実は週一で書きたい

二月はなぜ三十一日までないのだろうと二月のたびに思っている。もちろん冬の寒さは例年並みと言われていても今年が一番寒いと思うし、夏も今年が一番暑いはずと思っている。すぐに忘れてしまう。
忘れてしまうから、覚えておきたいと思うのに寝て起きておはようございます、って言った瞬間に見た夢を忘れてしまうのだから、覚えていられない。
今月は映画を三本観た。
去年は0本、一昨年は0本、一昨作年は覚えていない。だからすごい勢い。観た映画どれもすごい好きだった。
最近は文化に触れることをためらってしまう。それは僕がそういう娯楽を楽しんでいる間、ゆかりさんはゆきさんを見てくれているわけだし、このご時世にそんなたくさん出歩きたくもない。だから、家でニュースやゆきさんとテレビを見て、ゆきさんの行動を楽しみ、あとはサクラダファミリアだった積読を崩している。
でも、やはり、体験というか、自分の意思で出かけて集中して見て、帰ってくるという、仕事でいつも通るような道が映画を見て変わる瞬間を味わなければ、自分という存在がどんどん過去になってしまう気がして行った。
本のページをめくるように、自分の感覚全てを使って体験をしなければと思った。
だから今テレビの中で起きていることは自分の声に出している。どう思ったのか、感じたのか。もちろんたくさんの目が触れるところでは言えない。
ニュースで今日、子どもに外からの大きな音がなんなのかを教えたくないと言っていた。
誰かがいなくなるということは、その誰かを知っている人がなにかを思わせてしまうということで、そんなの物語の中だけでよい。現実は、暑いーとな寒いーとか辛いーとかしょっぱいーとかそんな感じたことだけでいいのに。
だから僕は今日もゆきさんとゆかりさんといつもと同じようにいつもを過ごす。後ろ姿の写真も撮る。
保育園に入るから洋服にゆきさんの名前を書く。何枚か自分の名前を書いてしまった。保育園に入園したいのかもしれない。
ゆかりさんの服にも書こうとして怒られた。個人情報だ!って。

平和が一番だよ。

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