかりさんの手にパチンとタッチをすると、驚いた表情に変わる。
「ブースカの真似してただけなのに」
テレビの前に置いてあるブースカのフィギュアの真似らしい。ゆかりさんの言葉を無視して口をゆすぎに行く。

冷凍?
お風呂に入ろうとしていたゆかりさんが、ひゃー!と声をあげていた。特に深刻そうなひゃー!ではないので日記を書いていると、ゆかりさんが顔だけ覗かせて、僕が食べて少し残ったコグミの袋を見せてきた。歯を磨いて用意をしていた時に、ほんの少し残っていたコグミの袋を見つけて、ゆかりさんの鞄にいれたものだ。
「食べていいの!!」と喜んでいたので頷くとほぼ服を脱ぎかけたまま冷凍庫にコグミを入れていたのが見えた。
理由はわからない。

#日記

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