【解説】サイボウズ海外事業、大勝負の知られざる実態
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国内クラウド企業の雄、サイボウズが国内上場SaaS企業の中で最も海外挑戦に意欲的であることをご存じだろうか。
成長の柱である「kintone」を中心に米国、中国、東南アジア市場へ展開。「日本発のグローバルクラウドベンダー化」を狙っている。
海外事業における5年間の累積赤字額はおよそ68億円*。
上場SaaS企業を1社を生み出せる規模の先行投資を行っているが、青野氏が「ほふく前進のような成長」と語る通り、現時点の海外売上高は7億円弱*と挑戦は道半ばだ。
グループウェアの開発、クラウドビジネスへの転換、パートナーエコシステムの構築など、先進的な取り組みによりARR220億円を突破したサイボウズ。海外挑戦は次なる成長のエンジンとなるのか。
代表取締役社長青野氏への取材を交えながらサイボウズの戦略に迫っていく。
* 累積赤字額及び海外売上高はPrimary推計値(算出は後述)
* 本記事は「Next SaaS Media Primary」とBusiness Insiderの共同企画です。前編はこちら。
* 本記事は、サイボウズ及びその他のSaaS株式への投資を推奨するものではありません。
常に「時代を先取りしすぎてきた経営」が事業成長を呼ぶ
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