「海辺の家」という果てしないパワー

この言葉で動画検索すると、映画の1シーンのような映像がたくさん出て来る。
短期的に何かをするのではなく、日常生活の場である自宅を商品にするというコンセプトだ。

動画のために家を用意するほどの覚悟がある人たちなのだから、映像のクオリティも高い。
逆に「スゴい家だから見せている」とも言える。
家を美しく整え、周囲の景色にも配慮して物件を決めたことがよくわかる。
汚いものは一切見えない。
ゴミ屋敷を形成するようなアホな近隣住民もいない。
日本にはこんな絶景の物件があるんだなあとため息をつかずにいられない。

でもまあ、ここまでは普通の人でもチャレンジ可能な領域だと思う。
物件選びやインテリアはお金でなんとかなるからね。

しかしここに「美女が住んでいる」という付加価値が付くともう凡人の手に負えなくなる。
実際に美女である必要はないのかもしれない。
顔は出さずキレイめに外見を整えるだけでも。
見る側に、
「さぞ美人なんだろうな」
という期待を持たせるレベルであれば問題ない。
私は女だけど美女が好きなので(美男も好き)その気持ちはよくわかる。
人は美しいものを見たいのだ。本能である。

海辺の家、素敵なインテリア、美人

この3つが揃うと何をやっても再生回数は上がる。
上がってしまうんである。

・モーニングルーティン
・今日買ったもの
・ある日の3食
・近所の散策、ペットの散歩
・お掃除

上記コンテンツをローテーションで3巡ぐらいしてもOKだ。
四季に合わせて4巡も可能。
ここにクリスマス、正月、桜、GW、花火大会など、季節ごとのイベントに合わせて適当に何か紹介する動画も受ける。
ミニマル、ミニマムが流行なので「夏服を30着に減らしました」とかもアリだ。一度やっておけば「25着に減らしました」もイケる。
たまにDIYと銘打ってどうでもいいような壁をしっくいで塗るとバカ受けする。

ではNGなしかというと、私にはいくつかタブーがある。

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つらい毎日の記録