入院2日目②

昼食後センチネルリンパ節の注射に13時に呼ばれる。予約票は14時になっていたので、かなり油断していた。シャワー後の洗濯した物を畳み、トイレを済ませ地下1階へ。
リストバンドをしていても名前、生年月日の確認。それも看護師さん、放射線科医と。手術する胸も確認され、ベッドに横になる。胸をはだけ、穴の空いた敷布を右胸に掛け、消毒して注射。針を刺す痛みと、液体が入る痛み、これを3回。針生検の麻酔のような、チクッとした痛み。もっと痛いと思っていた。側にいた看護師さんが足を触ってくれていたのが、体温を感じて有り難い。ガーゼが取れそうになっても取らずに、テープを補強してもらうよう言われる。そう言えば、このガーゼも放射線廃棄物か、と気付く。放射線科医は仕方ないが、看護師さんも1M位は離れていたし、鉛が入っていそうなアコーディオンカーテンでこの空間は仕切られていたなぁ、と思う(放射線防護の3原則は、距離を取ること、接する時間を短く、適切な遮蔽)。1時間後に撮像との事。
注射が終わると病室に戻るのは、被曝の観点から矛盾はないのだろうか、とも思うが待合室で1時間過ごすのも辛い。注射から10分経過したら、注射の痛みはかなり無くなる。
時間になり、再度地下1階へ。検査に30分程かかります、と言われトイレを済ませ検査室へ。この前の骨シンチの感じの良かった担当者。ベッドに仰向けで、両手は挙上して組み、ブザーを渡される。コリメーターが近づいてきて、検査開始。時々装置の向きを変えながらの検査、最後に息止めの撮影。「この前の骨シンチも担当してもらいましたよね。」と話すと、覚えていない感じ。「放射線部のローテーションはどの位なんですか?」と尋ねると、「長い人では5、6年だったりしますね。」というので、「実は今MRI担当のN君と同期で、あなたの先輩に当たるんですよね。」と言うとかなりびっくりして、恐縮した様子で、「失礼は無かったですか?」「全然無いです。大丈夫ですよ。」とまるで親子のような会話。
微熱があって早退した娘に16時頃電話。用心して早く帰ったようで安心する。
今日誕生日の息子に17時頃再度電話。夕食はレトルトのハンバーグで、娘が炊飯器をセットしてくれていたらしい。見事な連携プレー。退院後もしばらく続けて欲しい。
手術前日なので夜睡眠薬を処方してもらえるようお願いする。

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