入院4日目 術後1日目

昨日の夜から看護師さんが点滴交換に来られる度、トイレに行く。
2022年11月10日(木曜日)
朝医師の訪問、「お傷見ますね。」と胸帯を外して確認。「きれいですね。」と言われ、覗き込むと、傷口を縫った上からテープで固定し、タオルを当てた上から胸帯をしている。ガーゼは無く、ドレーンが1本。元々ボリュームがある訳では無いが、覚悟していたように真っ平になり、一筋の傷跡。もう少し小さな傷跡かと思っていたが、結構大きい。ブラックジャックみたいで、ちょっとショック。だが乳がんと闘った勲章だと思う事にする。
昨日は絶食だったので、久しぶりの朝ごはん。食べる事しか楽しみが無いのだが、味については…3食待っていれば運んで来てもらえる生活もあと数日。
7時半過ぎに自宅に電話すると、いつも遅刻ギリギリな息子はもう登校したという(びっくり、テストなので)、娘も早目に登校するそう。
娘が毎晩翌日のそれぞれの行動を書いてておいてくれているので、買い物や献立、誰が塾の日なのかなど複雑なスケジュールを夫も把握できているようだ。退院しても直ぐに色んな事はできないだろうから、それぞれ自立して助け合ってくれればと思う。
マンモグラフィ撮影時は左右対称にならなきゃと思って、ある程度は左手も使うが、殆どの事を利き手である右手でやっている私。1番困ったのが、漢方薬を飲む事と、目薬をさす事だ。目薬は一度看護師さんに頼んだが、やっぱり自分でやる事にする。電動歯ブラシと、長めのスカルプブラシは本当に助かっている。あと、点滴中は上着を羽織れないので、昔殆ど使わなかった授乳ケープを肩に掛けて前ボタンを留めていた。これはおススメ。
昼ご飯前に点滴も抜け、ようやく自由の身になって、少しずつ行動範囲を広げていく。昼食からは使った食器を配膳車に戻しに行ったり、給水所まで行ったり。
一日うつらうつらして過ごしてしまい、夜なかなか寝付けない。痛み止めも飲んでみたが効かない。右脇腹から腋にかけて強張った感じで痛く、胸帯は苦しく、寝返りも打てず、悶々と浅い眠りの夜を過ごした。

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