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タモリカップの思い出

タモリは数年前までボートレースを主催していた。
「日本一楽しいヨットレース」というキャッチコピーで、日本各地で開催。
当時の私はマリンスポーツに手を出しており、ボートやマリンバイクの購入を夢見ていた時期だった。ボートレースの情報がひっかかったのはそんな背景があったからだ。
しかし、興味を引いたのは、前夜祭のバーベキュー大会。

バーベキュー大会はチケット制で、一般人も参加可能。
台風でレースが中止になってもバーベキュー大会だけは開催されていて、「実はバーベキュー大会なのでは」「今年は本当に開催できるのか?」なんて言われていたらしい。
参加費は普通のディナー並で、ドリンクもフードもフリー。もちろんお酒も飲み放題。これ、すべてスポンサーによる提供とのこと。
すごいお祭りではありませんか。

タモリに会えて豪華なゴハンも食べられる!

ということで、さっそく参加決定。
まだ寒い時期に予約を入れ(それでも締め切りギリギリだった)、夏を待った。
私が参加した年は色々と縮小されていて、前年まではあった特典が減っていたのがちょっとだけ残念だった。

バーベキューに使うコールマンのコンロは前年まで参加者にプレゼントされていたのですが、これはナシに。
バーベキューにぐるぐる巻いた大きなソーセージが出ていて名物となっていたのですが、これもナシに。

この、バーベキュー用お肉は米久から大皿で提供されてけっこう豪華。
お代わり可能だったと思います。

私はヤマネコと参加。1ブースが5人だった(かな?)ので、同じカップル参加の方と、女子会グループから外れてしまった1人がセットにされていました。わけのわかんないヤンキーと相席じゃなくて本当によかったです。

お酒は豊富に提供されていたのですが、船で乗り付けた方々が自分たちの船に大量に運び込むという恥ずかしいコトをしていたらしく、放送で注意されていました。
この地での翌年の開催はなかったのですが、こういうマナーの悪さが原因かもしれません。

だいぶお酒が品薄になったあたりで、
「みんなに提供されているお酒を自分の船に持って行っちゃうなんてひどい!私はぜんぜん飲んでないのに!」
とプンプンしながらドリンク提供コーナーへ向かった私。
「もうなくなっちゃったんですか?」と聞いたところ、最後の1つだった1リットルパックの白ワインをゲット。
ブースの方々からよくやったとねぎらいの言葉をいただきました。
もう他のテーブルにほとんどお酒はなかったので、周囲の人がうらやましそうでした。

日が暮れてライブ演奏が始まるとタモリさん登場。
遠めから楽しそうなお姿を拝見し、私も満足。
よい経験をさせてくれてありがとう。

ライブ開始時間から来る人たちもいました。
食べ物はどうでもよかったみたいです。
人数分のお肉もセットされていたのですが、テーブルに座ったのは一瞬で、すぐステージの方に行ってしまってそのまま戻って来ず、手も付けないで帰ってしまいました。
彼らに限らず皆さん欲がないというか無責任というか、、、お肉をいっぱい残して帰っちゃうんです。
お肉の他にもカレーやピザ、牛丼などが食べ放題なので、あれこれいただいてるとお腹いっぱいになっちゃうんですよね。。。
もったいなくて泣けました。
私たちのテーブルのお肉もけっこう残っちゃったので、同じテーブルの人に「もったいないから持って帰りたいのですが」と告げ、他に希望者がいなかったので全部テイクアウトしました。これ、もしかしたらNGだったかもしれません。ナマモノなので。
スタッフに何も言われなかったし、あたっても自己責任だと思って持ち帰りました。
後からスタッフのブログを読んでたら、提供していただいたお肉があまりに残ってしまって泣いている人もいたとか。
私の周囲だけでも手つかずのお肉の大皿が2つぐらいありましたもんね。

同じテーブルのご夫妻とちょっとだけお話。
奥さまがタモリのファンで、ギリギリで申し込んだとのこと。うちと同じパターンです。
来年も来ますよね、また会いましょう、と挨拶して別れました。

しかし翌年から地元でのタモリカップは休止( ;∀;)。
タモリカップ自体も幕を閉じました。
あの時、チャンスを逃さず足を運んでよかったです。

もうあんなイベントはないでしょうね。
私たちが参加しても疎外感を覚えずに過ごせて、しかもオシャレな空間なんて貴重です。
わりと年齢層が高く、タモリが好きという共通項があったからでしょうね。
よいシーズンでした。
思い出すと遠い昔のように感じます。




つらい毎日の記録