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[現代詩]意識散開

早期発見の孤独、裕福な見解、金縛りの境界線

待ち合わせの直径

海岸線に伸びる東向きの天窓


ここにかつてあって、今はない


相対性と君との合間で砂になった展望

回覧して、口腔の中で抜ける閉塞

殺すように、ただ闇となって光を差した盲目が

か細く鳴いて一つ、震える唇に貸しを作った


僕はただただ不快で、嘔吐する為に口を指に入れる


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