HEXAプリンタ製作記録:04 プロトタイプの設計について

 次は、プロトタイプの設計についてです。プロトタイプも動画にあげるまでにそこそこ改造してました(しないとまともに動かなかった)。改造点とかはまた後日に回しますが、全体的な設計に関して書きます。

設計方針

  • デルタ型のタワーをそれぞれ二つずつにした配置とする。

  • (本当はつけたかったけど)まずは余計な機構(テンショナー、レベリング機構等)はつけない。

  • 重心を少しでも下にするため、モーターは全て下にする。(エンドストップもモーターも全て上にすれば配線とかコンパクトだけどもあえてしない)

  • プローブはDeltaSmartEffectorを採用して、ノズルとのオフセットなく測れるようにする。

  • フィラメントの供給方法は余計な物をヘッドにのせたくないので、ボーデンとする。

  • 多くのDELTA型で採用されているマグボールを採用する。

  • 使うネジを統一したい。

パラメーターの検討

 設計に際し色んなパターンのパラメーターで可動範囲とかを簡単に計算してました(このときは、まだ本当に簡単な確認でした)。パラメーターは主に次の物があります。

  • ヘッドの高さ

  • ヘッドのジョイント位置(半径と角度)

  • タワーの位置(半径と角度)

  • ロッドの長さ

 これらの条件をつめるためにかなり大きいEXCELシートを作って(運動学も全て埋め込んで)リアルタイムにパラメーターの検討してました。

設計の結果

 その結果、こんな感じになりました。


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